藤田ニコル、いじめ加害者を心配する発言がネットで物議
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2017年6月4日に放送された「サンデージャポン」(TBS系)での、モデルの藤田ニコル(19)の発言が話題になっている。
番組では、茨城県で発生した中学生女子がいじめによって自殺したニュースをとりあげており、意見を求められた藤田は「いじめた側の子たちが一生罪悪感を背負っていかなきゃいけなくなっちゃう。ネットで犯人探しとかあるんじゃないかなと、すごく心配です」と語った。
この件について、テリー伊藤(67)は「加害者側の親が子どもをどう守っていくかも大切」、西川史子(46)は「いじめた側は、一生贖罪として残していかなきゃいけない」、アンミカ(45)は「いじめがなかった前提で動いていたことで、実は加害者の子たちの更生の機会も奪っている」とコメントして意見を交わした。
今回の藤田の発言にネットではどのような声が寄せられたのだろうか。
◆加害者擁護?藤田はなにが言いたい?
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。
「加害者はいつも守られてる。加害者をなぜ守る?」
「ニコルもいじめられてたと言ってたけど、加害者を擁護するようなこと言うんだ」
「いじめられてたことあると言ってたから、被害者側から思うことがあるんだろうか?」
「ニコル、被害者には一切触れてなかった。加害者を擁護する発言と捉えられかねない」
「イジメられてた事がある人は加害者に同情とかしないと思うんだけど」
「被害者なら何してもいいわけではないってことでは?」
「加害者のその後を心配する人って、加害者側の思考?」
藤田の意見には、加害者を擁護しているという声が寄せられている。いじめる側が悪いのは当然のことであり、加害者は深く反省する必要があることから、加害者を擁護する発言に疑問を感じるひとがいても仕方がないことだろう。
しかし、藤田自身もいじめられた経験があると明かしたことがあり、加害者を一方的に庇う発言をするとは考えにくい。藤田の発言は加害者を擁護しているという点だけに注目が集まってしまったが、いじめを受けた経験者としてのひとつの意見であるという部分をもう少し説明できたら、視聴者の感じ方は違うものであったかも知れない。
◆いじめについて議論すること
いじめについての意見も交わされている。
「犯人探しの噂や報道で、どこかでいじめをしてる人やいじめようとしてる人が少しでも減ってくれたらと願う」
「いじめって罪が重いんだよ。だから軽い気持ちでやっちゃ絶対だめ」
「いじめをするってことはどういうことになるのか知るべき」
「被害者はテレビで流れるのに加害者が守られるとか理不尽」
「少年法を見直して法で裁いた方が加害者の為」
「イジメを見ていた子達の証言を無視して隠蔽した大人の処分も必要だと思う」
いじめはあってはいけないものであると考えられてはいるが、なかなかなくなることはなく、とりかえしのつかない事態になってしまったというケースも少なくない。加害者が守られている現状に不満をもつひとがいても当然のことだろう。しかし、加害者はなにをされても自業自得と言い切ってしまえば、新たな被害者を生むことになるために、議論は尽きない。
今回の藤田の発言は、加害者擁護であるという批判を受けてしまったが、批判を恐れて、いじめをナイーブな問題として誰も語らなくなってしまっては、なんの解決にもならない。影響力のある芸能人がいじめについて言及することで、その発言を聞いたひとがいじめについて考え、自分なりの意見をもつことは重要なことではないだろうか。
若い世代に影響力のある藤田が、今回批判を受けたことで口を閉ざすのではなく、自身の経験から語れることを発信できれば、救われる若者がいるのではないか?という希望をもちつつ、今後の言動を見守りたい。
文・鳥井ハニ(とりいはに)
気になることについては、とことん情報収集してしまうオタク気質のフリーライター。
最近はネタ満載のK-POPアイドルに夢中になり、興味を示さない友人にむりやり情報を送りつける身勝手な行動を起こすことも……。
番組では、茨城県で発生した中学生女子がいじめによって自殺したニュースをとりあげており、意見を求められた藤田は「いじめた側の子たちが一生罪悪感を背負っていかなきゃいけなくなっちゃう。ネットで犯人探しとかあるんじゃないかなと、すごく心配です」と語った。
この件について、テリー伊藤(67)は「加害者側の親が子どもをどう守っていくかも大切」、西川史子(46)は「いじめた側は、一生贖罪として残していかなきゃいけない」、アンミカ(45)は「いじめがなかった前提で動いていたことで、実は加害者の子たちの更生の機会も奪っている」とコメントして意見を交わした。
今回の藤田の発言にネットではどのような声が寄せられたのだろうか。
◆加害者擁護?藤田はなにが言いたい?
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。
「加害者はいつも守られてる。加害者をなぜ守る?」
「ニコルもいじめられてたと言ってたけど、加害者を擁護するようなこと言うんだ」
「いじめられてたことあると言ってたから、被害者側から思うことがあるんだろうか?」
「ニコル、被害者には一切触れてなかった。加害者を擁護する発言と捉えられかねない」
「イジメられてた事がある人は加害者に同情とかしないと思うんだけど」
「被害者なら何してもいいわけではないってことでは?」
「加害者のその後を心配する人って、加害者側の思考?」
藤田の意見には、加害者を擁護しているという声が寄せられている。いじめる側が悪いのは当然のことであり、加害者は深く反省する必要があることから、加害者を擁護する発言に疑問を感じるひとがいても仕方がないことだろう。
しかし、藤田自身もいじめられた経験があると明かしたことがあり、加害者を一方的に庇う発言をするとは考えにくい。藤田の発言は加害者を擁護しているという点だけに注目が集まってしまったが、いじめを受けた経験者としてのひとつの意見であるという部分をもう少し説明できたら、視聴者の感じ方は違うものであったかも知れない。
◆いじめについて議論すること
いじめについての意見も交わされている。
「犯人探しの噂や報道で、どこかでいじめをしてる人やいじめようとしてる人が少しでも減ってくれたらと願う」
「いじめって罪が重いんだよ。だから軽い気持ちでやっちゃ絶対だめ」
「いじめをするってことはどういうことになるのか知るべき」
「被害者はテレビで流れるのに加害者が守られるとか理不尽」
「少年法を見直して法で裁いた方が加害者の為」
「イジメを見ていた子達の証言を無視して隠蔽した大人の処分も必要だと思う」
いじめはあってはいけないものであると考えられてはいるが、なかなかなくなることはなく、とりかえしのつかない事態になってしまったというケースも少なくない。加害者が守られている現状に不満をもつひとがいても当然のことだろう。しかし、加害者はなにをされても自業自得と言い切ってしまえば、新たな被害者を生むことになるために、議論は尽きない。
今回の藤田の発言は、加害者擁護であるという批判を受けてしまったが、批判を恐れて、いじめをナイーブな問題として誰も語らなくなってしまっては、なんの解決にもならない。影響力のある芸能人がいじめについて言及することで、その発言を聞いたひとがいじめについて考え、自分なりの意見をもつことは重要なことではないだろうか。
若い世代に影響力のある藤田が、今回批判を受けたことで口を閉ざすのではなく、自身の経験から語れることを発信できれば、救われる若者がいるのではないか?という希望をもちつつ、今後の言動を見守りたい。
文・鳥井ハニ(とりいはに)
気になることについては、とことん情報収集してしまうオタク気質のフリーライター。
最近はネタ満載のK-POPアイドルに夢中になり、興味を示さない友人にむりやり情報を送りつける身勝手な行動を起こすことも……。