山下達郎もジャニーズ圧力に加担か――松尾潔氏の“告発”に、最も頭を抱えているのは誰?

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 音楽プロデューサー・松尾潔氏が7月1日付のTwitterで、それまで在籍していた芸能事務所・スマイルカンパニーとの契約が「中途で終了になりました」(原文ママ、以下同)と報告。その背景に、ジャニーズ事務所が関係していることを示唆しており、マスコミ関係者は「報告というより、もはや“告発”であり、各方面に波紋が広がっている」(スポーツ紙記者)と指摘する。
 松尾氏はSPEEDや宇多田ヒカルのデビューに携わるほか、CHEMISTRYの“生みの親”であり、平井堅のプロデューサーとしても知られる人物。その松尾氏が在籍していたスマイルカンパニーは、ミュージシャン・山下達郎を中心とした事務所で、アーティストやクリエーターらを多数抱えている。
「一方で松尾氏は近頃、今春から業界内外で取り沙汰されているジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題について、Twitterやラジオ番組などでコメントしていました。5月14日付のツイートでは『ジュリーさん、これを機に膿を出しきりませんか』と、ジャニーズの現社長・藤島ジュリー景子氏に呼びかけていたことも話題になっていたんです」(芸能ライター)
 そんな松尾氏は今月1日、自身のTwitterで「15年間在籍したスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了になりました。私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です」と発表。さらに「私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です」ともつづっていた。
「松尾氏の投稿は、ジャニーズがスマイルカンパニーに指示を出し、もしくは、スマイルカンパニーがジャニーズに忖度して、松尾氏の契約を終了させた……そして、ジャニーズへの楽曲提供が多い山下もそれに加担したと読めます。実際、松尾氏と会社で話し合いが持たれたのか、いきなり契約を切られたのかは不明ながら、ジャニーズやスマイルカンパニー、山下にはネットユーザーから猛批判されている状況です」(同)
ジャニーズが一個人の言論を封殺するのは「まずあり得ない」
 しかし、現在ジャニーズサイドが自らこうした圧力をかけることは「まずあり得ない」(前出・スポーツ紙記者)という指摘も。
「近年、ジャニーズは、“メディア等に圧力をかけている”というイメージを消したがっているだけに、一個人の言論を封殺するまねはまずしないでしょう。そもそも、事務所から松尾氏を追い出すことで、彼のジャニーズ批判を封じられるわけではありませんから。となると、やはりスマイルカンパニーがジャニーズへの忖度で松尾氏を切ったのか……しかし、世間の反響を見るに、結果的にジャニーズのイメージを暴落させ、大ダメージを与えただけに見えます」(同)
 このような経緯でスマイルカンパニーを離れた松尾氏は、今後さらにジャニーズを糾弾していく可能性がある。この状況に最も頭を抱えているのはジュリー氏本人なのかもしれない。
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