浜田雅功が休養のダウンタウン、松本人志不在の1年3カ月でお笑い界「何が変わった?」
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【サイゾーオンラインより】
ダウンタウンの浜田雅功が体調不良のため、一時休養すると吉本興業が発表。浜田はテレビとラジオ合わせて9本のレギュラー番組に出演しているため、各局が対応に追われている。
目次
・ダウンタウン・浜田雅功が休養発表……『ガキ使』は継続
・バラエティ界は“松ちゃんナシ”でも成立する世界に
・ダウンタウンに続くカリスマ芸人は?
ダウンタウン・浜田雅功が休養発表……『ガキ使』は継続
吉本興業は3月10日、公式サイトに「浜田雅功 一時休養のお知らせ」を掲載。休養の理由について「浜田は昨年末ごろから体の不調を覚えるようになり、医療機関を受診した結果、医師より、当面の間、静養することが望ましいとの助言を受け、3月10日(月)より休養を取らせていただくことになりました」と説明している。
加えて、同日には妻の小川菜摘もブログで「主人は暫くお休みを頂くことになりました」と報告。「主人は何十年もの間、走り続けてきました。疲れがたまっていても、体調を整える時間がほとんどなかったので、今回、休養を取ることができるのは、私も息子達もとても安心しております」と続け、「またお茶の間に『結果発表~』という元気な声が響く日まで、どうか温かく見守っていただけますと幸いです」と呼び掛けている。
なお、日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』は、4月20日放送分まで浜田も収録に参加しており、その後も休止せずに企画に応じて出演者を検討するとのこと。同局の『ダウンタウンDX』と『浜ちゃんが!』も基本的には放送を継続するとしている。
一方、TBS系の『プレバト』『ごぶごぶ』『水曜日のダウンタウン』『ハマダ歌謡祭★オオカミ少年』などは、収録済みの映像が切れた後の対応は検討中だという。
ダウンタウンといえば、松本人志が文藝春秋との訴訟に注力するとして、2024年1月8日より活動を休止。同12月に公開されたインタビューでは、復帰の場として独自の基地局「ダウンタウンチャンネル(仮)」の構想を明かし、「来春あたりにスタートしたい」と話していた。
バラエティ界は“松ちゃんナシ”でも成立する世界に
“お笑い界の王”と言われた松本がテレビから姿を消し、ダウンタウン2人が揃わなくなってから1年と3カ月余り。この間、お笑い界に変化はあったのだろうか? お笑いライターの新越谷ノリヲ氏はこう話す。
「この1年、お笑い界は制作側も演者も『松ちゃんの穴を埋めよう』と必死で奔走したと思うんですよね。『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)では千鳥・大悟がそのプレッシャーを隠さないまま代役をこなしましたし、『水曜日のダウンタウン』は企画がより先鋭化して、今年は何本も名作が誕生している。賞レースでは『キングオブコント』で東京03・飯塚悟志が恐縮しながら“審査委員長”の立場をまっとうしましたし、『M-1』では『松本さんのいない大会を盛り上げる』と明言して令和ロマンが連覇をかけて出場し、達成してしまった。結果、今になって見渡してみると『松ちゃんの穴が埋まっている』という見え方になっていると感じている視聴者も少なくないんじゃないでしょうか。
もちろん熱心なファンは松本人志の復帰を望んでいると思いますが、徐々にバラエティ界は松ちゃんナシでも成立する世界になってきていると思いますよ。今回の浜ちゃんの休養で、その傾向に拍車がかかる可能性は大いにあります」
ダウンタウンに続くカリスマ芸人は?
また、これまではダウンタウンや松本に憧れてお笑い業界に入った、と明かす芸人も多かったが、今後、ダウンタウンのようなカリスマ芸人は登場するのだろうか。前出の新越谷氏が言う。
「今の40代以上の芸人で『松ちゃんの影響を受けていない』と断言できる人は1人もいないと思いますが、テレビの視聴者そのものが減っている上にプレイヤーとしての松ちゃんをリアルタイムで体験していない層がデビューし始めていますので、影響力は低下の一途をたどるはずです。正確には、大喜利や企画のフォーマットは松ちゃんが考案したものだとしても、そうとは知らずに若い世代が自分たちのお笑いとして消化し始めているという感じでしょうか。
今後は、YouTubeで活発に活動している芸人の影響力が強まっていくことは間違いないでしょうね。その中で、影響力を強めていくのはやはり霜降り明星の粗品だと思います。発信している物量が圧倒的ですし、本人は旧世代へのカウンターという立場も明確に打ち出している。お笑いを軸に音楽などさまざまな活動に手を出しつつ、テレビに出れば100%の回答を示してくる。そうした粗品の動向が、新たな“芸人像”として浮かび上がっていくことになると思いますよ」
理由は違うが、松本に続いて浜田も活動休止を発表したダウンタウン。今後の展開次第では、お笑い業界がさらに大きく変化しそうだ。
ダウンタウンの浜田雅功が体調不良のため、一時休養すると吉本興業が発表。浜田はテレビとラジオ合わせて9本のレギュラー番組に出演しているため、各局が対応に追われている。
目次
・ダウンタウン・浜田雅功が休養発表……『ガキ使』は継続
・バラエティ界は“松ちゃんナシ”でも成立する世界に
・ダウンタウンに続くカリスマ芸人は?
ダウンタウン・浜田雅功が休養発表……『ガキ使』は継続
吉本興業は3月10日、公式サイトに「浜田雅功 一時休養のお知らせ」を掲載。休養の理由について「浜田は昨年末ごろから体の不調を覚えるようになり、医療機関を受診した結果、医師より、当面の間、静養することが望ましいとの助言を受け、3月10日(月)より休養を取らせていただくことになりました」と説明している。
加えて、同日には妻の小川菜摘もブログで「主人は暫くお休みを頂くことになりました」と報告。「主人は何十年もの間、走り続けてきました。疲れがたまっていても、体調を整える時間がほとんどなかったので、今回、休養を取ることができるのは、私も息子達もとても安心しております」と続け、「またお茶の間に『結果発表~』という元気な声が響く日まで、どうか温かく見守っていただけますと幸いです」と呼び掛けている。
なお、日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』は、4月20日放送分まで浜田も収録に参加しており、その後も休止せずに企画に応じて出演者を検討するとのこと。同局の『ダウンタウンDX』と『浜ちゃんが!』も基本的には放送を継続するとしている。
一方、TBS系の『プレバト』『ごぶごぶ』『水曜日のダウンタウン』『ハマダ歌謡祭★オオカミ少年』などは、収録済みの映像が切れた後の対応は検討中だという。
ダウンタウンといえば、松本人志が文藝春秋との訴訟に注力するとして、2024年1月8日より活動を休止。同12月に公開されたインタビューでは、復帰の場として独自の基地局「ダウンタウンチャンネル(仮)」の構想を明かし、「来春あたりにスタートしたい」と話していた。
バラエティ界は“松ちゃんナシ”でも成立する世界に
“お笑い界の王”と言われた松本がテレビから姿を消し、ダウンタウン2人が揃わなくなってから1年と3カ月余り。この間、お笑い界に変化はあったのだろうか? お笑いライターの新越谷ノリヲ氏はこう話す。
「この1年、お笑い界は制作側も演者も『松ちゃんの穴を埋めよう』と必死で奔走したと思うんですよね。『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)では千鳥・大悟がそのプレッシャーを隠さないまま代役をこなしましたし、『水曜日のダウンタウン』は企画がより先鋭化して、今年は何本も名作が誕生している。賞レースでは『キングオブコント』で東京03・飯塚悟志が恐縮しながら“審査委員長”の立場をまっとうしましたし、『M-1』では『松本さんのいない大会を盛り上げる』と明言して令和ロマンが連覇をかけて出場し、達成してしまった。結果、今になって見渡してみると『松ちゃんの穴が埋まっている』という見え方になっていると感じている視聴者も少なくないんじゃないでしょうか。
もちろん熱心なファンは松本人志の復帰を望んでいると思いますが、徐々にバラエティ界は松ちゃんナシでも成立する世界になってきていると思いますよ。今回の浜ちゃんの休養で、その傾向に拍車がかかる可能性は大いにあります」
ダウンタウンに続くカリスマ芸人は?
また、これまではダウンタウンや松本に憧れてお笑い業界に入った、と明かす芸人も多かったが、今後、ダウンタウンのようなカリスマ芸人は登場するのだろうか。前出の新越谷氏が言う。
「今の40代以上の芸人で『松ちゃんの影響を受けていない』と断言できる人は1人もいないと思いますが、テレビの視聴者そのものが減っている上にプレイヤーとしての松ちゃんをリアルタイムで体験していない層がデビューし始めていますので、影響力は低下の一途をたどるはずです。正確には、大喜利や企画のフォーマットは松ちゃんが考案したものだとしても、そうとは知らずに若い世代が自分たちのお笑いとして消化し始めているという感じでしょうか。
今後は、YouTubeで活発に活動している芸人の影響力が強まっていくことは間違いないでしょうね。その中で、影響力を強めていくのはやはり霜降り明星の粗品だと思います。発信している物量が圧倒的ですし、本人は旧世代へのカウンターという立場も明確に打ち出している。お笑いを軸に音楽などさまざまな活動に手を出しつつ、テレビに出れば100%の回答を示してくる。そうした粗品の動向が、新たな“芸人像”として浮かび上がっていくことになると思いますよ」
理由は違うが、松本に続いて浜田も活動休止を発表したダウンタウン。今後の展開次第では、お笑い業界がさらに大きく変化しそうだ。