ゴリが消えた理由に批判殺到?ネットからは「負けるな」の声続出
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かつて「沖縄芸人」や女装キャラ「ゴリエ」などで一世を風靡したお笑いコンビ・ガレッジセールのゴリ(44)。バラエティ番組でも人気を博していたほか、俳優としてもさまざまなドラマ、映画に出演しマルチな才能を見せてきた。
しかし、いつからかテレビで見る機会はぐっと減ってしまった。実際に、かつて多数抱えていたレギュラー番組は現在ではラジオ含め片手で数え切れるほどになってしまったという。一部では「干された」という噂も上がっているゴリ。一体なにがあったのだろうか。
◆沖縄の基地問題に取り組むゴリに「頑張れ」の声
沖縄出身のゴリが現在取り組んでいるのは、在日米軍が駐留する沖縄の米軍基地問題だ。米軍基地、とりわけ普天間基地問題に関しては、米軍機墜落や返還要求などを巡って反基地派の一部が暴徒化する事態も発生した。
また住民ではないいわゆる「プロ市民」たちの反対運動は徐々に過激化し、昨年は道路を勝手に封鎖し私的に検問を行うなど、暴挙も目立つようになってきた。しかし、ニュースが主に扱うのは反対派の意見だけ。米軍基地に賛成している沖縄県民はいないかのような印象すらある。
ゴリはこうした現状に疑問を抱き、基地問題を巡る沖縄の現状を正しく伝えようと、座長を務める沖縄の「よしもと沖縄花月」で沖縄新喜劇を披露し、米軍基地問題を絡めたネタを実演している。
そういった経緯もあり、2016年4月に公開された「日刊ゲンダイ」のインタビュー記事においてゴリは「沖縄県民が常に『反対!』とデモのような抗議活動をしているかというと、実は違うんです。反対派の声があまりにも大きくてマスコミもそこを取り上げるので、そこばかり目立っている」と発言。これが各テレビ局上層部の目に留まり、政治的な発言、行動をする芸人は危ないと判断され、徐々にオファーが減っていったのだという。
ゴリのこうした現状を報じるヤフー!ニュースのコメント欄には、ゴリを応援する多くのコメントが書き込まれていた。
「頑張れゴリ!」
「ゴリ、負けるな。俺は応援する。」
「ガレッジセールは2人とも好きなんで負けずに頑張ってほしい!」
「ゴリの発言は沖縄を愛し、客観的に発言していると思うけど…。頑張れゴリ!!」
「沖縄で育った立場から現状を正確に伝わるようとする姿勢は評価したい」
ゴリに対する批判はほぼ見られず、コメント欄は応援の声ばかりが目立っていた。
◆言論弾圧?テレビ局の判断に批判の声
ゴリが伝えようとしているのは「お笑い」を通じた沖縄の文化や基地問題。同インタビューでは「『じゃあおまえは賛成か反対かどっちだ』と言われると、とてもデリケートな問題なので、僕はそんな簡単にどっちと言いたくない」とも発言しているゴリ。これらの発言が目立って政治的であるとも思えないために、ゴリに対するテレビ局の対応を批判する声も多くあった。
「冷静な視点で状況を伝えようとしたのでしょ?『政治的な発言は危ない』っていうけど、反対派の意見ばかり取り上げる偏向報道やゴリを使わない判断こそ、政治的な対応じゃないの?」
「ヘイトスピーチを糾弾する側の所業なんだね。これこそ本当の言論弾圧」
「芸人だから政治的発言はタブーって風潮がそもそも良くないでしょう!沖縄出身なら基地問題等多かれ少なかれ思うところはあって当然」
政治的発言が多いタレントは使いにくいという事実はあるもの、ゴリは賛成派、もしくは反対派として特に立場を表明しているわけではない。テレビ局のこの仕打ちは、真実を伝えようとしているゴリの姿勢と比べると過剰反応と言わざるを得ないだろう。
ゴリ自身も思ってもいない方向に事態が進んでいってしまったことを感じているのだろうか。才能のあるタレントがこのまま埋もれてしまうのはあまりにももったいない。
福田綾子(ふくだあやこ)
フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。
しかし、いつからかテレビで見る機会はぐっと減ってしまった。実際に、かつて多数抱えていたレギュラー番組は現在ではラジオ含め片手で数え切れるほどになってしまったという。一部では「干された」という噂も上がっているゴリ。一体なにがあったのだろうか。
◆沖縄の基地問題に取り組むゴリに「頑張れ」の声
沖縄出身のゴリが現在取り組んでいるのは、在日米軍が駐留する沖縄の米軍基地問題だ。米軍基地、とりわけ普天間基地問題に関しては、米軍機墜落や返還要求などを巡って反基地派の一部が暴徒化する事態も発生した。
また住民ではないいわゆる「プロ市民」たちの反対運動は徐々に過激化し、昨年は道路を勝手に封鎖し私的に検問を行うなど、暴挙も目立つようになってきた。しかし、ニュースが主に扱うのは反対派の意見だけ。米軍基地に賛成している沖縄県民はいないかのような印象すらある。
ゴリはこうした現状に疑問を抱き、基地問題を巡る沖縄の現状を正しく伝えようと、座長を務める沖縄の「よしもと沖縄花月」で沖縄新喜劇を披露し、米軍基地問題を絡めたネタを実演している。
そういった経緯もあり、2016年4月に公開された「日刊ゲンダイ」のインタビュー記事においてゴリは「沖縄県民が常に『反対!』とデモのような抗議活動をしているかというと、実は違うんです。反対派の声があまりにも大きくてマスコミもそこを取り上げるので、そこばかり目立っている」と発言。これが各テレビ局上層部の目に留まり、政治的な発言、行動をする芸人は危ないと判断され、徐々にオファーが減っていったのだという。
ゴリのこうした現状を報じるヤフー!ニュースのコメント欄には、ゴリを応援する多くのコメントが書き込まれていた。
「頑張れゴリ!」
「ゴリ、負けるな。俺は応援する。」
「ガレッジセールは2人とも好きなんで負けずに頑張ってほしい!」
「ゴリの発言は沖縄を愛し、客観的に発言していると思うけど…。頑張れゴリ!!」
「沖縄で育った立場から現状を正確に伝わるようとする姿勢は評価したい」
ゴリに対する批判はほぼ見られず、コメント欄は応援の声ばかりが目立っていた。
◆言論弾圧?テレビ局の判断に批判の声
ゴリが伝えようとしているのは「お笑い」を通じた沖縄の文化や基地問題。同インタビューでは「『じゃあおまえは賛成か反対かどっちだ』と言われると、とてもデリケートな問題なので、僕はそんな簡単にどっちと言いたくない」とも発言しているゴリ。これらの発言が目立って政治的であるとも思えないために、ゴリに対するテレビ局の対応を批判する声も多くあった。
「冷静な視点で状況を伝えようとしたのでしょ?『政治的な発言は危ない』っていうけど、反対派の意見ばかり取り上げる偏向報道やゴリを使わない判断こそ、政治的な対応じゃないの?」
「ヘイトスピーチを糾弾する側の所業なんだね。これこそ本当の言論弾圧」
「芸人だから政治的発言はタブーって風潮がそもそも良くないでしょう!沖縄出身なら基地問題等多かれ少なかれ思うところはあって当然」
政治的発言が多いタレントは使いにくいという事実はあるもの、ゴリは賛成派、もしくは反対派として特に立場を表明しているわけではない。テレビ局のこの仕打ちは、真実を伝えようとしているゴリの姿勢と比べると過剰反応と言わざるを得ないだろう。
ゴリ自身も思ってもいない方向に事態が進んでいってしまったことを感じているのだろうか。才能のあるタレントがこのまま埋もれてしまうのはあまりにももったいない。
福田綾子(ふくだあやこ)
フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。