「まだ細胞だから、大丈夫」中居正広、第三者委員会報告で嫌でも思い出す「スルーされた非情中絶報道」

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サイゾーオンラインより】
 元タレント・中居正広の女性トラブル問題を受け、フジ・メディア・ホールディングスが第三者委員会による調査報告書をPDFで公開。ここで明らかとなった中居の行動から、過去の“中絶スキャンダル”を「嫌でも思い出した」という人も少なくなかったようだ。
目次
中居正広、調査報告書で思い出す中絶スキャンダル
「セクハラを許容する体質」はフジだけの問題ではない
中居正広、2000年の中絶スキャンダルとは?
「まだただの細胞だし、手術だって簡単」
「中絶手術後の女性と中居の会話」とされる音声
中居正広、調査報告書で思い出す中絶スキャンダル
 第三者委員会は3月31日、フジテレビ社員の関与が報じられた件について午後5時からの会見を実施。午後7時25分からはフジテレビおよびフジ・メディア・ホールディングスの会見が行われ、約5時間半後の午後10時26分に終了した。会見でのフジの印象を、元テレビ朝日プロデューサー・鎮目博道氏が語る。
「これまで2回の会見が『大失敗』だったので、『今回はなんとか無難に乗り切ろう』と必死だったのだな、というのがとても印象的でした。記者の質問を厳密に一つに制限するとか、質問が終わるとすぐマイクを取り上げて不規則発言が出ないようにするなど、『会見場が荒れないように』という思いだけが目立ちました。会社会見で登壇したのが清水(賢治)社長だけだったのも、『ああした受け答えが上手で、変なことを言って突っ込まれない清水さんだけにする』ことで、乗り切ろうとする思いが透けて見えるようでした」
「セクハラを許容する体質」はフジテレビだけの問題ではない
 この会見はフジテレビの地上波で中継されていたが、午後9時をもって中断。以降は予定どおり月9ドラマ『119エマージェンシーコール』の最終回などを放送し、その間はネット配信で中継された。前出の鎮目が言う。
「前回の会見は最後までフジテレビで生中継されましたが、今回は『ドラマの最終回だから』ということで地上波では途中で打ち切ったのも、『なんとかできるだけ無難に乗り切りたい』という思いの表れのような気がします。ただ、その必死さの裏側に『問題が注目を集めている今さえ乗り切ればなんとかなる』というのが透けて見えるようで、本当にこれから真摯にフジテレビが改革をしていく気持ちがあるのだろうか、と少し疑いたくなる部分もあります。
 また、第三者委員会の竹内(朗)委員長もおっしゃっていましたが、蔓延するセクハラを許容する体質やガバナンスの甘さはフジテレビだけの問題ではありません。どこの放送局も似たような体質であり、業界全体に共通する問題です。フジテレビだけではなく他の放送局にも真摯な改革をしてほしいと思います」
中居正広、2000年の中絶スキャンダルの内容とは?
 現在ネット上では、前述の調査報告書に記された中居の行動などが大きな波紋を呼んでいる。
 例えば、2023年6月2日にフジテレビアナウンサー(当時)の女性Aを食事に誘った中居は、ほかの誰にも声をかけなかったにもかかわらず、Aに「メンバー見つからずです~」などとメール。さらに、Aに「隠れ家的な、お店」を探すと伝えながらも、実際はお店に電話をかけるなどの行動をとらず、結局、中居所有のマンションに誘ったという。
 委員会はこの時に「性暴力」があったと認定しており、この日以降、心身に不調をきたしたAは、都内病院の消化器内科に入院。この事態を知った中居は同7月、フジテレビ社員のB氏に「協力を願いたい」などと要請したほか、入院中のAに現金100万円を含む見舞い品を届けるようB氏に依頼。しかし、病院の判断でAは見舞い品を受け取らなかったという。
 報告書には、このほかにもメールの内容など具体的なやり取りが記載されているが、ネット上では「概ね文春砲のとおりで衝撃」「中居くんの裏の顔が怖い」といった声が続出。そして、一部では00年の中絶スキャンダルを思い出した人もいたようだ。
「まだただの細胞だし、手術だって簡単」
 当時の雑誌「噂の眞相」(噂の真相)によれば、中居は飲み屋で知り合った女性と2週に1度程のペースで東京・新宿の高級ホテルを利用して肉体関係を続けており、担当マネジャーもその関係を公認していたとか。
 しかし、中居はテレビ朝日の下平さやかアナウンサーと交際を始めたことから、その女性との関係を一度清算。下平アナと別れるとまた女性に連絡をとるようになり、女性は妊娠したという。
 加えて同誌は、妊娠を知った中居が誠意があるような態度を示しながらも、「大丈夫だよ。まだただの細胞だし、手術だって簡単で大したことはない。オレの友達も何人も堕ろしているけど、その日のうちに仕事もできちゃうくらいだし」と非情な言葉で中絶を促したと報道。
 さらに、女性側が弁護士をたてる旨を伝えると、中居が「遊び相手だったことを(両親に)話す」「産んでも認知しないし養育費も払わない。生まれた子どもに一生会うつもりもない」などと脅しともとれる言葉を口にしたといい、中居が30万円を渡そうとするも女性が受け取らなかったことなどを報じていた。
「中絶手術後の女性と中居の会話」とされる音声公開に
 同誌は当時、中絶手術後の女性が中居に電話をかけた際のものとされる音声まで公開していたが、目立った後追いは「東京スポーツ」くらいのもので、テレビやメジャー誌、新聞はこの話題をスルー。その後も中居は何ごともなかったかのようにテレビスターとして活躍し続けていた。前出の鎮目氏は次のように語る。
「00年に報じられた中居氏の発言は、ある意味『中居氏が女性のことを人として尊重していなかった』という、彼の人権意識を象徴するものではないかと思います。ですからテレビ各局は取り上げるべきでしょう。今の段階では、昨日の会見の内容が豊富すぎてそればかりになっていますが、今後取り上げられる可能性もあるのではないかと思います。というか取り上げられることを期待したいです。
 ただ、ほぼ彼と似たような発言をして問題になったテレビ業界人を知っています。その人物は相変わらず業界の要職についています。そういう意味ではテレビ業界の内部に、中居氏と似たような体質の人物がまだまだたくさんいるということが言えるのかもしれません」
 中居の非情な行動や、女性に現金を受け取ってもらえなかったことなど、共通点も見られる今回の報告と過去のスキャンダル。中居は引退したが、せめてテレビ局の体質が改善されることを願いたい。
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