チュートリアル福田、コンビ内格差から「死のうと思った」告白に応援の声

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2017年5月21日に放送された「八方・陣内・方正の黄金列伝」に、お笑コンビ「チュートリアル」の2人がゲスト出演して語ったエピソードが話題になっている。
番組では福田充徳(41)が、2006年にM-1で優勝してテレビの仕事が増えた頃に抱えていた悩みが語られた。
福田は、漫才では自分がツッコミを担当しているが、番組にゲスト出演した際にはMCに委ねた方がいいと考え、相方の徳井義実(42)がボケてもツッコむことができずに「自分はなにもしていない」という思いから、酒に逃げるようになってしまい、ピンでの仕事が増えた徳井に対して、自分の不甲斐なさから「置いて行かれる」と感じていたことも明かした。
昼間から酒に溺れるようになった福田を見かねた徳井が、「横山やすし師匠みたいに破天荒なキャラでいくならいけ。コンビやし、乗っかる。その覚悟がないならやめてくれ」と伝えたところ、福田は謝罪してその夜にマネージャーに「おれは死にたい」というメールを送っていたとのこと。
1998年に結成したチュートリアルの2人は、幼稚園の頃からの幼馴染で、お笑コンビのなかでも仲のよいコンビとして知られている。
今回2人が過去の出来事について明かしたことに、ネットにはどのような意見が寄せられたのだろうか。
◆真面目だから悩み過ぎた?
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。

「やっぱそんなこと思ってたのね。なんか静かだし顔つきの険しかったりするし」
「徳井に色々任せっきりの自覚があるから、捨てられるような気がしてるんだよこの人」
「だから体調崩したの?あっけらかんとしてそうで意外と繊細なんだね」
「福田好きだよ!今は結婚もして奥さんもいるし、落ち着いてるんじゃない?」
「真面目だから アホになりきれないのかなあ真面目でいいじゃんか」
「地元の旧友達も面白いエピソードが多いのは福田っていってたけど、テレビでそれが今一つ伝わらないのはいい人すぎるのかなと思った」
「病気してガリガリの時はさすがに笑えなかった。最近は健康的に戻ってよかったね」
「しゃべくりで福田がしゃべると、あっ!しゃべった!ってなんかうれしくなる」

重い過去を明かした福田には、驚きと心配、また、福田を応援する声が集まっている。
福田の真面目さは多くのひとが認めるところであり、優しさゆえに悩み過ぎたのではないかとの感想をもったひとが多いようだ。
「プロ意識に欠ける」や「むいていない」と切り捨ててしまうような意見がほとんど見られなかったことは、福田の人柄と才能を認めているひとが多いからかも知れない。
◆コンビ内での格差は感じなくていい!
コンビ内での格差ついても話題になっていた。

「幼稚園からの幼馴染なんだよね。そう考えるといろいろ辛いわ」
「コンビ格差が出来てくるとこうなる芸人がいるね。綾部が狂ったしね」
「徳井と比べる必要ないんだよって言いたいわ」
「コンビで才能や注目度の格差が有ると、相方はこうなってしまうんだろうな」
「今はじゃない方芸人なんて言われるけど、格差で病んだ人いっぱいいただろうね」
「ガヤ上手いよね。うるさくないし的確だし。福田はピンだとめっちゃおもしろいのに、コンビだと徳井にはなもたせようとしてわざとめだたない」
「徳井って相方を放っておいたらいけないっていう変な使命感がありそう」
「徳井よ、福ちゃんを支えてあげてな」

お笑コンビが2人そろって人気を得ることは簡単なことではなく、どちらか1人の人気が先行してしまい、相方の存在感が薄くなっているコンビもたくさんいる。
しかし、チュートリアルについては福田のよさを認めて、徳井に劣等感を感じる必要はないと考えているひとが多いことが分かる。
コンビ仲がよいだけで人気になることはないが、お互いを信用して大切にしていて、なによりも双方が面白いとあれば、コンビにとって大きな強みとなる。
こうして過去のことについて語れるようになった福田は、自分の中で大きな壁を乗り越えたと思えるし、もちろんそこには相方の徳井という存在も大きいだろう。
ひとつ過去のわだかまりをクリアにしたチュートリアルが、これからどのような姿を見せてくれるのか、今後に期待したい。
文・鳥井ハニ(とりいはに)
気になることについては、とことん情報収集してしまうオタク気質のフリーライター。最近はネタ満載のK-POPアイドルに夢中になり、興味を示さない友人にむりやり情報を送りつける身勝手な行動を起こすことも……。
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