宮野真守、声優としての活動の幅は「狭まる」? 劇団ひまわりから研音移籍で気になる“今後”

2 view
サイゾーオンラインより】
 人気声優・宮野真守が、長年所属した芸能事務所・劇団ひまわりから研音に移籍した。声優業界関係者からは今後について、「声優としての活動の幅が狭まる懸念がある」と指摘する。
目次
宮野真守、劇団ひまわりとの「契約満了」で研音に移籍
宮野真守、研音移籍で声優としての活動の幅は「狭まる」? 
声優・宮野真守、劇団ひまわりとの「契約満了」で研音に移籍
 高校3年生のときにNHK教育の海外ドラマ『私はケイトリン』のオーディションに合格して声優デビューした宮野。アニメ『DEATH NOTE』(日本テレビ系、2006年10月~07年6月)夜神月役でブレークして以降は、『機動戦士ガンダム00』(07年10月~08年3月)の刹那・F・セイエイ役、『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズの一ノ瀬トキヤ役、『Free!』シリーズの松岡凛役など、数々の人気キャラクターを演じてきた。
「宮野は7歳で劇団ひまわりに入り、CMやドラマに出演するなど、もともとは子役として活動していました。現在も声優の仕事と並行して、俳優として映像作品や、舞台、ミュージカルに参加。23年からは約1年間、バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の人気企画『グルメチキンレース・ゴチになります!24』にレギュラー出演したこともありました。また、08年6月に「Discovery」でキングレコードからメジャーデビューを果たして以降、アーティストとして積極的に音楽活動を行うなど、多方面で活躍しています」(声優ライター・勅使河原みなみ)
 そんな中、劇団ひまわりは6月8日、公式サイト上に「宮野真守に関するお知らせ」を掲載。宮野が同日付で「契約満了につき劇団ひまわりを退所いたします事をご報告いたします」と発表した。
「当日は宮野の42歳の誕生日で、ファンクラブイベントを横浜で開催していましたが、SNS上のファンのレポートによれば、本人から退所に関する言及はなかったようです。子役時代から長年在籍してきただけに、突然の発表を受けて、『ひまわり退所はびっくり』『まさかマモが 劇団ひまわりを退所する日が来ようとは……』と驚く声や、『マモちゃん=劇団ひまわりさんのイメージもすごくあるからなんか寂しいな』と惜しむ声も上がっていました」(同)
 その翌9日、宮野は公式ブログを更新し、新たに研音に所属すると発表。「劇団ひまわりでは、文字通り右も左もわからない子供の頃から、本当にたくさんのことを学ばせていただきました」と振り返りつつ、「拙いながらも前を向いて歩んでこられたのは、自分に関わってくださった全ての方々のお支えがあったからだと強く思っています」「そして何より、いつもそばで応援し、力を与えてくださっているファンの皆さま。皆さまの存在は、どんな時も心の支えです」などと関係各所やファンに感謝を述べた。
 そして、「これからは、また新たな一歩を踏み出します。このご縁を大切にしながら、感謝の気持ちを忘れず、そして宮野真守の可能性を自分自身が信じて、声優や俳優、アーティストと、ひとつひとつの活動に誠実に向き合っていきたいと思います」と、決意を新たにした。
宮野真守、研音移籍で声優としての活動の幅は「狭まる」? 
 今回の宮野の決断について、制作会社関係者は以下のように語る。
「声優、俳優、タレント、アーティストと、実に多彩なジャンルで活躍されている宮野さんは、それぞれの分野で非常に精力的かつ高い密度で活動を展開していますが、これまでずっと劇団ひまわりのマネジメント体制で支えてきたというのは、ある意味で驚きです。というのも、現在の劇団ひまわりは声優に限らず、目立ったタレントの所属が少なくなってきている印象があるからです。移籍先の研音は、言わずと知れた大手芸能プロダクション。これまで手探りで宮野さんをプロデュースしてきたであろうひまわりから、経験豊富なマネジャー陣を抱える研音へと移籍したことで、今後はより、テレビや舞台などの露出が増え、彼の才能がさらに発揮されていくことが期待されます」
 なお、宮野は所属レーベルのキングレコードから、11月19日にニューアルバムをリリース予定であることから、レーベルの移籍はないとみられる。
「一方で、声優としての活動の幅は、これまでより狭まる可能性もあります。現在、声優として研音に所属しているのは、『けものフレンズ』シリーズのサーバル役で知られる尾崎由香のみ。声優マネジメントに特化した体制が整っているとは言いづらく、同分野での活動を支援できるスタッフの数も限られていると思われます。とはいえ、宮野自身も声優という枠にとらわれず、俳優、タレント、アーティストとしてこれまで以上にマルチに活動していきたいという強い意志があるからこそ、今回の移籍を決断したのでは。声優としての演技力については賛否が分かれることもありますが、それを補って余りある表現力やタレント性が、今後さらに輝きを増していくことを期待したいです」(同)
 11月からは、宮城、兵庫、神奈川の3都市を巡るアリーナライブツアーの開催も控えている宮野。新天地での活躍ぶりに注目だ。
サイゾーウーマンのニュース一覧

コメント(0件)

    この記事にはまだコメントがありません。

コメントする

少しでも気になったらコメントお願いします!!

(全角32文字・半角64文字以内)

サイゾーウーマンのニュース