キンプリ・平野紫耀、ジャニーズ退所組への批判と嫌味を繰り広げる女性週刊誌

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下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
 5月5日に行われた松本潤の「浜松まつり」行列。スタート前からテレビ中継され、NHKもライブ中継! 今日はずっとこの話題か、と思いきや、能登地方で最大震度6強を観測する地震が発生、中継は中止に。松潤は意外に“持ってない人”なのかも、と思った。
第649回(5/4〜5/9発売号より)
1位「平野紫耀 “俳優引退”宣言に重鎮たちが『辞めるな!』愛の憤怒」(「女性自身」5月23日号)
同「平野紫耀 脱ジャニを招いた小学生時代からのクラブ通い」(「週刊女性」5月23日号)
2位「香取慎吾 SMAP解散の遺恨――“再会拒否”にあった中居不信6年」(「女性自身」5月23日号)
3位「スープストック炎上騒動も母の日ギフト需要で独り勝ち?」(「週刊女性」5月23日号)
※ 「女性セブン」は合併号休み
 チクチク、ちくちく、チクチクと。いよいよ5月22日、King & Princeの平野紫耀と神宮寺勇太がジャニーズ事務所を退所する(秋には岸優太も退所予定)。そんなタイミングからか、「女性自身」「週刊女性」はキンプリに関する特集記事をそろって組んでいるのだが――。
 やはり退所組を批判している。ターゲットは平野。しかも巧妙に、そしていやらしく、だ。まずは「自身」。記事では平野は退所後、俳優業を引退してアーティストとしてダンスなどを磨いていくと指摘しているのだが、これにいちゃもんをつけるのだ。いわくドラマ『クロサギ』(TBS系)でその演技が高く評価されたのに、いわく大物俳優たちがこぞって平野の才能を認めているのに、いわくテレビや映画界にとって大きな損失だ、と。
 一見、俳優としての平野の才能を評価して、廃業を惜しんでいるかのようにも見えるが、違うだろう。まるで“褒め殺し”だ。それはこんな一文に集約される。
「大物俳優たちが、平野さんの役者としての才能に言及する裏には、“なぜ役者を辞めてしまうのか。テレビや映画界にとっての大きな損失だ”と、やり場のない怒りがあるのではないでしょうか」(ドラマ関係者のコメント)
 つまり平野の才能は大物たちもそれを認めている、にもかかわらず俳優業を辞めるのは“裏切り者”だ、大物俳優たちも怒っているぞ! ということだろう。
 そして「週女」もウルトラ級並み屁理屈で平野を攻撃する。記事では平野が主導し、キンプリ全員がいかにダンススキルをアップさせていったかのエピソードが綴られるのだが、しかしこのエピソードは美談では終わらない。なぜなら平野のダンスと音楽の志向性こそがキンプリ分裂を生んだと、こう指摘されているからだ。
「小さいころから、海外の、HIP-HOPなどのいわゆる“ブラックミュージック”をよく聴いていました。まだ幼いながらも、クラブにも出入りして踊っていましたよ」
「昔から“王道アイドル”よりも、“アーティスト”志向が強いんです。そのことも、退所を考える一因になったのかもしれません」(ともに音楽業界関係者のコメント)
 もちろん女性週刊誌のキンプリ退所組への批判、というか嫌味は今に始まったことではない。ジャニーズを辞めると発表されてから、チクチク、チクチクと。よくやるよ、である。

 4月30日に放送された『まつもtoなかい』(フジテレビ系)は大きな話題を呼んだ。ゲストが香取慎吾だったから。あのSMAP独立騒動以来、中居正広と香取が共演するのは実に6年ぶりだというのだから。「見逃し配信」再生数も、249万回と歴代最高だったことも大きく報じられている。
 だが2人の関係は、番組内でも“打ち解けた”ものではなかった。記事でも指摘されているが、香取は騒動後、中居の出る番組を見かければ「最初のころは(チャンネルを)変えてましたね」と発言し、中居からしばしば連絡がきたことも「ウザかった」とも語っていたからだ。実際、筆者もこの番組を観たが、香取は時に笑いながら冗談めかしてはいたものの、中居とのわだかまりはまだまだ尾を引いていると感じたほどだ。
 確かにSMAP解散騒動当時、中居も香取ら“新しい地図”3人とともにジャニーズ事務所を辞めると目されていた。しかし一転残留。その背景には中居のさまざまな配慮があったと言われる。そのひとつに、後ろ盾を失い、裏切り者扱いされかねない独立組3人を、事務所に残留することで“守る”との見方もあったほど。しかし香取には忸怩たる思いがあったのだろう。
 だからこそ心配になる。中居に対し複雑な思いを持ち続ける香取が、あえてなぜこのタイミングで中居との共演を承諾したのか。中居の体調を考えてのことではないのか。元気に復帰した中居だが、しかし今回の香取との共演で少し心配になった。杞憂だといいが。
スープストックトーキョーの炎上騒動
 女性に人気のスープストックトーキョーで炎上騒動が起こった。理由は赤ちゃん向け離乳食を無料で提供すると発表したからだという。「一部の客が優遇されるのはおかしい」「子連れで混むならもう行かない」などといった批判が巻き起こったらしい。こんな日本だから少子化対策が進まないんだな。
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