ナイキ・スケッチャーズと何が違う? 4,950円「スパットシューズ」買って感動の“履き心地”!

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 株式会社チヨダが販売する「スパットシューズ」が好調だとか。手を使わずに履けるハンズフリー靴にあたり、ナイキなど超大手も販売しています。チヨダが展開する東京靴流通センターで実際にスパットシューズを買ってきました。
目次
【チヨダ】ハンズフリー靴「スパットシューズ」が成長
東京靴流通センターの特徴・売り
「スパットシューズ」価格帯は4,000~5,000円で手頃
「スパットシューズ」クセになる履き心地
【スケッチャーズ】スリップインズとの違いは?
「スパットシューズ」購入後レビュー
※2024年2月21日公開の記事を再編集しています。
※価格はすべて税込。
※価格や商品は2024年2月20日時点の情報です。
※価格や商品は店舗によって異なります。詳細は公式サイトをご覧いただくか各店舗にお問い合わせください。
【チヨダ】ハンズフリー靴「スパットシューズ」が成長
 株式会社チヨダが展開している、手を使わずに履けるハンズフリー靴「スパットシューズ」が好調だとか。
 「繊研新聞社」2024年10月22日付の記事で、チヨダの町野雅俊社長は「発売から3年で年間150万足を目指すほどのブランドに成長した」と話し、今後について「3年後に販売数を3倍に」と意気込んでいます。
 スパットシューズは22年に発売が始まり、24年7月には作業靴が登場。同10月に生活情報誌「サンキュ!」(ベネッセコーポレーション)とのコラボスニーカーを発売し、25年春には革靴を展開するとのこと。
 他社の参入も相次ぐなど、ハンズフリー靴への世間の関心は高まっているといいます。
東京靴流通センター、機能性×低価格が売り?
 チヨダが全国展開する靴とシューズの専門店「東京靴流通センター」にやってきました。
 店の前には、SALE品がズラリと並んでいます。スニーカーが「スペシャルプライス」として2,079円で大量に販売されており、安いといえば確かに安いものの、デザイン的な面では“何の変哲もない”ものばかりと感じてしまいます。
 店内中央には、にも「決算SALE 大量プライスダウン」というポスターが所狭しと貼られており、やはりオシャレな雰囲気はなく……「安さが東京靴流通センターの最大の売りなのかな?」という印象を受けました。
 ただ、入口からすぐのところに山積みになっていた「バイオフィッター」なるチヨダオリジナルブランドのスニーカー(セール価格4,290円)は、公式サイトによると「スポーツ医学の観点から『歩く』を科学した数々のスペックや機能でご家族の健康をサポートする靴」だそう。
 デザイン的に洗練されているわけではないものの、“機能面で優れた靴”を低価格で販売しているのが、東京靴流通センターの特徴といえるのかもしれません。
「スパットシューズ」価格帯は4,000~5,000円で手頃
 さて、今回の私のお目当ては「スパットシューズ」。現在2歳の子どもを育てている私は、普段、動きやすいスニーカーを愛用しているのですが、着脱時にかがんで靴紐を結んだりほどいたりしなければいけない面倒くささに悩まされていたんです。
 そんな時、SNSで手を使わずに履ける「ナイキ ゴー フライイーズ」がバズッていることを知りました。
 ヒールが回転軸で開き、完全にハンズフリーで着脱できるという夢のようなスニーカーで、即「買う!」と決意したものの、値段は1万6,830円……!! 今の私の懐事情からすると高すぎるなと購入をためらっていたんです。
 そして、もっと安い類似品はないものかと探していたところ、見つけたのが「スパットシューズ」。
 もともとはアメリカのブランドであり、現在はチヨダのプライベートブランド「セダークレスト」の商品で、22年の発売以降、メンズ・レディースともにさまざまなデザインのアイテムを展開しているそうなのですが、価格帯は4,000~5,000円程度と、ナイキの約3分の1の出費で購入できます。
 私が訪れた東京靴流通センターの店舗でも売れているのか、店内中央にスパットシューズコーナーが設置されていました!
「スパットシューズ」歩くほどクセになる履き心地
 ここでスパットシューズの機能面について紹介します。
 なんでも、かかと内部が傾斜形状になっており、足が入りやすい造りになっているそうなのです。確かに、かかと部分が硬めで、後ろに反っているのがよくわかります。また靴紐がついているデザインのものもあるのですが、ゴム素材の靴紐がスニーカー自体についている仕様なので、結ぶ必要はありません。
 キャンプなどのアウトドア時や引っ越し時など、靴の着脱頻度が高いシーン、また、子どもを抱っこしていたり、大きな荷物を持っている際の外出・帰宅時にも重宝しそうです。加えて、妊娠中なので屈むのがつらいという人にも持ってこいなのではないでしょうか。
 今回、私が目をつけたのは、昨年秋に発売されたニュアンスカラーの色味が特徴のシリーズ(品番CC-2507)。色はキャメルを選び、試着させてもらいました。値段は4,950円です。
 私は普段、24.5cmもしくは25.0cmの靴を履いているため、まずは24.5cmを試したのですが、足を入れようとしても全然入らない!? スパッと履けないどころか、靴の入り口で足をごそごそさせて、なんとかINできたというような状態でした。
 これはサイズが合っていないと、25.0cmのほうを試してみたところ……今度は無事に立ったままスパッと履くことに成功しました!
 一瞬、「あれ? ちょっときついな……」と感じたのですが、それはかかと部分のサポートがしっかりしているからのよう。一般的なスニーカーに比べ、かかとがキュッと締まる感じが強いんです。
 ただ、指はある程度自由に動かせますし、幅も広めの印象。締め付けによる嫌な感じはまったくなく、歩けば歩くほど「なんだかクセになる履き心地だなぁ」と感動しました。
 なお、脱ぐ際はスパッとはいかず……かかとがうまく抜けず、ややもたつきましたが、慣れればスムーズにできそうです。
【スケッチャーズ】スリップインズとの違いは?
 ちなみに、私が訪れた東京靴流通センターの店舗には、同じく立ったままハンズフリーで着脱が可能な「スケッチャーズ スリップインズ」も販売していたので試してみました。
 スリップインズは2万円以上するものもありますが、店頭に並んでいたのは約1万円のモデルで、スパットシューズとナイキのちょうど間くらいの価格帯。
 しかし、履き心地に関してはスパットシューズと大して違いはナシ! これならスパットシューズを買ったほうがお得ではないか……と、購入を決意しました。
「スパットシューズ」ダサい感じも気にならない? 購入後レビュー
 実際に履いて帰ってみたのですが、歩きやすい!
 先ほども言ったように、かかと部分がキュッと締まっているのが気持ちよく、歩く際に安定感をもたらしてくれるんですね。
 また、ソール部分の厚みがあるので、雨の日にも気兼ねなく履ける点がありがたいと感じました。さらに、中敷きはハニカムメッシュなので通気性もよさそう!
 そして気になるデザイン面ですが、正直、結ばないタイプのゴムの靴紐が「少しダサい感じ……」と思っていたものの、遠目ではあまり気にならないのではないかと感じました。
 バイカラーの色合いが印象的で、合皮とメッシュの異素材が使われているのも可愛らしい!
 ちなみに、スパットシューズには、地面から約4.0cm、約4時間水の侵入を防ぐ防水機能付きかつエアソールタイプのものも展開中。無難なデザインではあるものの、さらに充実した機能面をお求めの方は、こちらをチェックしてみてください!
 正直、東京靴流通センターをなめていたところがある私ですが、スパットシューズは間違いなく掘り出し物。ナイキの類似品より値段が約3分の1と考えると、ナイキ超えといえるかもしれません!
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