『ベストヒット歌謡祭』炎上まとめ――SMAPを「懐かしのアイドル」扱い、乃木坂46「アポロ」生歌が物議
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11月14日、読売テレビが制作する毎年恒例の音楽番組『ベストヒット歌謡祭 2024』(日本テレビ系)が大阪城ホールから3時間にわたり生放送された。
目次
・『ベストヒット歌謡祭2024』が「身内感満載」と物議
・乃木坂46メンバーの生歌が「下手すぎる」?
・NiziUのステージが「ちぐはぐ」と騒ぎに
・KinKi Kidsの歌唱中断に視聴者困惑
・SMAPを「懐かしのアイドル」扱い……ファン憤慨!
『ベストヒット歌謡祭 2024』「読売テレビとジャニーズの身内感満載」と疑問の声も
1968年に『全日本有線放送大賞』として放送を開始し、今年で56回目となる『ベストヒット歌謡祭 2024』。三浦大知とKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔がTHE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」(1987年)を歌唱したほか、FANTASTICSの佐藤大樹と澤本夏輝、Aぇ! group・末澤誠也がWANDSの「世界が終るまでは…」(1994年)をパフォーマンスするなど、所属事務所の垣根を超えたコラボステージが注目された。
また、デビュー前から互いに切磋琢磨してきたなにわ男子とAぇ! groupが、関西ジュニアと共に思い出の一曲を披露。
さらに、CDデビュー20周年を迎えたSUPER EIGHTが、かつてバックについていたなにわ男子、Aぇ! groupとパフォーマンスしたことも話題に。メンバーの安田章大は両後輩グループについて「僕たちの家族なので、一緒にステージの上で家族みんなで立てるのが幸せに思います」とコメントし、ファンを感動させた。
ネット上では「今年も最高だった!」「関西STARTO勢のファンとしては感動」と好意的な声が上がったが、一方で「旧ジャニーズタレントに時間を割きすぎでは?」「読売テレビと旧ジャニーズの身内感満載」と番組の構成に疑問の声も散見される。
なお、毎年この時期に放送される同番組だが、炎上騒動などの“事件”がたびたび起きている。その中からいくつか振り返りたい。
『ベストヒット歌謡祭2024』乃木坂46メンバーの生歌が「ヘタすぎる」と物議
『ベストヒット歌謡祭 2024』では、同い年のアーティストが集結し、生まれ年のヒット曲を披露する企画「BIRTH SONGメドレー」を放送。
その中で、1999年生まれの乃木坂46・梅澤美波、同・田村真佑、同・弓木奈於、FANTASTICS・中島颯太、JO1・川西拓実、Aぇ! group・小島健がポルノグラフィティの「アポロ」を生歌で披露した。
だが、乃木坂メンバーの歌唱力がネット上で物議を醸し、「乃木坂3人とも歌ヘタすぎて、放送事故みたいになってる」といった声が続出。
こうした意見に対し、「ネットで言われてるほどヘタだった? 十分うまいと思ったけど」「生まれ年の縛りがあったから、歌うまメンバーが集まれなかっただけ。彼女たちは悪くない」とフォローするファンも見られた。
『ベストヒット歌謡祭 2021』NiziUのステージが「ちぐはぐ」と騒ぎに
21年11月11日放送の『ベストヒット歌謡祭 2021』では、9人組ガールズグループ・NiziUが1stアルバム『U』(同)のリード曲「Chopstick」を世界初披露。パフォーマンスが行われたのは番組メイン会場の大阪「フェスティバルホール」ではなく、当時大阪・難波にオープンしたばかりの世界的建築家・隈研吾氏が手がけた「ホテルロイヤルクラシック大阪」チャペル内からの中継だった。
赤と黒を基調にした衣装を着たメンバーは、周囲にスタンド花やオルガン、キャンドルといった結婚式会場の定番アイテムが置かれたスペースで「Chopstick」を披露。
楽曲そのものやメンバーのパフォーマンスに関しては視聴者から賛辞が相次いだが、「音響とライティングがしょぼすぎた。メンバーも狭くて踊りにくそうだったから、普通にホールで初披露してほしかった」「曲と場所と衣装がちぐはぐ」と不満の声も噴出した。
『ベストヒット歌謡祭 2016』KinKi Kids、突然の「歌唱中断」に視聴者困惑
16年11月17日放送の『ベストヒット歌謡祭 2016』で大トリを務めたKinKi Kidsは、「硝子の少年」「愛されるより愛したい」(ともに97年)「道は手ずから夢の花」(16年)をメドレーで披露。
1曲目の「硝子の少年」を力強く歌い始めたものの、堂本剛が突然ステージ上をウロウロし、マイクを客席に向けて歌うことを放棄。そんな剛の後ろで、今度は堂本光一がステージ上に用意された階段へ向かい、主演ミュージカル『Endless SHOCK』の恒例演出“階段落ち”を思わせるコミカルな動きを見せた。
さらに2曲目の「愛されるより愛したい」でも、剛は歌わずに小林旭のモノマネらしき表情でステージ上をウロつき、光一が「歌え!」と笑顔でツッコむ場面も。対して、3曲目の「道は手ずから夢の花」は抜群の歌唱力で真面目に歌い上げた。
2人が1、2曲目で“おふざけ”に徹したワケは、事前に生出演した同局情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』にて、司会の宮根誠司から「マイブームの小林旭のモノマネどうします?」「光一くん、よかったら階段もありますので……」といった“フリ”があったため。
KinKi Kidsはこのムチャぶりを受けた形だが、ネット上では「カッコいい曲に笑いを入れるキンキ、さすがだな」と一部ファンを喜ばせた一方で、「音楽番組なんだからちゃんと歌おうよ……」「完全に身内ノリじゃん」と困惑する視聴者も少なくなかった。
『ベストヒット歌謡祭 2016』SMAPを「懐かしのアイドル」扱いし、ファン憤慨
同じく16年の放送では、「ベストヒット 懐かしのアイドル列伝」と題したVTRをオンエア。79年時の西城秀樹から始まり、松本伊代や桜田淳子らの映像が次々と流れた。
その中には、13年にSMAPが同番組で披露した「Joy!!」の歌唱場面も含まれていたため、ネット上のSMAPファンが「SMAPを懐かしのアイドル扱いしないでほしい」「過去の人みたいな言い方しないで」と憤慨する事態に。
当時のSMAPといえば、16年1月に解散危機が一部で報じられ、同8月に同年末をもって解散することを発表。『ベストヒット歌謡祭 2016』の放送日は、多くのファンがナーバスになっていた時期であるため、番組サイドの配慮が欠けていたと言わざるを得ない。
目次
・『ベストヒット歌謡祭2024』が「身内感満載」と物議
・乃木坂46メンバーの生歌が「下手すぎる」?
・NiziUのステージが「ちぐはぐ」と騒ぎに
・KinKi Kidsの歌唱中断に視聴者困惑
・SMAPを「懐かしのアイドル」扱い……ファン憤慨!
『ベストヒット歌謡祭 2024』「読売テレビとジャニーズの身内感満載」と疑問の声も
1968年に『全日本有線放送大賞』として放送を開始し、今年で56回目となる『ベストヒット歌謡祭 2024』。三浦大知とKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔がTHE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」(1987年)を歌唱したほか、FANTASTICSの佐藤大樹と澤本夏輝、Aぇ! group・末澤誠也がWANDSの「世界が終るまでは…」(1994年)をパフォーマンスするなど、所属事務所の垣根を超えたコラボステージが注目された。
また、デビュー前から互いに切磋琢磨してきたなにわ男子とAぇ! groupが、関西ジュニアと共に思い出の一曲を披露。
さらに、CDデビュー20周年を迎えたSUPER EIGHTが、かつてバックについていたなにわ男子、Aぇ! groupとパフォーマンスしたことも話題に。メンバーの安田章大は両後輩グループについて「僕たちの家族なので、一緒にステージの上で家族みんなで立てるのが幸せに思います」とコメントし、ファンを感動させた。
ネット上では「今年も最高だった!」「関西STARTO勢のファンとしては感動」と好意的な声が上がったが、一方で「旧ジャニーズタレントに時間を割きすぎでは?」「読売テレビと旧ジャニーズの身内感満載」と番組の構成に疑問の声も散見される。
なお、毎年この時期に放送される同番組だが、炎上騒動などの“事件”がたびたび起きている。その中からいくつか振り返りたい。
『ベストヒット歌謡祭2024』乃木坂46メンバーの生歌が「ヘタすぎる」と物議
『ベストヒット歌謡祭 2024』では、同い年のアーティストが集結し、生まれ年のヒット曲を披露する企画「BIRTH SONGメドレー」を放送。
その中で、1999年生まれの乃木坂46・梅澤美波、同・田村真佑、同・弓木奈於、FANTASTICS・中島颯太、JO1・川西拓実、Aぇ! group・小島健がポルノグラフィティの「アポロ」を生歌で披露した。
だが、乃木坂メンバーの歌唱力がネット上で物議を醸し、「乃木坂3人とも歌ヘタすぎて、放送事故みたいになってる」といった声が続出。
こうした意見に対し、「ネットで言われてるほどヘタだった? 十分うまいと思ったけど」「生まれ年の縛りがあったから、歌うまメンバーが集まれなかっただけ。彼女たちは悪くない」とフォローするファンも見られた。
『ベストヒット歌謡祭 2021』NiziUのステージが「ちぐはぐ」と騒ぎに
21年11月11日放送の『ベストヒット歌謡祭 2021』では、9人組ガールズグループ・NiziUが1stアルバム『U』(同)のリード曲「Chopstick」を世界初披露。パフォーマンスが行われたのは番組メイン会場の大阪「フェスティバルホール」ではなく、当時大阪・難波にオープンしたばかりの世界的建築家・隈研吾氏が手がけた「ホテルロイヤルクラシック大阪」チャペル内からの中継だった。
赤と黒を基調にした衣装を着たメンバーは、周囲にスタンド花やオルガン、キャンドルといった結婚式会場の定番アイテムが置かれたスペースで「Chopstick」を披露。
楽曲そのものやメンバーのパフォーマンスに関しては視聴者から賛辞が相次いだが、「音響とライティングがしょぼすぎた。メンバーも狭くて踊りにくそうだったから、普通にホールで初披露してほしかった」「曲と場所と衣装がちぐはぐ」と不満の声も噴出した。
『ベストヒット歌謡祭 2016』KinKi Kids、突然の「歌唱中断」に視聴者困惑
16年11月17日放送の『ベストヒット歌謡祭 2016』で大トリを務めたKinKi Kidsは、「硝子の少年」「愛されるより愛したい」(ともに97年)「道は手ずから夢の花」(16年)をメドレーで披露。
1曲目の「硝子の少年」を力強く歌い始めたものの、堂本剛が突然ステージ上をウロウロし、マイクを客席に向けて歌うことを放棄。そんな剛の後ろで、今度は堂本光一がステージ上に用意された階段へ向かい、主演ミュージカル『Endless SHOCK』の恒例演出“階段落ち”を思わせるコミカルな動きを見せた。
さらに2曲目の「愛されるより愛したい」でも、剛は歌わずに小林旭のモノマネらしき表情でステージ上をウロつき、光一が「歌え!」と笑顔でツッコむ場面も。対して、3曲目の「道は手ずから夢の花」は抜群の歌唱力で真面目に歌い上げた。
2人が1、2曲目で“おふざけ”に徹したワケは、事前に生出演した同局情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』にて、司会の宮根誠司から「マイブームの小林旭のモノマネどうします?」「光一くん、よかったら階段もありますので……」といった“フリ”があったため。
KinKi Kidsはこのムチャぶりを受けた形だが、ネット上では「カッコいい曲に笑いを入れるキンキ、さすがだな」と一部ファンを喜ばせた一方で、「音楽番組なんだからちゃんと歌おうよ……」「完全に身内ノリじゃん」と困惑する視聴者も少なくなかった。
『ベストヒット歌謡祭 2016』SMAPを「懐かしのアイドル」扱いし、ファン憤慨
同じく16年の放送では、「ベストヒット 懐かしのアイドル列伝」と題したVTRをオンエア。79年時の西城秀樹から始まり、松本伊代や桜田淳子らの映像が次々と流れた。
その中には、13年にSMAPが同番組で披露した「Joy!!」の歌唱場面も含まれていたため、ネット上のSMAPファンが「SMAPを懐かしのアイドル扱いしないでほしい」「過去の人みたいな言い方しないで」と憤慨する事態に。
当時のSMAPといえば、16年1月に解散危機が一部で報じられ、同8月に同年末をもって解散することを発表。『ベストヒット歌謡祭 2016』の放送日は、多くのファンがナーバスになっていた時期であるため、番組サイドの配慮が欠けていたと言わざるを得ない。