オーケーの「照り焼きチキンピザ」628円は“耳”がお見事! 780円のロピアは具で勝利【実食比較】

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 スーパー業界では昨今、“コストコ”のそれと見間違うような大きなホールピザを販売する店が続出。店内で焼いている店舗も多く、ネット上の口コミには「某宅配ピザチェーンよりおいしい」といった絶賛コメントも見られます。
 そこで、今回は人気の格安スーパー“オーケー”と“ロピア”で販売されている照り焼きチキン系ピザを徹底比較。実際に食べ比べ、どちらがより買うべき商品なのか見極めます。
目次
オーケーの手作りピザは498円~
オーケー「照り焼きチキンピザ」実食
オーケー、チキンの量をチェック
ロピアの手作りピザは570円~
ロピア「テリヤキチキンピザ」実食
ロピア、チキンの量をチェック
オーケーとロピア、買うべきなのは?
【オーケー】手作りピザ:価格は498円~、味は7種類以上!
 首都圏1都3県で140店舗以上を展開するオーケー。「万一、他店より高い商品がございましたら、お知らせください。値下げします」というポスターを掲げるほど、業界最安値にこだわっています。
 そんなオーケーは、オリジナルのベーカリー商品も充実。中でも直径30センチほどの手作りピザは、「チェリートマトのマルゲリータピザ」と「ブルーチーズの4種チーズピザ」がどちらも498円(税抜き、以下同)と激安!
 このほかにも、524円の「スモークチーズ入りシーフードピザ」「明太子ポテトピザ」「ベーコンとカラフル野菜のトマトクリームピザ」、さらに628円の「ポテツナベーコンピザ」「照り焼きチキンピザ」などが並んでいました。
4分の1カットは129円~、割高感はほぼなし
 ピザによっては1/4カット分も売られており、「チェリートマトのマルゲリータピザ」は129円。ホールで買うと498円ですから、1/4カットでも割高感はほぼ感じられません。
 また、親切な店員さんに伺ったところ、ピザの焼き上がり時間は決まっておらず、出来次第、売り場に並べていくとのこと。筆者が伺った店舗は予約も行っているようで、確実にゲットしたい人は事前に聞いてみるとよさそう。
 これだけ味の種類が豊富だと、あれもこれもと目移りしてしまいますが、今回は628円の「照り焼きチキンピザ」をゲットしました。
【オーケー】628円「照り焼きチキンピザ」を実食:「耳まで美味しい」は本当か?
 シンプルな箱を開けると、鮮やかなたまごサラダが目に飛び込んできます。“てりたま”はテッパンですし、8つにカットすれば必ずたまごサラダが乗っている点もポイント高し! “マヨビーム”もまんべんなくかけられていて、非常に美しいピザです。
 公式サイトによると、トッピングはモッツァレラチーズ、チェダーチーズ、ゴーダチーズ、照り焼きチキン、たまごサラダ、オニオンスライス、マヨソース、パセリ、照り焼きのたれ。生地はオーケーが独自に開発したそうで、「耳まで美味しい」を謳っています。
生地の弾力に驚き!
 ピザをカットしていると、耳の弾力に驚き! 決して硬くはないものの、押すとしっかり反発してくる“もちふわ感”は、まさにイタリア発祥のパン・フォカッチャのよう。
チキンの量をチェック!
 唯一見た目で気になったのが、メインであるはずの鶏肉がチーズとソースに隠れてほぼ見えなかった点。そこで、ピザを8つにカットした後、一切れ分のチキンをかき集めてみました。
 すると、“欠片”と呼んでも差し支えないほど、小ぶりに切られたチキンがいくつか集まりました。肉好きとしてはちょっとがっかり……。
【オーケー】「照り焼きチキンピザ」628円を採点!



見た目
★★★★☆


生地
★★★★★



★★☆☆☆



 一口食べると、甘~い和風の照り焼きのたれの味がガツンと来ます。その後、食べ進めると……やはりほぼたれの味しかしません。卵やチキンの存在を忘れてしまうほど、たれの主張が強い! ただ、そんな単調な味の中でも、玉ねぎのシャキシャキ感が残っているのはうれしいポイント。
 そして、オーケーが「耳まで美味しい」と謳っているだけあり、甘みのある耳がうまい! 触った感じと同様に、食感や味もかなりフォカッチャに近いです。これは耳だけでもずっと食べていられるレベル! この生地はお見事です。
【ロピア】手作りピザ:570円~で「材料費考えてません」とアピール
 続いて、神奈川県を中心に14都府県で展開し、今年1月には台湾にも出店したロピアへ。“カトパン”こと加藤綾子アナウンサーの夫が社長を務めていることでもおなじみです。
 早速、楽し気な手作りポップが目を引くピザコーナーへ。
 「小麦粉から練り上げて、、本格ピザを」という倒置法が印象的なコピーや、「美味しかったヨ~!が聞きたくて♪ なので材料費考えてません(汗)」という採算度外視アピールからは、企業努力の結晶であることが伝わってきます。
 この日の売り場には、お目当ての「テリヤキチキンピザ」(780円)に加え、一番人気の「マルゲリータピザ」(570円)と、自社製燻製ベーコンなどが乗った「自社製ベーコン&ウインナーピザ」(680円)が並んでいました。
 オーケーの「照り焼きチキンピザ」よりも、152円高いロピアの「テリヤキチキンピザ」ですが、サイズはほぼ同じです。
【ロピア】780円「テリヤキチキンピザ」を実食:大きなチキンがゴロゴロ
 箱を開けると、まずは窯焼きの香ばしい香りが広がります。トッピングは、テリヤキチキン、コーン、マヨネーズ、玉ねぎ、チーズ。たれがたっぷりかかっていたオーケーとは違い、全体的に“ドライ”な仕上がりです。
 包丁でカットすると、生地はかなり硬め。密度が高く、噛めば噛むほど、口の中に小麦の香りが広がりそう。
チキンの量をチェック!
 オーケーと同じく、8つにカットしたのち、1切れに乗っているチキンを集めました。すると、大きなチキンがゴロゴロとたくさん乗っていることがわかります。さすが、元精肉専門店のロピア。これは食べ応えがありそう。
【ロピア】「テリヤキチキンピザ」780円を採点!



見た目
★★★☆☆


生地
★★★☆☆



★★★★★



 とにかく生地の噛み応えがすごい! 肉の食感もしっかりめで、プチプチとしたコーンもいいアクセントになっています。“食事”としての満足度は高そう。
 味のほうは、適度に焦げ目がついた生地、チキン、マヨネーズの香ばしさが際立っていて、本格的で大人な味わい。肉の味付け自体はかなり甘めですが、くどさはなく、さっぱりと食べられます。
 ただ、ここまでハードな生地だと、年齢や好みによって好き嫌いが分かれるかも。小麦の味を引き出すためか、オーケーに比べて薄味の生地なので、「耳を残したい……」と思う人も結構いそうです。
 実際、筆者の5歳の息子は「硬い」と言って、耳を“全残し”していました。
【オーケー】【ロピア】照り焼きチキン系ピザ、買うべきなのは?
 2つを食べ比べた結果、生地はオーケー、具はロピアが勝利という結果に。価格はロピアのほうが152円高いものの、チキンがたくさん乗っているので当然のようにも思えました。
 ただ、甘いたれの味が好きなお子さまや、とにかく濃い味が好きな男性などは、オーケーの「照り焼きチキンピザ」にはまりそう。
 逆に、ハード系生地を求めている人には、ロピアはかなりおすすめ。ここまで噛み応えのある生地に出会える機会は、ほかではそうそうないのでは?
 同じ照り焼きチキン系ピザでも、まったく異なる味わいだったオーケーとロピア。見栄えがいい30センチ級のピザは、もうすぐ訪れるクリスマスの食卓にもぴったり! それを数百円で提供してくれるのですから、格安スーパーには頭が上がりません。
※2023年12月4日時点の情報です。店舗によっては取り扱いがないこともあります。
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