元SPEED・今井絵理子議員の「批判なき政治」発言にネットで非難集中

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元SPEEDで現在は参院議員の今井絵理子(33)氏が、ツイートで発言した内容が物議をかもしている。
今井氏は現在、東京都議会議員選挙の応援演説に回っているが、23日にツイッターで自撮り写真と共に、「今日から都議会議員選挙が始まります!『批判なき選挙、批判なき政治』を目指して、子どもたちに堂々と胸を張って見せられるような選挙応援をします」とつぶやいた。
◆発言が軽すぎる?
この「批判なき政治」というフレーズに対し、ネット掲示板「ガールズちゃんねる」では、これを問題発言として、批判的な意見が集中している。

「批判ゼロで常に全会一致の北朝鮮みたいな政治を目指すんですね」
「批判のない政治家なんて、色んな意味で終わってるわ」
「たぶん本人もあまり意味を考えてないと思う」
「秘書はツイートチェックまでは、してくれないのかな?野放しにしたら危険だよ」

かつて、政権に批判的なニュースキャスターが相次いで降板したことがあり、自民党が批判的な意見を流すテレビ局などに対して圧力をかけているのではないかという疑惑が出たことがあった。
それと、自民党に所属する今井氏のツイートを結び付けることで、誤解を招く可能性がある。
もちろん、「批判されないぐらい、みんなが満足するような選挙活動や政治を目指す」という意味だと考えられるが、いろいろな意見を戦わせるのが民主主義の基本であることを理解していないように思わせる点で、考えが浅いと思われても仕方がない。
◆知名度が有利な選挙制度に問題アリ?
今井氏は2016年の参議院議員選挙の比例区で当選しているが、この選挙制度が問題ではないかという声もある。 比例区は個人に直接投票するのではなく、投票した党により当選者数が決まる。
ただし、名簿の順位は個人の投票数により決まっており、今井氏は当選者19名中5番目だったため、今井氏個人にかなり多くの票が入ったと言える。
つまり、知名度や人気の高い人が選挙に出るほど、同じ党で立候補している他の人にも票が回るシステムであるため、自民党は今井氏を担いだのであろう。

「『だからタレント議員は』って言われる代表」
「議員になってはいけない人だよね、この人に投票した人の責任でもあるよ」
「国民が望んでるのはただ人気や知名度がある議員じゃなくて、頭が良くて人格に優れこの国のために尽くせる議員だよ」
「この人、当選した時に池上彰さんに今後の議員としての活動について質問された時に何も答えられなくて、『これから考えます!』みたいな回答に終始して、池上さんをあきれさせてたよね」
「自民党も薄っぺらいなあ……」

知名度が高いゆえに選挙応援に担ぎ出されたのであろうが、このままでは応援される候補者にとって、むしろマイナスに働いてしまう可能性もある。
たかがツイッターとはいえ、自分の政治理念について発信する道具の一部である以上は、発言に慎重でなければいけないだろう。
東京都議会選挙は7月2日に投票が行われ、こちらは個人名での投票となるが、どのような政策を持っている人なのか、どのような発言をしてきた人なのか、よく考えた上で投票しなければならない。
真島リカ(まじまりか) ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。
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