『ウチの夫は仕事ができない』に学ぶ、はじめての喧嘩の仲直りの仕方
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9月16日に最終回を迎えたドラマ『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)。大手イベント会社に勤めながらも仕事ができないお荷物社員・小林司を錦戸亮が演じ、その仕事ができない夫を支える妻・沙也加を松岡茉優が演じています。
互いを「サーヤ」「つかポン」と呼び合うなど仲睦まじいふたりですが、第6話でふたりははじめての喧嘩を経験しました。これまで喧嘩をしたことがないため、仲直りの方法も知らないふたり。慣れない衝突は時に取り返しのつかない溝を生んでしまうことも……。些細な喧嘩でそんな事態になることは避けたいですよね。そこで今回は『ウチの夫は仕事ができない』に学ぶ、はじめての喧嘩の仲直りの仕方を探ってみます。
◆相手が自分の予想通りの反応をするとは限らない!
『ウチの夫は仕事ができない』第6話で、一度も喧嘩したことのない自分たち夫婦の行く末を案じた沙也加は家事放棄をするなどわざと喧嘩を仕掛けるも、司はまったく意に介さず、夫婦喧嘩に発展することはありませんでした。
しかしその後、司が大切にしていた粘菌(※)に沙也加がうっかり水を与えて駄目にしてしまったことで、図らずも喧嘩が勃発してしまいます。想定外の喧嘩に戸惑った沙也加は布団にこもって怒鳴り散らすなど、喧嘩したという現実に向き合うことができませんでした。
喧嘩をしようと思ったときには喧嘩にならず、逆に思わぬところで喧嘩に発展してしまい、パニックになって対処法を失ってしまった沙也加。“自分がこうしたら相手はこうするだろう”という勝手な想定はトラブルの元となります。それが原因で喧嘩になってしまったり、喧嘩を長引かせることにも繋がってしまうのです。
※アメーバ状の生活と菌類のような子実体を、その生活環の中に持っている微生物。
◆大切なのはタイミング!仲直りは寛容な心で
ちょっとした行き違いで喧嘩をしてしまった司と沙也加。一晩では仲直りすることができず、沙也加は次の日も家事をストライキ。しかし、2日後、停電をきっかけにお互い素直に謝ることができ、話し合いをしたことで仲直りをすることができました。
相手に不満を感じたとき、表面上の「ごめんなさい」の言葉では許しがたい気持ちになることもあります。それでも大切なのは、相手を許す気持ちを持つことです。もしもすぐに許す気持ちになれないときは、司と沙也加のように少し時間を置き、あらためて話し合いの場を作ることがおすすめです。「許す」か「許さないか」という選択肢を持つのではなく、「相手をどう許せばいいのか」を考えるようにしましょう。
◆喧嘩はふたりの仲をより良くするもの
喧嘩というとどうしても「仲が悪くなってしまうのではないか?」というイメージが拭いきれません。しかし、本当に懸念しなければならないことは不安を内に溜め込んで衝突を避け続けた結果、相手のことを好きでなくなってしまうものです。
喧嘩はお互いの意見をぶつけ合うこと。喧嘩をすることで意見のすり合わせができ、相手がどのような考え方で何を考えどう感じるか、ということが分かるようになるのです。沙也加と司も喧嘩をしたことで、お互いなにを大切にし、相手のことをどう思っているかを分かり合えることができました。
福田綾子(ふくだあやこ)
フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。
互いを「サーヤ」「つかポン」と呼び合うなど仲睦まじいふたりですが、第6話でふたりははじめての喧嘩を経験しました。これまで喧嘩をしたことがないため、仲直りの方法も知らないふたり。慣れない衝突は時に取り返しのつかない溝を生んでしまうことも……。些細な喧嘩でそんな事態になることは避けたいですよね。そこで今回は『ウチの夫は仕事ができない』に学ぶ、はじめての喧嘩の仲直りの仕方を探ってみます。
◆相手が自分の予想通りの反応をするとは限らない!
『ウチの夫は仕事ができない』第6話で、一度も喧嘩したことのない自分たち夫婦の行く末を案じた沙也加は家事放棄をするなどわざと喧嘩を仕掛けるも、司はまったく意に介さず、夫婦喧嘩に発展することはありませんでした。
しかしその後、司が大切にしていた粘菌(※)に沙也加がうっかり水を与えて駄目にしてしまったことで、図らずも喧嘩が勃発してしまいます。想定外の喧嘩に戸惑った沙也加は布団にこもって怒鳴り散らすなど、喧嘩したという現実に向き合うことができませんでした。
喧嘩をしようと思ったときには喧嘩にならず、逆に思わぬところで喧嘩に発展してしまい、パニックになって対処法を失ってしまった沙也加。“自分がこうしたら相手はこうするだろう”という勝手な想定はトラブルの元となります。それが原因で喧嘩になってしまったり、喧嘩を長引かせることにも繋がってしまうのです。
※アメーバ状の生活と菌類のような子実体を、その生活環の中に持っている微生物。
◆大切なのはタイミング!仲直りは寛容な心で
ちょっとした行き違いで喧嘩をしてしまった司と沙也加。一晩では仲直りすることができず、沙也加は次の日も家事をストライキ。しかし、2日後、停電をきっかけにお互い素直に謝ることができ、話し合いをしたことで仲直りをすることができました。
相手に不満を感じたとき、表面上の「ごめんなさい」の言葉では許しがたい気持ちになることもあります。それでも大切なのは、相手を許す気持ちを持つことです。もしもすぐに許す気持ちになれないときは、司と沙也加のように少し時間を置き、あらためて話し合いの場を作ることがおすすめです。「許す」か「許さないか」という選択肢を持つのではなく、「相手をどう許せばいいのか」を考えるようにしましょう。
◆喧嘩はふたりの仲をより良くするもの
喧嘩というとどうしても「仲が悪くなってしまうのではないか?」というイメージが拭いきれません。しかし、本当に懸念しなければならないことは不安を内に溜め込んで衝突を避け続けた結果、相手のことを好きでなくなってしまうものです。
喧嘩はお互いの意見をぶつけ合うこと。喧嘩をすることで意見のすり合わせができ、相手がどのような考え方で何を考えどう感じるか、ということが分かるようになるのです。沙也加と司も喧嘩をしたことで、お互いなにを大切にし、相手のことをどう思っているかを分かり合えることができました。
福田綾子(ふくだあやこ)
フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。