【視聴率】『鉄腕DASH』9.3%、日テレ『笑点』11.2%……日テレ人気バラエティは“ヤラセ番組ばかり”なのか?

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サイゾーオンラインより】
 『ザ!鉄腕!DASH!!』からTOKIO・国分太一が降板すると発表したことで注目されている日本テレビ。元TOKIO・長瀬智也が自身のSNSで「ヤラセ」について投稿したこともあり、ネット上では同局の“ヤラセ体質”を疑う声も散見される。
 国分降板後初となる6月22日の放送では、TOKIO・城島茂とSixTONES・森本慎太郎が出演。福島県大玉村「DASH村」で25年目となる“米作り”企画が放送された。エンタメ誌の編集者が語る。
「日テレの看板番組のひとつである『ザ!鉄腕!DASH!!』は、最近も平均個人視聴率6%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を連発。最新回では国分の不祥事の影響で14社あったスポンサーは6社に減り、ACジャパンのCMが何度も流れましたが、番組がすぐに終了するとは思えません。
 一方、国分降板発表直後、長瀬がインスタグラムのストーリーズに『ヤラセだらけの世界に疲れたらレースをおすすめします』などと投稿したこともあり、ネット上では『日テレの人気番組はヤラセばかり』と決めつけるような書き込みも見られます」
『イッテQ!』お祭り企画の演出を謝罪
 実際、『鉄腕DASH』は過去にたびたびヤラセ疑惑が浮上しており、同局の人気長寿番組『笑点』も「大喜利の回答は作家が考えている」といった真偽不明なうわさが長らくささやかれてきた。
 『世界の果てまでイッテQ!』のお祭り企画に至っては、コーディネート会社が実質的な主催者となって開催したイベントを「祭り」と称して放送したことを日テレ側が認め、謝罪する騒ぎも起きている。
 なお、ビデオリサーチが公式サイトで公開している娯楽番組の平均個人視聴率の週間ランキング(6月9日~6月15日、関東地区)を見ると、トップ10の12番組(同率を含む)のうち、日テレの番組が実に8番組もランクイン。
 1位の『イッテQ!』(個人7.0%、世帯9.5%)、4位の『笑点』(個人6.2%、世帯11.2%)、6位の『ザ!鉄腕!DASH!!』(個人6.1%、9.3%)のほか、『有吉ゼミ』『世界まる見え!テレビ特捜部』『ヒューマングルメンタリーオモウマい店』『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』が上位につけている。
 確かにこのラインナップを見ると、多くの番組でヤラセ疑惑が浮上したことがあり、前述のように「日テレの人気番組はヤラセばかり」といった声が上がってしまうのも仕方がないのかもしれない。
「ヤラセは格段に減っている」が……
 最近のヤラセ事情について、元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏が印象を語る。
「バラエティ番組のヤラセは、ひと昔前と比べれば格段に減っていると思います。かつて、私が若い頃には各局とも『バラエティは面白くするためならなんでもしていい』という考えを持つスタッフが多かったので、むしろバラエティ番組のヤラセは当然で、指摘されることすら少なかったと思います。
 その後、コンプライアンスを各局が重視するようになり、バラエティでも『ウソは良くない』という考え方が一般的になって、格段にヤラセは減りました。しかし、番組制作の予算がどんどん厳しくなる中で、ロケや編集にかけられる時間とお金が減り続けている状況下で、追い込まれた現場のスタッフがヤラセに走ってしまいます」
 加えて、鎮目氏は「テレビ業界の人気が下がったことで、業界で働く人材がどんどん減っていることも、ヤラセがなくならない要因」だと語る。
「どの番組も、優秀な人材をなかなか雇うことができない中、力量が足りないスタッフに頼らざるを得なくなり、そうした経験や技量の少ないスタッフが『面白いものを作らないと仕事を失うかもしれない』というプレッシャーに負けて、上司に怒られないようにヤラセに走ってしまうケースが最近は多いと思います。そういう意味では、ここのところまたジワジワとヤラセは微増している感じがします」
 『月曜から夜ふかし』の“VTRねつ造問題”を謝罪したばかりの日テレ。『鉄腕DASH』は“家族で見られるクリーンな番組”としてファンも多いだけに、今後が注目される。
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