中学受験生の母を悩ます「勉強嫌いな弟」、姉は医学部に強い私立に合格したのに!

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 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。
 先月26日に東京都教育委員会が発表した「公立学校統計調査報告書」に関する報道をご覧になった人はいるだろうか。それによると、東京23区では24%が私立中に進学したことが判明。自治体別の私立中の進学率トップ3は、1位が文京区で49.50%、2位が中央区で43.14%、3位が港区で42.47%という結果が出ている。この3区は特に所得が高い地域といわれているが、文京区に至っては、クラスメートのほぼ半数は公立中には行かないというわけだ。
 この3区の中の文教エリアに居を構える雅子さん(仮名)は浮かない顔をしていた。
「この地域に住んでいる以上、『中学受験をしなければ人にあらず!』なんですよ。少なくとも、私の周りではそうです」
 雅子さんは勤務医の夫、私立中学2年生の長女、公立小学校5年生の長男、さらに、もう一人、就学前の子を持つ専業主婦である。
「夫の家は代々医者の家系でして、実家の医院は現在、義姉夫婦が継いでいます。夫は子どもたちに『医者になれ』と言ったことはないのですが、親戚中、石を投げたら医者という環境なので、サラリーマン家庭の出である私はいつも無言の圧を感じてしまいます……」
 ご近所でも、なぜか雅子さんが医者一族に嫁いできた人ということは知られているようで、面と向かって「お子さんたちは医学部決定ね」と言われることも少なくはないらしい。
「長女は幼少時からお教室に通い、いわゆるお受験をしたんですが、残念ながら、志望校にはご縁がなくて、公立小学校に進みました。でもそのうちに、本人が『パパみたいな医者になりたい!』って言い出して、そのためには私立中高一貫校に行くほうがいいという情報をどこからか聞きつけてきまして、小4から本格的に受験塾に通うようになりました」
 雅子さんによると、クラスメートの8割以上が受験する地域なので、子どもたちの会話も自然と受験関連のことになるのだという。子どもたちの間ではさまざまな受験情報が流布されているというだけに、「医学部に行く最短ルートは?」という話題が出てもおかしくはない。
「長女は私が何も言わなくても、自分で計画を立てて、やるべきことをやる子でして、すんなりと医学部に強いといわれる学校に合格しました。根が真面目なせいか、おかげさまで成績も良く、もし、このままの成績をキープできるのならば、医学部への推薦もあり得るかもしれないです」

 一見、順風満帆に思える雅子さんだが、悩みの種は長男なのだそうだ。
「この子は小さい頃、やんちゃというか、落ち着きがないというかで、お受験のお教室にも、やんわりと拒否されたくらい。当然、小学校受験はしていません。一時は発達障害を疑って、専門医に診てもらったりもしたんですが、診断は下らず、グレーでもなく、単にきかん坊なだけという結果でした。小学校に入ったら、落ち着いてきたので、娘と同じ受験塾に入れたんですが、娘とは違って勉強をまったくしないんです」
 長男も、お姉ちゃんと同じ学校に行かせたかったという雅子さん。小4の入塾当時はお尻を叩いて、勉強に付き合い、どうにか成績を上げようと躍起になっていたそうだ。ところが、塾の成績は上がることはなく、下位クラスが定位置になっているという。
「おだててもダメ、
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