Netflix『忍びの家』は宮本信子と白石加代子が最恐! いくらなんでも画が強すぎる

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サイゾーウーマン編集部員が週替わりで近況をつづっていく「編集部コラム」。半径1メートルの身近な話からジャニーズや芸能ニュースのネタまで縦横無尽に話題が飛び出します!
 どーもどーもサイゾーウーマン編集部のJ子です。最近Netflixで『忍びの家』を見ています。服部半蔵の子孫である俵家が、ある事件から忍びとしての生活をやめたものの、平和を脅かす風魔小太郎率いる風魔一族の野望を阻止するため、再び影の任務を引き受ける――というストーリーで、主人公である俵家の次男・晴を賀来賢人が演じています。
目次
『忍びの家』の率直な感想
宮本信子&白石加代子の恐怖シーン
動物園に行く車中で聞いた『百物語』
『忍びの家』は面白い、けどハマりきれない理由
 ちなみに賀来は原案、共同エグゼクティブ・プロデューサーとしても名を連ねているのですが、これまで彼のことを「賀来千香子となんか関係があるの?」くらいに思っていなかった私としては、その多才ぶりに脱帽した次第です(調べたら甥っ子でした)。
 ただ正直、『忍びの家』は面白いっちゃあ面白いものの、ハマりきれないところがあるというか……。忍びのアクションは確かにカッコいいものの、面白いよりも「海外でウケそう」「海外の人が憧れる『忍び』って、きっとこんな感じ」「ものすごくNetflixっぽい」という感想が先に立つんですよ。海外でウケる日本を忠実に描いているという意味で「あざと~!」となってしまいました。
 実際、Netflixの週間グローバルトップ10(2月19~25日)のテレビ・非英語部門で1位を獲得しているそうですし、「あぁそうだよね」と思っていたところです。
『忍びの家』宮本信子&白石加代子の恐怖シーン
 ……が! 1つだけ私の心にブッ刺さったシーンがありました。それは、宮本信子演じる晴の祖母・タキと、白石加代子演じるタキのお友達? 忍び仲間? が、言葉を交わさずに表情だけで和やかに会話するシーン。日本が誇る2大怪演女優の顔が交互に映るのですが、いくらなんでも画が強すぎるんですよ。怖い!!!!
 「顔芸」なんて言葉では語れない、両女優の表情による演技の凄まじさ……まだ最終話まで見ていませんが、タキとタキのお友達がラスボスなのでは? そうあってくれ! と思ってしまいました。
ドライブ中に聞いた白石加代子の『如菩薩団』が忘れられない
 加代子といえば『百物語』(“恐怖”をキーワードに選んだ日本の小説を朗読するシリーズ)ですが、私の死んだ父は昔、なぜか車の中でよく『百物語』のカセットテープを流していたんですよね。
 私が小学生の頃、「動物園に行くぞ!」とワクワクして車に乗り込むと、その道中、加代子の『百物語』が大音量で流れて……一番思い出深いのが、筒井康隆の『如菩薩団』(角川文庫)。主婦強盗団がPTAをかたって高級住宅街のマダムを訪ね、高級肉などの消耗品のみを盗んで、最終的にそのマダムの首を絞めて殺害するっていう話です。
 殺害される寸前のマダムが半狂乱になって、軍歌「愛国行進曲」を歌うシーンの恐ろしさたるや……加代子の鬼気迫る演技に圧倒されました。到着した動物園で見たコアラのあまりの味気なさが、昨日のことのように思い出されます。
 とにかく『忍びの家』は信子&加代子を見て!! というわけで、今週はこのへんで~!
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