野呂佳代、テレビマンの評判は「旬の時期がない」? 「いつも7番目のキャスティング」「NGなしアイドルより格段上」
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テレビ業界には、売れっ子芸能人と呼ぶには程遠いが、一部の界隈でのみ仕事のオファーが絶えずあるタレントもいる。むしろ、そうした存在のほうが多数派といえるだろう。
そんなタレントの一人として、テレビ業界から真っ先に名前が挙がったのは元AKB48・野呂佳代。ゴールデン帯や昼の情報番組で姿を見かけることは少ないが、『ゴッドタン』(テレビ東京系)を筆頭に深夜帯のバラエティや、ラジオへの出演数は突出している。
そんな野呂について、テレビマンの評判を聞いてみた。
「野呂と言えば、『旬の時期』がいつだったのか思い浮かばない。AKB48に2期生として加入したときは、同期である大島優子、秋元才加といったメンバーの影に隠れていて、その後、SDN48で一応キャプテンとして活躍していた時期も、テレビにピンで呼ばれたことはありません」(放送作家)
2020年11月、野呂は仕事現場で知り合った5歳年上のディレクターと結婚。その夫も、ある番組会議でキャスティングに野呂の名前が挙がった際、「旬じゃないから朝日奈央にしよう」と別のスタッフに言われ、強く推せずにいたという。
「タレントをキャスティングするときは、第1候補に断られることを想定して、バックアップとして3~4人の名前は別で挙げておきます。しかし急に呼ぶことになったり、そのいずれも断られてしまったときは、そこからさらに下位のタレントに連絡してツモっていくしかありません。そんな時、いつも7番目くらいで必ず引っ掛かるのが野呂。もちろん半レギュラー状態の番組では初めから第1候補ですが」(業界関係者)
野呂と仕事をしたテレビマンからは、こんな意見も……。
「ロケ先で頑張ってくれたんですが、機転が利かず、VTRの仕上がりが微妙でした。100点じゃなくてもいいのですが、80点は出してほしい。野呂は45点から65点を行ったり来たりといったところでしょうか。それがキャスティング会議でも最初に名前が挙がらないゆえんでしょう」(テレビ関係者)
しかし、タレントとして評価されているポイントももちろんあるようだ。「さまざまな無茶振りに応じるメンタリティーの強さは、いわゆる『NGなしアイドル』より格段上」との指摘も。
「SKE48・須田亜香里や、元アイドリング!!!の朝日奈央も、芸人顔負けの仕事をしてきましたが、野呂ほど芸人とテレビでキスしてきたアイドルはいない。芸人と言っても、同じ所属事務所・太田プロダクションのダチョウ倶楽部・上島竜兵とだけですが(笑)。野呂の芸能活動において、ダチョウとの共演は大きな財産では」(同)
現在でも、事務所の大先輩、ダチョウ倶楽部とは舞台やトーク番組で共演することも多く、良好な関係を築いていることがうかがえる。
「上島との初キスは15年6月30日に行われたアニメ映画『ヒックとドラゴン2』のブルーレイ&DVD発売の記念イベントのようです。そこから、さまざまなイベントにダチョウ倶楽部と抱き合わせで呼ばれては、キス芸をはじめ、“熱湯風呂”にも挑戦していました。そういう点で野呂は、例えば柳沢慎吾など、取材陣にウケがいい“イベントタレント”の部類に入るのでしょう」(前出・業界関係者)
そうしたイベントでの頑張りがテレビ業界で認められたのか、番組出演も増えていった。
「とはいえ、例えば体重を告白しなければならない企画など、オファー内容がニッチです。特に野呂を気に入った様子なのは中居正広。『ナカイの窓』(日本テレビ系)の企画で『私たちそんなにブスですかSP』という、今考えればひどい“くくり”に呼ばれた彼女を、中居は『階級上げたの?』『マタニティー?』とイジリ倒していた。その後も、『ザ!世界仰天ニュース』(同)に呼ばれたり、『中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん』(TBS系)では先のディレクターの夫との同棲交際、さらには結婚発表もしました。中居にとって野呂は、安心してイジれる存在なのでしょう」(同)
2000年に芸能界デビューしたという野呂。だが先述したように、旬な時期が見当たらず、かろうじて言えば、月9『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)に出演した昨年がターニングポイントだったといえるが、いまだブレークには至っていない。
かつて、SDN卒業後の目標として「深津絵里」を挙げていた野呂。現在、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で、るい役を好演している深津だが、同作は「ひなたの道」がキーワードになっている。野呂にとっての「ひなたの道」は、いったいどこにあるのだろうか?
(村上春虎)
そんなタレントの一人として、テレビ業界から真っ先に名前が挙がったのは元AKB48・野呂佳代。ゴールデン帯や昼の情報番組で姿を見かけることは少ないが、『ゴッドタン』(テレビ東京系)を筆頭に深夜帯のバラエティや、ラジオへの出演数は突出している。
そんな野呂について、テレビマンの評判を聞いてみた。
「野呂と言えば、『旬の時期』がいつだったのか思い浮かばない。AKB48に2期生として加入したときは、同期である大島優子、秋元才加といったメンバーの影に隠れていて、その後、SDN48で一応キャプテンとして活躍していた時期も、テレビにピンで呼ばれたことはありません」(放送作家)
2020年11月、野呂は仕事現場で知り合った5歳年上のディレクターと結婚。その夫も、ある番組会議でキャスティングに野呂の名前が挙がった際、「旬じゃないから朝日奈央にしよう」と別のスタッフに言われ、強く推せずにいたという。
「タレントをキャスティングするときは、第1候補に断られることを想定して、バックアップとして3~4人の名前は別で挙げておきます。しかし急に呼ぶことになったり、そのいずれも断られてしまったときは、そこからさらに下位のタレントに連絡してツモっていくしかありません。そんな時、いつも7番目くらいで必ず引っ掛かるのが野呂。もちろん半レギュラー状態の番組では初めから第1候補ですが」(業界関係者)
野呂と仕事をしたテレビマンからは、こんな意見も……。
「ロケ先で頑張ってくれたんですが、機転が利かず、VTRの仕上がりが微妙でした。100点じゃなくてもいいのですが、80点は出してほしい。野呂は45点から65点を行ったり来たりといったところでしょうか。それがキャスティング会議でも最初に名前が挙がらないゆえんでしょう」(テレビ関係者)
しかし、タレントとして評価されているポイントももちろんあるようだ。「さまざまな無茶振りに応じるメンタリティーの強さは、いわゆる『NGなしアイドル』より格段上」との指摘も。
「SKE48・須田亜香里や、元アイドリング!!!の朝日奈央も、芸人顔負けの仕事をしてきましたが、野呂ほど芸人とテレビでキスしてきたアイドルはいない。芸人と言っても、同じ所属事務所・太田プロダクションのダチョウ倶楽部・上島竜兵とだけですが(笑)。野呂の芸能活動において、ダチョウとの共演は大きな財産では」(同)
現在でも、事務所の大先輩、ダチョウ倶楽部とは舞台やトーク番組で共演することも多く、良好な関係を築いていることがうかがえる。
「上島との初キスは15年6月30日に行われたアニメ映画『ヒックとドラゴン2』のブルーレイ&DVD発売の記念イベントのようです。そこから、さまざまなイベントにダチョウ倶楽部と抱き合わせで呼ばれては、キス芸をはじめ、“熱湯風呂”にも挑戦していました。そういう点で野呂は、例えば柳沢慎吾など、取材陣にウケがいい“イベントタレント”の部類に入るのでしょう」(前出・業界関係者)
そうしたイベントでの頑張りがテレビ業界で認められたのか、番組出演も増えていった。
「とはいえ、例えば体重を告白しなければならない企画など、オファー内容がニッチです。特に野呂を気に入った様子なのは中居正広。『ナカイの窓』(日本テレビ系)の企画で『私たちそんなにブスですかSP』という、今考えればひどい“くくり”に呼ばれた彼女を、中居は『階級上げたの?』『マタニティー?』とイジリ倒していた。その後も、『ザ!世界仰天ニュース』(同)に呼ばれたり、『中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん』(TBS系)では先のディレクターの夫との同棲交際、さらには結婚発表もしました。中居にとって野呂は、安心してイジれる存在なのでしょう」(同)
2000年に芸能界デビューしたという野呂。だが先述したように、旬な時期が見当たらず、かろうじて言えば、月9『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)に出演した昨年がターニングポイントだったといえるが、いまだブレークには至っていない。
かつて、SDN卒業後の目標として「深津絵里」を挙げていた野呂。現在、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で、るい役を好演している深津だが、同作は「ひなたの道」がキーワードになっている。野呂にとっての「ひなたの道」は、いったいどこにあるのだろうか?
(村上春虎)