ぺこぱはレギュラー3本失い、ティモンディはテレビマンを批判? 失速したお笑い芸人の業界評

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 一時はテレビで見ない日はないほど人気を集めたものの、今年春から週レギュラーが3本も減ってしまったお笑いコンビがいる。シュウペイと松陰寺太勇からなるぺこぱだ。
 7月5日放送のオードリーの冠番組『あちこちオードリー』(テレビ東京系)にゲスト出演した際には、レギュラーが減ったことにシュウペイが悩み、趣味などを仕事にしようするなど、今までの“明るいおバカ”からキャラ変を考えていることを告白。
 それに対してオードリー・若林正恭は、「制作側がシュウペイに求めるのは「『いつものシュウペイちゃん』だから」とキャラ変はしないほうがいいと助言し、相方の春日俊彰も「私とかシュウペイちゃんは、(賢い部分を)出しちゃいけないのよ」と諭していた。
 オードリーは『M-1グランプリ2008』(テレビ朝日系)の準優勝でスターダムに躍り出たコンビ。春日のおバカなボケ、若林の鋭いツッコミがバラエティにハマり、第一線で活躍し続けている。一方、ぺこぱも『M-1グランプリ2019』(同)で3位に終わるも一気に人気者となった。
「春日とシュウペイのキャラは似ていて、春日でいう『トゥース!』にあたる『シューペイで~す!』の決め台詞も重なります。しかし、ぺこぱの失速はシュウペイの迷走に他ならない。シュウペイは次第に『シューペイで~す!』を口に出さなくなり、テレビ関係者の中には、当初のキャラでなくなるなら『じゃあ、いいや』と起用をやめる人もいましたね。松陰寺が知識を売りにコメンテーターという分野で活躍する一方、シュウペイも方向転換しようとしたのが失敗でした」(テレビ業界関係者)
ティモンディも失速
 実は、ぺこぱのように失速したコンビがほかにもいる。高岸宏行と前田裕太からなるティモンディだ。
「ティモンディのキーマンはボケの高岸です。全身オレンジ色の服を着て、髪形はオールバック。『やればできる!』という唯一のギャグと、ゆっくりとしたしゃべりは、春日のトークとどこか似通っている。また高岸は、甲子園常連の名門校で投手として活躍し、ドラフト候補だったことも。昨年7月には、プロ野球独立チーム・ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスに入団し、プロ野球選手と芸人の二刀流で活動していました。その点も、エアロビクス、ボディビルなどに挑戦して結果を出す春日と通じるものがあります」(芸能ライター)
 ともすれば“ポスト・春日”としての地位を築き、体を張る仕事を独占することもできた気がするが……。
「高岸の司令塔は相方・前田なのですが、彼のハンドリングがうまくなかった。にもかかわらず、『あちこちオードリー』に出演した際、前田は『僕らの良さが出る仕事を考えてオファーしている仕事なんて1割にも満たない』『ほかのタレントをツモれなかった(起用できなかった)とか、いろんな事情があって我々に来ている』と暗にテレビマンを批判していました」(同)
 また、高岸ばかりにスポットライトが浴びていることについて、自分の努力が全く評価されないと本音を漏らす場面もあった。
「前田の発言がテレビ関係者の怒りを買った部分はある。新人の頃は誰がやってもできる仕事しか来ないのが普通です。そこから、本人たちの成長などを加味して、番組スタッフは適正を見極めていきます。自分たちに合う仕事が何なのか、逆に聞いてみたいですね」(同)
 さてもう1組、肉体派とネタ作り担当の組み合わせで「惜しかった」といわれるコンビがいるようだ。
「オードリーよりも先輩ですが、肉体派の八木真澄とネタ作り担当で知性派の高橋茂雄というコンビのサバンナ。八木はギャグセンスはあるかもしれませんが、いかんせんトークスキルが弱い。高橋もそのフォローに回る気があまりないので、八木の痛々しさが残り、周囲を変な空気にしてしまう。そうこうしているうちに高橋だけが売れっ子となり、コンビでのブレークには至らなかった」(同)
 肉体派やおバカ担当が輝けるのも、相方のサポートがあってこそ。ぺこぱとティモンディは今後の活躍に期待したい。
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