デーブ・スペクター、「先進国で最低レベル」日本ドラマへの苦言にネットで支持する声多数

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2017年8月22日に、ニュース総合サイトの「デイリー新潮」に掲載されたテレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏(63)のインタビュー記事が話題になっている。
デーブ氏は、日本のドラマについて「20~30年前と比べて進歩するどころか、どんどんクオリティが下がっている。特に問題なのは役者の演技力。僕もテレビ業界で仕事をしてるから、あんまり厳しいことは言えませんが……。まぁ、演技のレベルはあらゆる先進国のなかでもぶっちぎりで最悪だと思いますね」と、バッサリ。
オーバーな演技のない画面から緊張が伝わってくるような、大人の鑑賞に堪える欧米型のドラマが作られていないこと、モデルやアイドル上がりの素人同然の芸能人が多すぎることも、日本のドラマが衰退していると原因だと指摘。悪い点を指摘する理由については「僕は単に日本のドラマの悪口を言いたいワケではありません。むしろ、素晴らしい作品を生み出すために建設的な議論がしたい。それだけに、いつまで経っても下手な役者を使い、海外ドラマに学ぼうとしないテレビ局のドラマ作りの姿勢には失望してるんです」と、説明した。
デーブ氏が日本のドラマについて語ったことに、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
◆異論なし!本当にクオリティーが低い!
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。

「確かに、今のドラマ面白くないし、下手!」
「欧米映画はもちろん同じアジアの中国とかにも演技力でぶっちぎりで負けてると思うよ」
「演技の勉強もしていないモデルやアイドルあがり、ほんと多いよね。 あと中途半端な歌手とか」
「言ってることは間違ってないよな。海外のドラマとか見ても全然違う」
「これは同意。道で声かけて拾ってきたような、顔だけで演技の基礎もない人達ばっかり出てる。この人、前から言ってるけど、もっと言ってほしい」

デーブ氏の意見に共感し、その通りだと感じてるひとが多い。それだけ多くのひとが、近年の日本のドラマの出来に不満をもっているということだろう。
海外ドラマを見ていたら、もう日本のドラマが幼稚すぎて見る気になれないという声もあった。単純に海外のドラマを真似るだけでクオリティーが上がることに繋がるとは言い難いが、学ぶ点は多いにあるのかも知れない。
◆日本のエンタメは問題だらけ?
デーブ氏のインタビュー記事を見たひとからは、更なる問題点についても意見が集まっている。

「アニメ映画で主役を声優でなく人気俳優使う風潮もなんとかして欲しい」
「事務が売りたいタレントをねじ込むだけのキャスティングドラマだもんね。見る側も分かってきてるしそろそろウンザリしてる」
「AKBとかEXILEとかジャニーズとか芸人とかじゃなく、ちゃんと演技の勉強してきた俳優をもっと使ってほしい」
「ベッドシーンや脱いだら名女優みたいな風潮はやめてほしいね」
「海外ドラマはやっぱり面白い。あそこまで予算かけられないのはわかるけど、脚本や演技はもっとどうにかならないのかなぁ」
「俳優の演技力より、脚本家の人数が少ないことに問題がある気がする。 小説家と違って、脚本家ってなりにくそう」

ドラマだけでなく、映画やアニメなどの分野でも同様の問題を抱えていると感じているひとが多いようだ。
制作サイドには、いろんな事情(芸能事務所やスポンサーとの繋がりなど)があり、簡単に変えられない部分があることと思われる。しかし、業界の事情に詳しいデーブ氏が、あえて言及したことに大きな意味があり、エンターテインメントに携わる多くのひとに届けば、なにかが変わるのではないだろうか。
エンターテインメントは多種多様で、ひとの好みも様々なことから、全てのひとが高評価をするコンテンツをつくることが難しいことは十分理解しているが、制作サイドには、誰かを夢中にさせるようなものをつくりたい、質のよいものをつくりたいという、シンプルな部分をもっと追求してくれることを願いたい。
鳥井ハニ(とりいはに)
フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。
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