【中居正広の性加害問題、時系列まとめ】フジ10時間会見で日枝氏に説明責任求める声[2025年1月28日最新]
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昨年末に一部週刊誌が報じた中居正広と女性のトラブルが、フジテレビを巻き込む大騒動へと発展している。
この記事では、トラブル発覚から中居の芸能界引退、フジテレビが2度目の会見を開くに至った経緯を、時系列にまとめて紹介する。
中居正広、性加害問題【時系列まとめ】
2024年12月19日 「女性セブン」中居正広の女性トラブルを報道
「女性セブン」(小学館)が、「独占スクープ 中居正広 巨額解決金 乗り越えた女性深刻トラブル」(原文ママ、以下同)との見出しの記事を掲載。23年、フジテレビの編成幹部・A氏が、中居と「芸能関係の女性」(以下、X子さん)に声をかけ会食をする予定だったものの、A氏は急に参加できなくなり、残された2人で飲むことに。
しかし、両者の間に「深刻な問題」が発生し、後日、中居と女性の間で代理人を介した話し合いが行われ、中居は「9000万円ほど」の“解決金”を支払ったとのこと。同誌の取材に対し、中居が代表取締役社長を務める個人事務所「株式会社のんびりなかい」は代理人弁護士を通じて、「本件については、以前に双方の話し合いにより、解決しておりますことをご理解ください」などとコメントした。
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12月25日 「週刊文春」中居から「意に沿わない性的行為」報道
「セブン」の報道から6日後、今度は「週刊文春」(文藝春秋)が、「9000万円万円SEXスキャンダルの全貌 X子さんは取材に『今でも許せない』と…」とのタイトルで中居とX子さんの間に起きたトラブルの内容を詳報。
「セブン」が伝えた昨年6月の会食の際、X子さんは中居から「意に沿わない性的行為」を受け、精神疾患の症状が表れ入院を余儀なくされたことや、示談交渉が成立するまでの流れなどをX子さんの知人が告発した。
なお、同誌の直撃取材を受けたX子さんは、「当日のことは、私の口からは一切お話しできません」としながらも、「“加害者”もフジテレビに対しても私は許してないし、怒ってる気持ちももちろんあるし……」と、苦しい胸の内を告白。
一方で中居サイドは「トラブルがあったことは事実」と認めつつ、「少なくとも当方の認識としては、手をあげたり、暴力を振るうようなことは一切ございません」などと回答したそうだ。
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12月27日 フジテレビと中居正広がコメント
フジテレビは公式サイトに「一部週刊誌等における弊社社員に関する報道について」と題したコメントを掲載。「当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」と一連の報道を完全否定した。
一方、中居は有料会員サイト「中居ヅラ あの子たちに・・・、」で、「このたびは、大変ご迷惑をおかけしております。申し訳ございません」「今向き合わなければならないことを真摯に、懸命に取り組んでおります」などとメッセージを発信。
なお、同日の日本テレビ系特別番組『ナカイの窓 復活SP』や、同30日のテレビ東京系『芸能界オールスター草野球2024』は予定通り放送された。
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2025年1月7日 日テレ系『ザ!世界仰天ニュース』中居出演シーンカット
日本テレビは、中居が笑福亭鶴瓶とともにMCを務める同日放送の『ザ!世界仰天ニュース 新春4時間スペシャル』(日本テレビ系)について、中居の出演シーンをカットしてオンエアすると発表。「中居正広さんとの対話の中で、私たちの判断をお伝えしたところ、中居さんご本人からも同様の申し出を受けております」と説明した。
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1月8日 フジ『だれかtoなかい』放送休止、ほか4番組も
フジテレビが、中居のMC番組『だれかtoなかい』について、「番組MCの中居氏に関する報道を受け、状況を総合的に検討した結果、同12日放送回から当面の間休止する」と判断したことを公式サイトで報告。さらに、ニッポン放送も、中居がパーソナリティーを務めるラジオ『中居正広 ON&ON AIR』について、同11日放送回の休止を発表した。
そのほか、10日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ 新春SP』(TBS系)、11日放送の『中居正広の土曜な会』(テレビ朝日系)、13日放送の『THE MC3』(TBS系)の4番組も“放送見送り”となることが8日までに判明している。
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1月9日 中居「今後の芸能活動についても支障なく続けられることに」
中居が「のんびりなかい」の公式サイト上に声明文を掲載。「トラブルがあったことは事実」「双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実」とすでに解決済みの事案であることを強調した上で、「このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません」と否定した。
また、「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」とも説明したが、ネット上ではこの一文に「それは加害者が言うべき事ではない」「示談が成立したからってなかったことになったわけじゃない」などの指摘が相次ぎ、物議を醸すことに。
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1月14日 フジ株主「ダルトン」が非難、第三者委員会求める
フジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングス(以下、フジMH)の株主である米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」と英国関連会社が、フジMHに送付した書簡を公表し、フジMHに対して第三者委員会での調査や信頼回復への施策を求めた。
書簡では、「コーポレート・ガバナンスに重大な欠陥があることを露呈している」「視聴者の信頼を揺るがし、貴社の透明性と危機管理能力に対する信頼を損なうような事件は、必然的に株主価値を損なう」などとフジテレビを非難し、「公平性と透明性の確保」「責任の明確化」「再発防止策の策定」「透明性と信頼の向上」(以上、中日新聞による翻訳)といった4項目を挙げながら、委員会設置の必要性を説明した。
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1月15日 日テレ『ザ!世界仰天ニュース』、中居降板
同10日に中居の『ザ!世界仰天ニュース』出演見合わせを発表していた日本テレビが、番組公式サイトで中居の降板を発表。01年4月の番組放送開始から笑福亭鶴瓶とともに番組MCを務めていた中居だが、「様々なニュースを扱う番組の司会という役割などを鑑み、総合的に判断して、『ザ!世界仰天ニュース』を降板していただくことにいたしました」との理由で退くことになった。
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1月16日 ラジオ『中居正広 ON&ON AIR』当面の放送休止
同8日に11日放送のラジオ『中居正広 ON&ON AIR』の放送休止を発表していたニッポン放送が、「トラブルの内容などが依然不明であることなどを踏まえ、総合的に判断した結果です。当面の間、番組を放送休止と致します」と発表した。
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1月17日 フジテレビ、ウェブや週刊誌禁止の中継・動画禁止の定例会見
フジテレビの港浩一社長が定例会見の中で、中居の一件に言及。参加媒体は記者会加盟社のみで、記者会に加盟していないウェブ媒体や週刊誌などは参加できず、テレビカメラによる中継や動画撮影を禁止した中、トラブル発生直後の23年6月初旬には事態を把握していたこと、「第三者の弁護士を中心とする調査委員会」の立ち上げを明らかにしたものの、記者からの質問に対しては「回答は控えさせていただく」といった曖昧な発言を繰り返し、ネット上で大炎上した。
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1月18日 大手企業がフジのCM差し止め
トヨタ自動車、NTT東日本ら大手企業がフジテレビでのCM放送を差し止め、ACジャパンの広告に切り替わるように。
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1月20~22日 CM撤退50社、中居のレギュラー番組がゼロに
20日、フジテレビからCMを撤退した企業が50社を超えた中、TBSが『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』の打ち切りや、『THE MC3』の中居の降板を発表。
21日にはニッポン放送が『中居正広 ON&ON AIR』の番組終了を報告しつつ、「中居正広氏ご本人からも出演辞退の申し入れがございました」と明かした。
そして22日に『だれかtoなかい』(フジテレビ系)、『中居正広の土曜な会』(テレビ朝日系)も放送終了を発表し、中居の全レギュラー出演番組がなくなった。
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1月23日 中居が芸能活動引退、フジテレビは社員説明会実施
中居が芸能活動引退を発表。公式サイト上に掲載された声明文で「本日をもって芸能活動を引退いたします」と報告し、「のんびりなかい」については「残りの様々な⼿続き、業務が終わり次第、廃業することと致します」と説明した。
その上で、「これで、あらゆる責任を果たしたとは 全く思っておりません。今後も、様々な問題、調査に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。全責任は私個⼈にあります。これだけたくさんの⽅々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまったことに申し訳ない思いでなりません」と謝罪。
「そして、 改めて、相⼿さまに対しても⼼より謝罪申し上げます」「関係者各位の皆さま、ご迷惑をおかけしました。 重ねて、お詫び申し上げます。 ⼤変、⼤変申し訳ございませんでした」ともつづりつつ、「37年間、ありがとうございました。 さようなら…」という言葉で締めくくった。
なお、同日、フジテレビは港社長と嘉納修治会長による社員説明会を実施。本来は取材NGだったというが、日本テレビ系『news zero』では関係者からの証言をもとに、説明会の様子を報道。質疑応答の場面では、経営陣全員の辞任を求める声も上がったという。
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1月24日 2度目の「仕切り直し」会見の日程発表
同17日に行った会見で世間から猛批判を浴びたフジテレビは、27日に「仕切り直し」会見を行うと発表。港社長のほか、嘉納会長、遠藤龍之介副会長、金光修フジ・メディア・ホールディングス社長の4人が出席すると明かした。
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1月27日 フジテレビ社長と会長の辞任
フジテレビが臨時取締役会を開き、港社長と嘉納会長の同日付での辞任が決定。28日付で新社長にフジ・メディア・ホールディングスの清水賢治専務取締役が就任することとなった。
臨時取締役会の後に行われた2度目の記者会見は、午後4時から翌28日午前2時半前の約10時間半にも及んだ。
各週刊誌で報じられた社員Aの関与について港社長は、ヒアリングや通信履歴などを確認した上で「特定の日(女性とのトラブルが起こった日)に関係がないと判断した」とあらためて否定。
また、23年6月に中居とXさんのトラブルを確認し、社長を含む数人で共有されたものの、「適切に社内で共有されず中居氏に関しても正式に調査は行われなかった」ことや「コンプライアンス推進室には共有しなかった」ことなどが明らかに。
局側は事実関係の認定について、日本弁護士連合会(日弁連)が策定したガイドラインに沿った第三者委員会による調査に委ねるとした。
なお、かつてフジテレビ社長、会長を務め、現在は取締役相談役のほか、フジサンケイグループの代表を務める日枝久氏は、同局労働組合の要請があったものの、会見の場に姿を見せず。集まった記者陣から説明責任を果たすよう求める声が相次いだ。
この記事では、トラブル発覚から中居の芸能界引退、フジテレビが2度目の会見を開くに至った経緯を、時系列にまとめて紹介する。
中居正広、性加害問題【時系列まとめ】
2024年12月19日 「女性セブン」中居正広の女性トラブルを報道
「女性セブン」(小学館)が、「独占スクープ 中居正広 巨額解決金 乗り越えた女性深刻トラブル」(原文ママ、以下同)との見出しの記事を掲載。23年、フジテレビの編成幹部・A氏が、中居と「芸能関係の女性」(以下、X子さん)に声をかけ会食をする予定だったものの、A氏は急に参加できなくなり、残された2人で飲むことに。
しかし、両者の間に「深刻な問題」が発生し、後日、中居と女性の間で代理人を介した話し合いが行われ、中居は「9000万円ほど」の“解決金”を支払ったとのこと。同誌の取材に対し、中居が代表取締役社長を務める個人事務所「株式会社のんびりなかい」は代理人弁護士を通じて、「本件については、以前に双方の話し合いにより、解決しておりますことをご理解ください」などとコメントした。
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12月25日 「週刊文春」中居から「意に沿わない性的行為」報道
「セブン」の報道から6日後、今度は「週刊文春」(文藝春秋)が、「9000万円万円SEXスキャンダルの全貌 X子さんは取材に『今でも許せない』と…」とのタイトルで中居とX子さんの間に起きたトラブルの内容を詳報。
「セブン」が伝えた昨年6月の会食の際、X子さんは中居から「意に沿わない性的行為」を受け、精神疾患の症状が表れ入院を余儀なくされたことや、示談交渉が成立するまでの流れなどをX子さんの知人が告発した。
なお、同誌の直撃取材を受けたX子さんは、「当日のことは、私の口からは一切お話しできません」としながらも、「“加害者”もフジテレビに対しても私は許してないし、怒ってる気持ちももちろんあるし……」と、苦しい胸の内を告白。
一方で中居サイドは「トラブルがあったことは事実」と認めつつ、「少なくとも当方の認識としては、手をあげたり、暴力を振るうようなことは一切ございません」などと回答したそうだ。
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12月27日 フジテレビと中居正広がコメント
フジテレビは公式サイトに「一部週刊誌等における弊社社員に関する報道について」と題したコメントを掲載。「当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」と一連の報道を完全否定した。
一方、中居は有料会員サイト「中居ヅラ あの子たちに・・・、」で、「このたびは、大変ご迷惑をおかけしております。申し訳ございません」「今向き合わなければならないことを真摯に、懸命に取り組んでおります」などとメッセージを発信。
なお、同日の日本テレビ系特別番組『ナカイの窓 復活SP』や、同30日のテレビ東京系『芸能界オールスター草野球2024』は予定通り放送された。
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2025年1月7日 日テレ系『ザ!世界仰天ニュース』中居出演シーンカット
日本テレビは、中居が笑福亭鶴瓶とともにMCを務める同日放送の『ザ!世界仰天ニュース 新春4時間スペシャル』(日本テレビ系)について、中居の出演シーンをカットしてオンエアすると発表。「中居正広さんとの対話の中で、私たちの判断をお伝えしたところ、中居さんご本人からも同様の申し出を受けております」と説明した。
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1月8日 フジ『だれかtoなかい』放送休止、ほか4番組も
フジテレビが、中居のMC番組『だれかtoなかい』について、「番組MCの中居氏に関する報道を受け、状況を総合的に検討した結果、同12日放送回から当面の間休止する」と判断したことを公式サイトで報告。さらに、ニッポン放送も、中居がパーソナリティーを務めるラジオ『中居正広 ON&ON AIR』について、同11日放送回の休止を発表した。
そのほか、10日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ 新春SP』(TBS系)、11日放送の『中居正広の土曜な会』(テレビ朝日系)、13日放送の『THE MC3』(TBS系)の4番組も“放送見送り”となることが8日までに判明している。
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1月9日 中居「今後の芸能活動についても支障なく続けられることに」
中居が「のんびりなかい」の公式サイト上に声明文を掲載。「トラブルがあったことは事実」「双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実」とすでに解決済みの事案であることを強調した上で、「このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません」と否定した。
また、「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」とも説明したが、ネット上ではこの一文に「それは加害者が言うべき事ではない」「示談が成立したからってなかったことになったわけじゃない」などの指摘が相次ぎ、物議を醸すことに。
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1月14日 フジ株主「ダルトン」が非難、第三者委員会求める
フジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングス(以下、フジMH)の株主である米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」と英国関連会社が、フジMHに送付した書簡を公表し、フジMHに対して第三者委員会での調査や信頼回復への施策を求めた。
書簡では、「コーポレート・ガバナンスに重大な欠陥があることを露呈している」「視聴者の信頼を揺るがし、貴社の透明性と危機管理能力に対する信頼を損なうような事件は、必然的に株主価値を損なう」などとフジテレビを非難し、「公平性と透明性の確保」「責任の明確化」「再発防止策の策定」「透明性と信頼の向上」(以上、中日新聞による翻訳)といった4項目を挙げながら、委員会設置の必要性を説明した。
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1月15日 日テレ『ザ!世界仰天ニュース』、中居降板
同10日に中居の『ザ!世界仰天ニュース』出演見合わせを発表していた日本テレビが、番組公式サイトで中居の降板を発表。01年4月の番組放送開始から笑福亭鶴瓶とともに番組MCを務めていた中居だが、「様々なニュースを扱う番組の司会という役割などを鑑み、総合的に判断して、『ザ!世界仰天ニュース』を降板していただくことにいたしました」との理由で退くことになった。
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1月16日 ラジオ『中居正広 ON&ON AIR』当面の放送休止
同8日に11日放送のラジオ『中居正広 ON&ON AIR』の放送休止を発表していたニッポン放送が、「トラブルの内容などが依然不明であることなどを踏まえ、総合的に判断した結果です。当面の間、番組を放送休止と致します」と発表した。
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1月17日 フジテレビ、ウェブや週刊誌禁止の中継・動画禁止の定例会見
フジテレビの港浩一社長が定例会見の中で、中居の一件に言及。参加媒体は記者会加盟社のみで、記者会に加盟していないウェブ媒体や週刊誌などは参加できず、テレビカメラによる中継や動画撮影を禁止した中、トラブル発生直後の23年6月初旬には事態を把握していたこと、「第三者の弁護士を中心とする調査委員会」の立ち上げを明らかにしたものの、記者からの質問に対しては「回答は控えさせていただく」といった曖昧な発言を繰り返し、ネット上で大炎上した。
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1月18日 大手企業がフジのCM差し止め
トヨタ自動車、NTT東日本ら大手企業がフジテレビでのCM放送を差し止め、ACジャパンの広告に切り替わるように。
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1月20~22日 CM撤退50社、中居のレギュラー番組がゼロに
20日、フジテレビからCMを撤退した企業が50社を超えた中、TBSが『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』の打ち切りや、『THE MC3』の中居の降板を発表。
21日にはニッポン放送が『中居正広 ON&ON AIR』の番組終了を報告しつつ、「中居正広氏ご本人からも出演辞退の申し入れがございました」と明かした。
そして22日に『だれかtoなかい』(フジテレビ系)、『中居正広の土曜な会』(テレビ朝日系)も放送終了を発表し、中居の全レギュラー出演番組がなくなった。
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1月23日 中居が芸能活動引退、フジテレビは社員説明会実施
中居が芸能活動引退を発表。公式サイト上に掲載された声明文で「本日をもって芸能活動を引退いたします」と報告し、「のんびりなかい」については「残りの様々な⼿続き、業務が終わり次第、廃業することと致します」と説明した。
その上で、「これで、あらゆる責任を果たしたとは 全く思っておりません。今後も、様々な問題、調査に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。全責任は私個⼈にあります。これだけたくさんの⽅々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまったことに申し訳ない思いでなりません」と謝罪。
「そして、 改めて、相⼿さまに対しても⼼より謝罪申し上げます」「関係者各位の皆さま、ご迷惑をおかけしました。 重ねて、お詫び申し上げます。 ⼤変、⼤変申し訳ございませんでした」ともつづりつつ、「37年間、ありがとうございました。 さようなら…」という言葉で締めくくった。
なお、同日、フジテレビは港社長と嘉納修治会長による社員説明会を実施。本来は取材NGだったというが、日本テレビ系『news zero』では関係者からの証言をもとに、説明会の様子を報道。質疑応答の場面では、経営陣全員の辞任を求める声も上がったという。
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1月24日 2度目の「仕切り直し」会見の日程発表
同17日に行った会見で世間から猛批判を浴びたフジテレビは、27日に「仕切り直し」会見を行うと発表。港社長のほか、嘉納会長、遠藤龍之介副会長、金光修フジ・メディア・ホールディングス社長の4人が出席すると明かした。
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1月27日 フジテレビ社長と会長の辞任
フジテレビが臨時取締役会を開き、港社長と嘉納会長の同日付での辞任が決定。28日付で新社長にフジ・メディア・ホールディングスの清水賢治専務取締役が就任することとなった。
臨時取締役会の後に行われた2度目の記者会見は、午後4時から翌28日午前2時半前の約10時間半にも及んだ。
各週刊誌で報じられた社員Aの関与について港社長は、ヒアリングや通信履歴などを確認した上で「特定の日(女性とのトラブルが起こった日)に関係がないと判断した」とあらためて否定。
また、23年6月に中居とXさんのトラブルを確認し、社長を含む数人で共有されたものの、「適切に社内で共有されず中居氏に関しても正式に調査は行われなかった」ことや「コンプライアンス推進室には共有しなかった」ことなどが明らかに。
局側は事実関係の認定について、日本弁護士連合会(日弁連)が策定したガイドラインに沿った第三者委員会による調査に委ねるとした。
なお、かつてフジテレビ社長、会長を務め、現在は取締役相談役のほか、フジサンケイグループの代表を務める日枝久氏は、同局労働組合の要請があったものの、会見の場に姿を見せず。集まった記者陣から説明責任を果たすよう求める声が相次いだ。