『クジャクのダンス、誰が見た?』期間平均視聴率6.6%で前作超えも……「上質」「尻つぼみ」と賛否のナゼ

1 view
サイゾーオンラインより】
 広瀬すず主演の連続ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系/金曜午後10時)の最終回(第10話)が3月28日に放送され、平均世帯視聴率7.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人4.0%を記録。初回に次いで高い数字となった。
目次
『クジャクのダンス、誰が見た?』Netflixで連日上位
広瀬すずの演技は「生の感情を土台に」
『クジャクのダンス、誰が見た?』期間平均6.6%で前作超え
『クジャクのダンス、誰が見た?』Netflixで連日上位
 『クジャクのダンス、誰が見た?』は、最愛の父・山下春生(リリー・フランキー)を亡くした大学生・山下心麦(広瀬)が、春生の遺した手紙から死の真相に迫る本格ミステリー。
 放送中はネット上で考察合戦が盛り上がり、全話配信されているNetflixでは「今日のTV番組TOP10(日本)」で連日上位となる人気ぶりだった。最終回まで見た印象をドラマライターの北村有氏に聞いた。
「第1話があまりにも完璧すぎて、最終回まで毎週楽しみに視聴していました。やはり連ドラで視聴者を最後まで引っ張るには、引きの強い1話が必要なのかも、とあらためて感じた作品でもあります。『森の奥で誰にも知られず踊るクジャク』の存在が何を暗喩しているのか、本作を通底するモチーフもわかりやすく描かれていて、主人公の心麦をはじめそれぞれのキャラクターも立っていましたし、概ね『良いミステリーを観たな』という印象でした。
 途中、中弛みもありましたが、染田進が殺されてしまう展開、鳴川徹の正体が明かされるあたりなど、しっかりターニングポイントをつくって視聴者を飽きさせないように工夫している点は感じられたと思います」
広瀬すずの演技は「生の感情を土台に」
 2023年1月期の同局『夕暮れに、手をつなぐ』以来の連ドラ出演となった広瀬に加え、松山ケンイチ、森崎ウィン、磯村勇斗らが出演した同作。キャストの印象について前出の北村氏が話す。
「広瀬すずさんの本作での演技は、より『嘘のない』『生の感情を土台にしてキャラクターとしての表現に乗せている』印象を受けました。とくに第1話、心麦というキャラクターは、ときに迷うことがあっても基本的には父のことを無条件に信じる強い指針を持っている女性なのだ、と視聴者に示す意味でも説得力のある演技だったと感じます。
 ほかには、阿南検事を演じた瀧内公美さんも素晴らしかったですね。心麦と同じように、自分の信じたものに対してブレない心根を持ったキャラクター、いわば『正義の象徴』として本作の別軸を支えていたと思います」
『クジャクのダンス、誰が見た?』期間平均6.6%で前作超え
 そんな同作は、初回で平均世帯視聴率7.8%を記録し、昨今の「金曜ドラマ」枠の初回においては22年10月期『クロサギ』の9.2%に次ぐ好発進となった。
 そして、第2話~第9話まで6%台が続き、最終回で7%台に再浮上。期間平均は6.6%で、同枠で前クールに放送された『ライオンの隠れ家』の6.5%をわずかに上回った。
 安定した視聴率からも視聴者の心を掴んでいた様子がうかがえる同作だが、ネット上では「こういう上質な本格ミステリーをもっと見たい」などと賛辞が相次ぐ一方、「初回のピークから尻つぼみ感がある」「展開がゆっくり」といった不満の声も目立った。前出の北村氏は次のように語る。
「あまりにも第1話が完璧すぎたんだと思います。完璧な1話じゃないとそれ以降を見続けてもらえない、しかしクオリティが目減りしていくと比例して視聴者も離れてしまう……というジレンマがありますね、やはり。とくに終盤、“心麦が実は林川歌なのでは?”と疑惑が出るあたりの展開は、明らかにそうであるにもかかわらず1~2話泳がせるような演出をしていて、もどかしさを感じてしまいました。
 心麦が小さかった頃に家族3人でラーメンを食べているシーンで、母親が『周りの同じ年齢の子よりも少し大きいんです』といった発言をしていたのですが、このセリフからして『心麦=歌』説は明らかすぎるので、もう少しテンポ良くまとめることもできたのでは、と感じるところはあります」
 広瀬にとって代表作のひとつとなりそうな『クジャクのダンス、誰が見た?』。同枠で今月18日にスタートする間宮祥太朗主演『イグナイト-法の無法者-』にも期待したい。
サイゾーウーマンのニュース一覧

コメント(0件)

    この記事にはまだコメントがありません。

コメントする

少しでも気になったらコメントお願いします!!

(全角32文字・半角64文字以内)

サイゾーウーマンのニュース