「話題作りか？」AKB48、沖縄での総選挙イベント中止に非難集中

2017年6月16日に、明日17日に沖縄県の豊崎海浜公園豊崎美らSUNビーチで開催予定だった「第9回AKB48選抜総選挙」の開票イベントの中止が、公式サイトで発表された。
中止の理由については「当日は雨に加えまして『雷注意報』が発表される可能性が高く、その場合、過去の屋外イベントにおける様々な事例を鑑みまして、お客様の安全を最優先に考慮し、中止せざるを得ないと判断させて頂きました」と、記載されている。
開票イベントと併せて開催予定だったコンサートも中止となり、チケット代は全額返金。選挙結果は屋内の別会場で観客を入れずに行われて、予定されているテレビ中継もその会場から放送されることも発表された。
今回の総選挙の開票イベントとコンサートの中止にネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
◆前日の中止決定はひどい！
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。

「沖縄までの旅費や宿泊費使ったのに観覧できなかったらファンが気の毒」
「沖縄まで行くファン可哀想。そもそもなんで梅雨時の沖縄で屋外なんだよ」
「なんでこの時期にあえて雨の多い沖縄でイベントするわけ？？賭けだよね？？ 」
「沖縄に決まった時から危ぶまれてたわけだし、予想的中やないか」
「決断が遅くないか？ウミガメの産卵地であることが確認できた時点で場所変更できたのでは？」

開票イベントやコンサートを楽しみにしていたファンが、中止になっただけでなく、多大なキャンセル料その他を負担することに同情の声が多い。
急な悪天候による中止はやむを得ないとしても、この時期の野外での開催に天候への配慮は当然のことと思われるが、開催地を決定する際に梅雨時期であるということや、沖縄の天候についてどこまで審議されたのだろうか？
開催地が発表されてからも、今月4日には、使用する場所でウミガメの産卵が確認されたことで「本当にここで開催していいのか？」と、疑問の声があがっていた。中止になりうる可能性への対策を持てなかった運営に、批判の声が上がっても仕方がないことに思えるし、巻き込まれたファンが不憫である。
◆中止も話題作り？運営は何を考えているの？
総選挙の開催地の選択から、中止に至るまでの一連の流れが運営サイドの話題作りではないか？という声も見られた。

「沖縄は降水量も多いし台風も直撃する。運営サイド……普通に考えて分かることだと思う」
「無謀なイベントに振り回されたファンが可哀想」
「雨の時の代案ぐらいは先に考えておくべきでしたね」
「話題になろうとしてわざと中止にしているのかと勘ぐってしまう」
「運営は何考えてるの？何も考えてないからこうなるのか……」
「梅雨時の沖縄のビーチで開催する事自体がナンセンス。誰が企画したの？」

イベントの準備を進めていた運営側が受ける損害を考えると、話題作りのための中止とするにはリスクが大きすぎるため、狙ったわけではないとは思うが、楽しみを奪われたファン、コンサートの準備をしてきたAKB48グループのメンバー、運営への不信感など、誰も得をしない結果になったことは事実である。
毎年開催されているAKB48の総選挙は「茶番である」や「もう興味がない」というマイナスの声を集めつつも、なんだかんだ気になってしまうというひとも多い。せっかく注目されているのに、運営側の管理がずさんであれば、世間からの評価は更に厳しいものとなり、ファンが離れてしまう可能性もある。運営側が今回のことを真摯に受け止め、これからファンを悲しませるようなことがないことを願う。
鳥井ハニ（とりいはに）
フリーライター／「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。