大掃除してなくても大丈夫! プロが「換気扇とお風呂の掃除」を2月にする理由とは?

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整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級の資格を持つ「掃除をしながら片付ける」伊藤まきさんが、掃除に関する情報をお届けします。
 新年あけましておめでとうございます。年末は忙しくて大掃除ができなかったという方へ! 新年から2月にかけては、ぜひ不用品を売って「2万円」を作り出してください。年末年始の次は「お得な2月」が始まります。掃除会社がキャンペーンを展開する時期なので、これを利用すればオトクに大掃除が完了! 筆者自身も、年末に大掃除をするのは苦手なので「換気扇とお風呂の大掃除」に関しては、いつも掃除会社へお願いしています。
掃除のプロにお願いするなら「2月か5月」がベスト!
 掃除のプロへ依頼するなら「2月と5月が狙い目」です。
 例えば、繁忙期の12月と引っ越しシーズンの4月の午前中にお願いするとしましょう。この時期は、予約が何件も重なりやすいので「次の予約」を理由に急ぎの仕上げになった経験があります。一方、2月になると予約件数が低くなるため「キャンペーン価格」が増えます。そのため、プロの掃除は「2月の午後」が一番おすすめといわれています。
2月までに「不要品」を売って!
 年始から2月まで「家中の不要品を集め」て、現金に換えていきます。使いにくい家具、一度も着なかった服、使わないブランド品、過去に集めた雑貨まで「使わないモノ」をとことん、メルカリに出品します。筆者の年末は「掃除より先にメルカリ出品」に精を出します。300円の利益が出る不要品なら、どんな小物だって手放します。これで面倒な掃除をプロにお願いできる予算ができます。
掃除のプロは「くらしのマーケット」がおすすめ
 筆者のこれまでの経験から、清掃業者は「くらしのマーケット」がおすすめです。なるべく、2月の平日の午後を選んで「日時が合う業者」から「評価順」に選びます。良い業者の見極めポイントは、「最低評価を読むこと」です。その内容が、昔の内容で最近ではないのなら「サービスの改善」が期待できます。実際に、一番レビュー数が多い案件が清掃業なので「作業の質」が年々上がっていると実感しています。
メールのやりとりで安心したらOK!
 日時が決まったら、メールのやりとりでわからないことや確認したいことを送ります。丁寧な作業をする会社なら、メールの返信速度も早く親切に答えてくれます。前日の確認やこちらで用意しておくこと(駐車場など)も連絡をくれるので、安心してお願いできます。
【お風呂のプロ掃除.1】換気扇掃除Before
  業者さんが来る前に「気になる汚れ」の写真を撮りましょう。業者さんに写真を見せながら、汚れ落ちの相談をします。写真上のようなレベルまで、強い汚れを放置すると「塗膜が弱くなる」との説明があると思います。また、3年以上プロの掃除をしていない場合は、落ちない汚れもたくさんあることを理解しておくと良いです。
 なお、掃除後に「部品の欠け」があったこともあります。IHコンロが故障してしまった例も知っているので、作業前の動作や部品の確認動画を収めておくとトラブル回避ができます。記録があれば、もしものときに役立ちます。ただし、10年を超える設備は保証が難しいのでご注意ください。
【お風呂のプロ掃除.1】換気扇掃除After
 平日の午後にお願いして約3時間もかけて、換気扇すべてをクリーニングしていただきました。換気扇のパーツを戻す前に、汚れ落ちの結果を確認してくれる良い業者さんでした。
 換気扇のパーツ別洗浄は、自力なら3ヶ月に1回が目安だそう。プロに頼むなら、1年に1度の念入りクリーニングが理想だと助言されました。とはいえ、エアコンもプロに頼んでいるので筆者宅では2年に1度の間隔でお願いしています。
 次は、お風呂です。

 床と壁が「まだら柄」なので、汚れが目立ちにくいですが2年ぐらい念入り洗いをしていません。浴槽はプロに清掃をしてもらえるので、前日の残り湯で風呂椅子と桶をつけ置き洗いをしました。「小物をキレイにしておく」ことで、クリーニング後もスッキリです。
 換気扇と同じく「気になる汚れ」を写真に撮ると、話もしやすくトラブル回避にもなります。お風呂の扉周りなら、凹凸部分とゴムパッキンの裏まで確認を。 目の届かないドア枠や上の部分は、プロでも掃除をスルーしがちです。
 蛇口まわりは、溝も多く「水アカ」が増える場所です。とくに「裏側」が酷く汚れます。汚れは、下から見上げるように「覗き込む姿勢」になると出てきます。蛇口周りは、パーツを無くしたり壊したりすると大変なのでNGの業者も多いと思いますが相談だけはしてみましょう。
【お風呂のプロ掃除.2】蛇口まわりAfer
 気になる「蛇口まわりの汚れ」も、キレイに落としてもらいました。白いカリカリは、これより落とそうとすると傷がつく恐れがあるとの説明が。プロの清掃は、すべて落とすより設備を守る方を優先にします。どうしても気になる場合は、自分で「ダイソーのヘラ」で仕上げると良いです。

【お風呂のプロ掃除.3】ゴムパッキンBefore
【お風呂のプロ掃除.3】ゴムパッキンAfter
 お風呂のゴムパッキンと壁全体が、白くトーンアップしました。写真を記録したことで、違いがよりはっきりしますね。ただし「ゴムパッキン」は、12年経過しているのでゴムが痩せています。黒カビの根も強いので、掃除では落ちないレベルの場所も。こういった問題は、掃除でなく「コーキングの打ち替え」になります。
【お風呂のプロ掃除.4】鏡のくもり止めAfter
 オプション掃除は「鏡の曇り止め」を選びました。お風呂の掃除は、いろいろなオプション料金があるので事前にメニューを確認して相談しましょう。床材の塗膜加工、エプロンの洗浄、ミラー磨き、排水管や浴室乾燥機などはすべてオプション価格です。
 写真上のような、洗面台のパネル裏など「外せるパーツ」もオプション料金が多いので、事前にメールで確認しておくことを忘れずに。
換気扇とお風呂の3時間の料金は?
 今回は、お風呂と換気扇を2人体制で3時間かけてクリーニングしてもらったところ合計2万3,000円でした。家中の不要品を処分した「メルカリの売上金」から出したので、おとくに感じます。
キレイをKEEPする助言をもらおう
 最後に、担当してくれた掃除業者さんへ「清掃後のキレイをキープするには?」といった質問をしましょう。筆者宅でお願いしたプロの方々は、お風呂の換気扇より「窓を開ける風通し」を助言する方が多いです。ほか、入浴後にマイクロファイバータオルで鏡とステンレス周りを拭き上げると水アカが残りにくくなります。
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