嵐・大野智、“引退”記事と同時に絶望的な報道――「女性セブン」の不吉なワード

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下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
 11月3日、デビュー25周年を迎えた“国民的アイドル”嵐。有料ファンクラブサイトでは、活動休止以来初めて大野智を含むメンバー全員がそろって登場、さらには歴代のライブDVDのブルーレイ版がオリコンデイリーランキングを独占するなど、盛り上がりを見せている。一方で、活動再開の鍵を握る大野智の動向に関する報道が波紋を呼んでいるのだが――。
目次
今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
嵐・大野智“引退”を「女性自身」に続いて「女性セブン」も示唆
名門・慶應幼稚舎「裏口入学」の実態を明かす衝撃スクープ
松山千春に関する昭和すぎるエピソード
今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
第722回(10/31〜11/5発売号より)
1位「大野智 デビュー25周年嵐を呼ぶ『双肩のタトゥー』」(「女性セブン」11月14日号)
2位「独占スクープ 慶應幼稚舎に激震 現役児童の父が告白『教師たちに現金バラマキ』汚れたお受験」(「女性セブン」11月14日号)
3位「松山千春 『おれはまた歌えるのか』胸に残る『長い傷痕」(「女性セブン」11月14日号)
※「女性自身」「週刊女性」は合併号休み
嵐・大野智“引退”を「女性自身」に続いて「女性セブン」も示唆
 グループ活動休止中にデビュー25周年を迎えた嵐だが、今後の去就、特にリーダー大野智に関する報道が相次いでいる。先週、「女性自身」では大野が「ファンに別れを告げる“一夜限りの引退ライブ”に向けて再始動」を始めるとして“引退”を示唆する記事を掲載、大きな波紋を呼んだ。
 そして今度は「女性セブン」が大野の“ワイドなヒゲ&タトゥー”という衝撃写真を掲載し、これまた大きな話題となっている。というのも、旧ジャニーズにとってタトゥーはタブー。にもかかわらず大野は「左腕の上腕や両肩にわたって」タトゥーを入れているというので、“アイドル復帰は絶望的”とSNSなどで指摘されているからだ。
 さらに衝撃なのは、「セブン」記事もまた「自身」と同様、大野の“活動再開”の動きを紹介しつつ、一方で“引退”を示唆していることだ。
 例えば、「株式会社嵐」の代表取締役で弁護士の四宮隆史氏が宮古島を訪れ、大野と話し合ったことで「一時は絶望視されていた嵐の再始動の機運はこれ以上ないほどに高まっている」と分析、さらに「再始動の鍵を握る大野さんが前向きな姿勢を見せたことで、事態が一気に動き出しました」「25周年イヤーの期間内に、5人でステージに立つ方針はほぼ決まっているという」などと、あたかも嵐再始動に明るい兆しが出てきたように紹介する一方、しかし、その内容をよく見ると、大野の引退と同時に嵐解散もあり得るのではないかと思える絶望的な記述が散見される。
「(大野が)月に一度のペースで4人のメンバーと話し合いを重ねる中で、“1年、頑張ってみたい”と25周年イヤー中に活動を再開する意向を伝えたそうです」(芸能関係者のコメント)
 つまり嵐の本格再稼働ではなく、“1年限定”ということだ。さらに、こんな記述も。
「早ければ来春にもライブを行い、来年の紅白で有終の美を飾るのが既定路線」(芸能リポーターのコメント)
 1年の締めという意味かもしれないが、しかし嵐としての“有終の美”(立派な終わり)とも取れる。なんとも不吉なワードだ。このように「セブン」もまた先週の「自身」同様、大野の活動再開は、末長い嵐の活動再開というより“引退へ向けたファイナルセレモニー”という意味合いを色濃く示唆するものだ。
 やっぱり引退か、大野くん。嵐も解散か――。
名門・慶應幼稚舎「裏口入学」の実態を明かす衝撃スクープ
 そして今週の「女性セブン」には、あるスクープ記事が掲載されている。それが名門・慶應幼稚舎の裏口入学の実態だ。
 記事では東京の某企業の経営者一族で、2人の子どもを幼稚舎に入学させたというAさんが、その実態を赤裸々に告白する。Aさんは知人医師から“お受験のフィクサー”と呼ばれるX医師を紹介され、「とりあえず着手金100万円。夏過ぎに200万円。試験前に1000万円」を支払ったという。さらに直接X医師と会った際には、“15人の教員を買収している”と受験工作の内実を語ったそうだ。
 tそして実際、Aさんの子どもは慶應幼稚舎に合格を果たす。その過程でAさんは、X医師と面会する際の手土産購入費や“お車代”なども合わせると、総額で2000万円ほどを支払ったという。
 そんな衝撃的な告白だが、驚くのは「セブン」がフィクサーとされるX医師を直撃した際の対応だ。X医師は口利きの事実やAさんからの食事接待を認めた上で、さらにこんなことを口走ったという。
「ぼくの名前を出さないと約束してくれたら、有名人の(特別な入学の)知っていることを話しますよ。皆さん、まあまあそういうことをされているかたがたが多いってことですね」
 まったく悪びれていないところがすごい。さらに衝撃的だったのが、“X医師の息がかかった”現役教師を「セブン」が取材、その教師は金銭の授受や接待を明確に否定しなかったことだ。
 いや〜真っ黒だな。慶應幼稚舎といえば、2019年にも「週刊文春」(文藝春秋)が裏口入学について報じ、疑惑の関与を指摘された教師はその後、懲戒免職になっている。さらに今年4月にも「文春オンライン」が慶應幼稚舎の合格多数のお受験有名塾が賄賂斡旋との記事を掲載、その証拠音声と見積書を入手し公開している。
 現在のお受験は公平公正などない。お金持ちが優遇される。そんな実態を明らかにした「セブン」スクープだった。
松山千春に関する昭和すぎるエピソード
 自身のラジオ番組で、狭心症のためバイパス手術を受けたことを告白した松山千春。予定されていたツアーも中止され、現在リハビリ中だという。そんな松山の近況を伝える記事で、現在松山を支える1歳年上の妻について紹介されるのだが、その記述がすごい。
「(松山の両親に優しく接する)献身的な姿を見て『おれがもし認知症になっても、彼女なら最後まで面倒を見てくれるだろう』と思った」
「若い頃には何人かの女性と浮名を流してきましたが、別れた後も相手を大切にするのが松山さんの流儀。コンサートにVIP扱いで招くこともあるようで、奥さんも黙認してきたそうです」
 なんとも昭和なエピソード。ホトホト不適切にもほどがある。
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