【冬ドラマ視聴率】『フォレスト』最終回は3.2%……個人1%台続くもファーストサマーウイカの豹変ぶりが話題に
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【サイゾーオンラインより】
いよいよ最終回ラッシュが始まる民放のGP帯冬ドラマ。そんな中、3月2日にいち早く最終回を迎えたのが、比嘉愛未と三代目 J SOUL BROTHERS・岩田剛典がダブル主演を務める『フォレスト』(朝日放送テレビ制作、テレビ朝日系)だ。
目次
・『フォレスト』視聴率、最終回は世帯3.2%、個人1.7%
・『フォレスト』ファーストサマーウイカの豹変ぶりが「面白すぎ」
・「日10」枠、4月期は桐谷健太主演『いつか、ヒーロー』
『フォレスト』視聴率、最終回は世帯3.2%、個人1.7%
「日10」枠(午後10時15分~11時9分)で放送された『フォレスト』は、同棲中の幾島楓(比嘉)と一ノ瀬純(岩田)を中心に展開する究極のラブサスペンス。楓の「家族はいない」という嘘が純にバレてしまい、関係が少しずつほころび始める様子などが描かれた。
なお、「日10」枠は2023年4月期の『日曜の夜ぐらいは…』から新設され、その後、『何曜日に生まれたの』『たとえあなたを忘れても』『アイのない恋人たち』『ミス・ターゲット』『素晴らしき哉、先生!』『マイダイアリー』を放送。
人気番組『日曜日の初耳学』(TBS系)と“裏被り”していることもあり、平均世帯視聴率の期間平均は3%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)が目立っており、『マイダイアリー』に至っては2.6%で、テレビ東京を除く民放4局の歴代GP帯連ドラにおける期間平均のワースト記録を更新してしまった。
そして、『フォレスト』の第5話(2月9日放送)以降の視聴率を振り返ると、第5話の平均世帯視聴率が3.0%、個人1.6%、第6話が世帯2.9%、個人1.6%、第7話が世帯3.4%、個人1.8%、第8話(最終回)が世帯3.2%、個人1.7%。『マイダイアリー』ほどではないが、今期も苦戦していた印象だ。
『フォレスト』ファーストサマーウイカの豹変ぶりが「面白すぎ」
とはいえ、TVerなどでのネット配信が「好調だった」と報じるメディアも散見される。『フォレスト』の制作サイドも公式SNSで「なんと放送から1週間で200万回再生を突破いたしました」と歓喜する投稿をしており、準キー局であるABC制作の作品としては「久々のヒット」といえそうだ。
さらに、SNS上では終盤の衝撃展開や、ファーストサマーウイカ演じる楓の従姉・水原真琴の豹変ぶりが「面白すぎる!」などと大きな話題に。そんな『フォレスト』の魅力について、ドラマライターの北村有氏は次のように語る。
「概ね結末が予想しやすくはあったものの、やはり最終回の真琴の迫力はすごかったですね。ファーストサマーウイカさんは『BiS』などのグループでアイドル活動もされていた方ですが、ずっと演技の仕事をしたいと言い続けていたようで、今や大河にも出演する役者さん。真琴の豹変ぶりを見て、そんなサクセスストーリーも背景にチラついてしまいました。
個人的には、行方不明になったリョウスケの正体は、幾島家使用人の三倉なのでは……!? と勝手な予想をしていたので、外れて残念です。よく考えたら、すでに楓という存在がいるのに、わざわざ他人の子どもを拾って育てる理由がないですもんね。放送当時は、仲の良さそうな夫婦の間にも秘密が?夫は何か重大なことを隠している?という、『夫婦の秘密』を彷彿とさせる見せ方を少ししていましたが、回を追うごとに土台のしっかりとしたミステリーになっていくので、見応えはあったと思います」
「日10」枠、4月期は桐谷健太主演『いつか、ヒーロー』
この『フォレスト』に限らず、「日10」枠は脚本にこだわった見応えのある名作も多いと評価されている。前出の北村氏が印象深い作品を振り返る。
「私が一番好きなのは『日曜の夜ぐらいは…』『何曜日に生まれたの』です。どちらも枠が始まって初期の作品ということもあり、より力が入っていたのかなと。前者は清野菜名さん主演で、岸井ゆきのさんや生見愛瑠さん演じる女性3人が、共通のラジオ番組のリスナーとして出会って交流を深めていく話です。いわゆるシスターフッド的な、女性同士の連帯を描いた作品として位置付けられますが、途中から岡山天音さん演じる男性も自然に輪に入って、あたたかい関係性を構築していきます。
『何曜日に生まれたの』は、正直言って『1話目からめちゃくちゃ引き込まれる!』という話ではありません。とあるきっかけで引きこもりになってしまった主人公・黒目すい(飯豊まりえ)を巡って物語が展開していくのですが、ラブストーリーなのかミステリーなのか掴みにくく、実際、視聴率もそこまで振るわなかったよう。しかし個人的には、作品全体に漂う雰囲気と、物語の展開がどの方向に転んでいくかわからない不安定さがマッチして、なんだか『放っておけない』作品だな、と感じます」
4月6日からは桐谷健太主演『いつか、ヒーロー』がスタートする「日10」枠。天海祐希主演『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』などの林宏司氏が脚本を手掛けるオリジナルストーリーとあって、今度も期待できそうだ。
いよいよ最終回ラッシュが始まる民放のGP帯冬ドラマ。そんな中、3月2日にいち早く最終回を迎えたのが、比嘉愛未と三代目 J SOUL BROTHERS・岩田剛典がダブル主演を務める『フォレスト』(朝日放送テレビ制作、テレビ朝日系)だ。
目次
・『フォレスト』視聴率、最終回は世帯3.2%、個人1.7%
・『フォレスト』ファーストサマーウイカの豹変ぶりが「面白すぎ」
・「日10」枠、4月期は桐谷健太主演『いつか、ヒーロー』
『フォレスト』視聴率、最終回は世帯3.2%、個人1.7%
「日10」枠(午後10時15分~11時9分)で放送された『フォレスト』は、同棲中の幾島楓(比嘉)と一ノ瀬純(岩田)を中心に展開する究極のラブサスペンス。楓の「家族はいない」という嘘が純にバレてしまい、関係が少しずつほころび始める様子などが描かれた。
なお、「日10」枠は2023年4月期の『日曜の夜ぐらいは…』から新設され、その後、『何曜日に生まれたの』『たとえあなたを忘れても』『アイのない恋人たち』『ミス・ターゲット』『素晴らしき哉、先生!』『マイダイアリー』を放送。
人気番組『日曜日の初耳学』(TBS系)と“裏被り”していることもあり、平均世帯視聴率の期間平均は3%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)が目立っており、『マイダイアリー』に至っては2.6%で、テレビ東京を除く民放4局の歴代GP帯連ドラにおける期間平均のワースト記録を更新してしまった。
そして、『フォレスト』の第5話(2月9日放送)以降の視聴率を振り返ると、第5話の平均世帯視聴率が3.0%、個人1.6%、第6話が世帯2.9%、個人1.6%、第7話が世帯3.4%、個人1.8%、第8話(最終回)が世帯3.2%、個人1.7%。『マイダイアリー』ほどではないが、今期も苦戦していた印象だ。
『フォレスト』ファーストサマーウイカの豹変ぶりが「面白すぎ」
とはいえ、TVerなどでのネット配信が「好調だった」と報じるメディアも散見される。『フォレスト』の制作サイドも公式SNSで「なんと放送から1週間で200万回再生を突破いたしました」と歓喜する投稿をしており、準キー局であるABC制作の作品としては「久々のヒット」といえそうだ。
さらに、SNS上では終盤の衝撃展開や、ファーストサマーウイカ演じる楓の従姉・水原真琴の豹変ぶりが「面白すぎる!」などと大きな話題に。そんな『フォレスト』の魅力について、ドラマライターの北村有氏は次のように語る。
「概ね結末が予想しやすくはあったものの、やはり最終回の真琴の迫力はすごかったですね。ファーストサマーウイカさんは『BiS』などのグループでアイドル活動もされていた方ですが、ずっと演技の仕事をしたいと言い続けていたようで、今や大河にも出演する役者さん。真琴の豹変ぶりを見て、そんなサクセスストーリーも背景にチラついてしまいました。
個人的には、行方不明になったリョウスケの正体は、幾島家使用人の三倉なのでは……!? と勝手な予想をしていたので、外れて残念です。よく考えたら、すでに楓という存在がいるのに、わざわざ他人の子どもを拾って育てる理由がないですもんね。放送当時は、仲の良さそうな夫婦の間にも秘密が?夫は何か重大なことを隠している?という、『夫婦の秘密』を彷彿とさせる見せ方を少ししていましたが、回を追うごとに土台のしっかりとしたミステリーになっていくので、見応えはあったと思います」
「日10」枠、4月期は桐谷健太主演『いつか、ヒーロー』
この『フォレスト』に限らず、「日10」枠は脚本にこだわった見応えのある名作も多いと評価されている。前出の北村氏が印象深い作品を振り返る。
「私が一番好きなのは『日曜の夜ぐらいは…』『何曜日に生まれたの』です。どちらも枠が始まって初期の作品ということもあり、より力が入っていたのかなと。前者は清野菜名さん主演で、岸井ゆきのさんや生見愛瑠さん演じる女性3人が、共通のラジオ番組のリスナーとして出会って交流を深めていく話です。いわゆるシスターフッド的な、女性同士の連帯を描いた作品として位置付けられますが、途中から岡山天音さん演じる男性も自然に輪に入って、あたたかい関係性を構築していきます。
『何曜日に生まれたの』は、正直言って『1話目からめちゃくちゃ引き込まれる!』という話ではありません。とあるきっかけで引きこもりになってしまった主人公・黒目すい(飯豊まりえ)を巡って物語が展開していくのですが、ラブストーリーなのかミステリーなのか掴みにくく、実際、視聴率もそこまで振るわなかったよう。しかし個人的には、作品全体に漂う雰囲気と、物語の展開がどの方向に転んでいくかわからない不安定さがマッチして、なんだか『放っておけない』作品だな、と感じます」
4月6日からは桐谷健太主演『いつか、ヒーロー』がスタートする「日10」枠。天海祐希主演『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』などの林宏司氏が脚本を手掛けるオリジナルストーリーとあって、今度も期待できそうだ。