『教場0』TVer“お気に入り数1位”から転落……首位を明け渡したドラマとは?

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 フジテレビ系「月9」枠にて放送中の木村拓哉主演の連続ドラマ『風間公親-教場0-』。5月8日放送の第5話が世帯平均視聴率は9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、3週連続で1ケタとなった。
 木村のほか、赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣ら豪華なキャスト陣が話題の同ドラマだが、第5話では、9年ぶりのドラマ出演となる坂口憲二が、木村演じる指導官・風間公親と“裏バディ”を組む刑事・柳沢浩二役で登場。
 坂口の出演は終盤のごくわずかなシーンであったが、ネット上では「渋い! カッコ良すぎる」「坂口憲二の存在感と緊迫感に目を奪われた」と好意的な声が続出。だが、視聴率には反映されなかったようだ。
 また、同ドラマシリーズといえば、2020年と21年の正月に放送されたスペシャルドラマ版は、重厚感のあるシリアスな作風が視聴者にウケていたが、今回の連ドラ版では、「設定に無理がある」「脚本が雑」とツッコミも多い。
 例えば、今月1日放送の第4話では、女子大生がおなかの子の父親である工芸家を殺害後、その場で産気づき、工芸家の作品である大きな器に赤ちゃんを出産。
 その際、暖炉の近くに置かれていた器が高温状態で、赤ちゃんの足に器の刻印の一部である「mama」という焼印がついてしまった……という描写があった。
 これは事件解決につながる重要なシーンだったが、視聴者からはその唐突さや、刻印部分のうち「mama」の部分だけが焼印されていたという点に、「突然出てきたmamaの刻印にずっこけてしまった」「mamaには笑っちゃった」との声も。
 ただ、同ドラマは以前の放送回においても、シリアスな雰囲気に似つかわしくない非現実的な展開がたびたび見られ、「クセ強めの“トンデモ謎解き”が楽しみになってきてる」と、魅力の一つとして好意的に捉える視聴者も多い。
※以下、『風間公親-教場0-』第5話のネタバレを含みます。
 なお、第5話では、大学教授で地理が専門の梨多真夫(野間口徹)が、自宅の敷地内にて変死体で見つかり、新人刑事の遠野章宏(北村匠海)らが捜査を開始。
 当初はバルコニーから転落した死亡事故だとみられていたが、実は第一発見者である梨多のゼミの教え子・戸守研策(水沢林太郎)が犯人。梨多から卒論の単位をあげられないと言われた戸守がパニックになり、殺害してしまったのだという。
 戸守の不審な点に気づいていた遠野に追い詰められた戸守は、自宅前に落ちていた千枚通しで遠野と風間に襲いかかり、風間のメガネにヒビが入ってしまう……。
 21年のスペシャルドラマ版『教場II』のラストシーンで、風間は刑事時代に職務質問した不審人物を取り押さえた際、右目を失って義眼になり、その際、バディだった遠野は千枚通しで首元を刺され、重傷を負ったことが明かされていた。
 そのため、風間や遠野のその後に関係する“千枚通し”が登場したことで、「右目が義眼になった真相への伏線か!?」と視聴者はますます盛り上がっている様子。
 一方で、第5話に“トンデモ謎解き”が登場しなかったことに対し、「な~んだ、今回はトンデモなしか……」「ツッコミどころがなくて、消化不良」と不満を漏らす視聴者も一部いるようだ。
 なお、同作は、見逃し無料配信動画サービス「TVer」の「お気に入り数」が118.3万人(今月12日現在、以下同)を記録。長らく今期の連ドラでトップをひた走っていたが、先日、TVerが好調な同局『あなたがしてくれなくても』(119.5万人)に抜かされ、2位となってしまった。
 一気にシリアスムードとなった第5話。今後、視聴率は豪華キャストに見合うような上昇を見せられるだろうか。
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