【夏ドラマ個人視聴率ランキング】『ブラックペアン2』独走! ワースト作品は?

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 松下奈緒主演『スカイキャッスル』(テレビ朝日系、木曜午後9時)が9月26日に最終回を迎え、全作品(8月18日スタートの同局『素晴らしき哉、先生!』は除く)が放送終了した2024年7月期の民放GP帯夏ドラマ。日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日の4局で放送された作品を対象に、平均個人視聴率の全話平均をランキングで紹介する。
目次
トップは『ブラックペアン2』
2位は『海のはじまり』
3位は『科捜研の女』
全話平均視聴率ランキング
『ブラックペアン2』が独走! 二宮和也の二役に賛辞も
 2024年7月期の民放GP帯夏ドラマ。平均個人視聴率の全話平均トップは、嵐・二宮和也主演の日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(TBS系、日曜午後9時)だった。平均個人視聴率の全話平均は6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、独り勝ち状態となった。
 同作は9月15日放送の最終回が平均世帯視聴率12.0%で、第2話の11.9%を上回る自己最高を記録。平均世帯の全話平均は11.28%で、夏ドラマでは唯一の2ケタとなった。
 当初はシーズン1の主人公・渡海征司郎とシーズン2の主人公・天城雪彦を“どちらも二宮が演じる”という前代未聞のキャスティングに「素直に見られるか心配」と不安視する声もあったが、終わってみると2役を見事に演じ分けた二宮への賛辞が視聴者から相次いだ。
 なお、22日放送のラジオ番組『BAY STORM』(BAY FM)に出演した二宮は、『ブラックペアン2』に限らず、ほとんどの主演ドラマにおいて“オファーを受けた時点で台本が未完成”と明かしつつ、制作サイドと話し合いながらセリフを組み立てていくことが多いと説明。
 そのため、『ブラックペアン シーズン2』の台本に関しても、「セリフをまるっと変更する」こともあったと明かしていた。
2位の『海のはじまり』は13週にわたって放送
 2位は、Snow Man・目黒蓮主演の月9ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系、月曜午後9時)で、平均個人視聴率の全話平均は4.4%。世帯の全話平均は7.6%だった。
 GP帯の今期ドラマでは、話数がもっとも多い全12話だった同作だが、23日に放送された最終回は個人5.4%、世帯9.5%で世帯・個人ともに自己最高を記録。さらに、TVerお気に入り数は193万(25日現在)で、今期ドラマでは断トツ首位となった。
 同作は主演の目黒が撮影中に体調不良に見舞われたため、第8話と第9話の間には脇役のキャラクターがメインの「特別編」を放送。近年の月9枠は“全11話”が通常であるが、同作は「特別編」を含めて13週にわたって放送され、フジの期待のかけようがうかがえた。
3位は『科捜研の女 season24』、新メンバーも人気に
 3位は沢口靖子主演の連続ドラマ『科捜研の女 season24』(テレビ朝日系、水曜午後9時)で、平均個人視聴率の全話平均は4.0%だった。
 1999年から続く同シリーズ。今シーズンは7月31日放送の第5話が裏番組のパリ五輪中継の影響でシリーズ最低にあたる世帯5.5%、個人2.8%を記録してしまった。
 とはいえ、今シーズンはバラエティ豊かなストーリーがシリーズのファンから概ね好評だったほか、今シーズンから科捜研メンバーに加わった加藤諒演じる加瀬淳平も人気の様子。
 ネット上では「加瀬くんが科捜研に新たな風を吹かせてくれた」「科学に無知な加瀬くんが加わったことで、視聴者にわかりやすい内容になった」という声が散見された。
ワースト入りに『ビリオン×スクール』や『南くんが恋人!?』
 一方、最下位はHey! Say! JUMP・山田涼介主演の『ビリオン×スクール』(フジテレビ系、金曜午後9時)で、平均個人視聴率の全話平均は1.8%。
 過去の山田主演作を振り返ると、なぜかフジテレビの作品ばかり低視聴率を記録しているようで、相性の悪さを感じさせる。さらに、今回は裏番組の「金曜ロードショー」枠でスタジオジブリの『となりのトトロ』や『天空の城ラピュタ』が高視聴率を叩き出した影響もありそうだ。
 そして、『ビリオン×スクール』に次いで苦戦していたのが、大御所脚本家・岡田惠和氏が手掛けた『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系、火曜午後9時)で、平均個人視聴率の全話平均は2.1%。
 ただ、ドラマファンからは「8話完結のファンタジードラマとして、非の打ちどころのない秀作だった」との声や、後世に語り継ぎたい名ゼリフがあったと絶賛する声も。それは、「不幸な亡くなり方をする人は、どうしてもいる。でも、その人の人生をかわいそうだと思うのはやめよう。幸せな人にしなくちゃいけない。それができるのは、生きてる人たちだ」というセリフで、視聴者の心を動かしたようだ。
 『ブラックペアン シーズン2』と『海のはじまり』が特に話題を集めていた今年の夏ドラマ。日曜劇場枠では10月から神木隆之介主演『海に眠るダイヤモンド』がスタートするが、またもやヒットを飛ばせるだろうか。
2024年7月期「夏ドラマ」平均個人視聴率の全話平均ランキング(民放4局GP帯)
1位『ブラックペアン シーズン2』(TBS系、日曜午後9時) 6.8%
2位『海のはじまり』(フジテレビ系、月曜午後9時) 4.4%
3位『科捜研の女』(テレビ朝日系、水曜午後9時) 4.0%
4位『スカイキャッスル』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 3.7%
同率4位『西園寺さんは家事をしない』(TBS系、火曜午後10時) 3.7%
6位『新宿野戦病院』(フジテレビ系、水曜午後10時) 3.5%
7位『マウンテンドクター』(フジテレビ系、月曜午後10時) 3.4%
8位『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』(日本テレビ系、土曜午後9時) 3.3%
9位『笑うマトリョーシカ』(TBS系、金曜午後10時) 3.0%
10位『ギークス~警察署の変人たち~』(フジテレビ系、木曜午後10時) 2.6%
11位『マル秘の密子さん』(日本テレビ系、土曜午後10時) 2.5%
同率11位『降り積もれ孤独な死よ』(日本テレビ系、日曜午後10時30分) 2.5%
13位『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系、火曜午後9時) 2.1%
14位『ビリオン×スクール』(フジテレビ系、金曜午後9時) 1.8%
※8月18日スタートの『素晴らしき哉、先生!』(テレビ朝日系、日曜午後10時)は除く
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