映画『ジョジョの奇妙な冒険』大苦戦で原作ファンは当然の結果
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人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズを原作に、豪華キャストを揃え今夏最大の話題作のひとつとして注目を集めていた映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』が大苦戦していると話題になっている。
映画ジョジョの主人公・東方仗助を演じているのは、若手人気俳優・山﨑賢人(22)。『一週間フレンズ。』をはじめ、『orange』『四月は君の嘘』『斉木楠雄のΨ難』など、人気漫画の実写化の主演を多く務めている一方で、以前から「実写映画をやり過ぎでは?」と疑問視する声も上がっていた。
◆大ゴケは予想通り?安易に実写化する日本映画界への批判も
8月4日に公開された『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。良くも悪くも話題にはなっていたのにも関わらず、集客には繋がらなかったよう。「全国週末興行成績ランキング」では初登場こそ5位だったものの、2週目では早くも10位圏外に。
スペインで撮影し、製作費もかなり掛かっているのにも関わらず、劇場はガラガラ。CMの「大ヒット公開中」という文字が皮肉になっているような状況になっているよう。
映画ジョジョの大コケを報じるヤフーニュースのコメント欄には、ネットユーザーから次のような声が集まっている。
「プロデューサーと監督以外のみんなこの結果は目に見えていたと思うよ」
「えっと、多分の殆どの人はこうなるって予想はついてたよね?」
「当たり前の結果だな」
「何でもかんでも実写化すりゃ良いってもんでもないって何故気がつかないんだろうってホント思う」
「どうしても実写にすると、役者に対する先入観が入り、映画に没入できなくなる。
絶対「自分の知っている承太郎はこんなんじゃない」ってなるし」
人気漫画の実写化というと、原作ファンは「世界観を壊されたくない」という思いから敬遠する傾向があり、逆に原作を全く知らない人は「ストーリーがよく分からない」という思いから避ける場合が多い。そういった現状があるのにも掛からず、「日本映画は漫画実写化ばかり」と揶揄されることも少なくない。
特に『ジョジョの奇妙な冒険』は長年読み続けてきたファンも多い一方で、設定や世界観を知らないとなかなかストーリーに入り込めないような敷居の高さがあるため、今回のような結果になってしまったのではないだろうか。
◆キャスティングに対しても「安易過ぎる」の声
漫画の実写映画化俳優といえば近年では一番に名前が上がるほど、多くの作品でさまざまな世界観の主人公を演じてきた山崎賢人。イケメンで女性ファンも多いため、若い女性をターゲットにした映画の場合は集客を期待できるものの、映画ジョジョの場合は原作に近いとは到底言えず、以前からそのビジュアルにも批判が集まっていた。
“豪華キャスト”と言われているものの、疑問点を指摘せざるをえないこのキャスティングに対しても批判の声が見受けられた。
「挑戦したことは評価できるが、安易すぎるキャスティングかな」
「単に人気があるから、後ろが強いからというだけの安易なキャスティング実は見透かされてるのかも」
「そもそもジョジョとか古参のほんまに好きなファンが着いてる作品を実写するのが間違い。誰がやっても批判はあるのに、そこにきて山崎賢人とか誰が観るよって話」
「第一章」と銘打たれている通り、第二章、第三章、第四章と続くとされている映画ジョジョ。しかし、原作ファンからは「もうやめてほしい」との声も出ている。続編の制作は果たしてどうなるのだろうか。今後も映画ジョジョ制作サイドの動きも目が離せない。
福田綾子(ふくだあやこ)
フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。
映画ジョジョの主人公・東方仗助を演じているのは、若手人気俳優・山﨑賢人(22)。『一週間フレンズ。』をはじめ、『orange』『四月は君の嘘』『斉木楠雄のΨ難』など、人気漫画の実写化の主演を多く務めている一方で、以前から「実写映画をやり過ぎでは?」と疑問視する声も上がっていた。
◆大ゴケは予想通り?安易に実写化する日本映画界への批判も
8月4日に公開された『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。良くも悪くも話題にはなっていたのにも関わらず、集客には繋がらなかったよう。「全国週末興行成績ランキング」では初登場こそ5位だったものの、2週目では早くも10位圏外に。
スペインで撮影し、製作費もかなり掛かっているのにも関わらず、劇場はガラガラ。CMの「大ヒット公開中」という文字が皮肉になっているような状況になっているよう。
映画ジョジョの大コケを報じるヤフーニュースのコメント欄には、ネットユーザーから次のような声が集まっている。
「プロデューサーと監督以外のみんなこの結果は目に見えていたと思うよ」
「えっと、多分の殆どの人はこうなるって予想はついてたよね?」
「当たり前の結果だな」
「何でもかんでも実写化すりゃ良いってもんでもないって何故気がつかないんだろうってホント思う」
「どうしても実写にすると、役者に対する先入観が入り、映画に没入できなくなる。
絶対「自分の知っている承太郎はこんなんじゃない」ってなるし」
人気漫画の実写化というと、原作ファンは「世界観を壊されたくない」という思いから敬遠する傾向があり、逆に原作を全く知らない人は「ストーリーがよく分からない」という思いから避ける場合が多い。そういった現状があるのにも掛からず、「日本映画は漫画実写化ばかり」と揶揄されることも少なくない。
特に『ジョジョの奇妙な冒険』は長年読み続けてきたファンも多い一方で、設定や世界観を知らないとなかなかストーリーに入り込めないような敷居の高さがあるため、今回のような結果になってしまったのではないだろうか。
◆キャスティングに対しても「安易過ぎる」の声
漫画の実写映画化俳優といえば近年では一番に名前が上がるほど、多くの作品でさまざまな世界観の主人公を演じてきた山崎賢人。イケメンで女性ファンも多いため、若い女性をターゲットにした映画の場合は集客を期待できるものの、映画ジョジョの場合は原作に近いとは到底言えず、以前からそのビジュアルにも批判が集まっていた。
“豪華キャスト”と言われているものの、疑問点を指摘せざるをえないこのキャスティングに対しても批判の声が見受けられた。
「挑戦したことは評価できるが、安易すぎるキャスティングかな」
「単に人気があるから、後ろが強いからというだけの安易なキャスティング実は見透かされてるのかも」
「そもそもジョジョとか古参のほんまに好きなファンが着いてる作品を実写するのが間違い。誰がやっても批判はあるのに、そこにきて山崎賢人とか誰が観るよって話」
「第一章」と銘打たれている通り、第二章、第三章、第四章と続くとされている映画ジョジョ。しかし、原作ファンからは「もうやめてほしい」との声も出ている。続編の制作は果たしてどうなるのだろうか。今後も映画ジョジョ制作サイドの動きも目が離せない。
福田綾子(ふくだあやこ)
フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。