8割が「職場恋愛」経験アリ!体験談から見るメリットと注意点って?

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※連載「となりのビッチちゃん」
このコラムは、性や恋愛に対して前向きな女性をあえて「ビッチちゃん」と呼び肯定し、女性のライフスタイルの多様性を考えるコラムです。
 
いよいよ4月。
明日の月曜日から新しい年度が始まり、就職や異動など今までと違う場所で毎日をスタートする方も多いかと思います。
人々の入れ替わりの多いこの季節、新たな恋愛が始まるということもあるのでは?
社会人であれば、友達との飲み会や趣味での集まりはもちろんのこと、最も恋に落ちる機会が多いのは、実は職場なのではないでしょうか。
今回は、出会いと別れの季節に欠かせない職場恋愛について考えてみたいと思います。
毎日顔をあわせて言葉を交わすだけでも、同じ職場にいると男女関係なく距離が縮まります。
さらに、仕事を通して一緒に困難を乗り越えたりすると、より絆が深まって、男女間であれば恋愛が発展することも少なくないですよね。
GIRL’S CHでも職場恋愛の経験の有無をアンケートしたことがありますが、8割近くの方が何かしらの形で職場恋愛を経験したことがあるという結果になりました。
でも、恋愛はすべてがうまくいくわけではありません。
片思いのまま思いを伝えられなかったり、堂々と交際を宣言できない不倫恋愛だったり……。
また、別れたあとにわだかまりが残ることもしばしば。
「同じ職場の男性と付き合っていた経験があります。彼には離婚歴がありましたし、変な噂を立てられるのも嫌だったので、社内ではふたりの関係は内緒にしていました。デートもしたけど、会社の人と会わないであろうエリアに行ったりと気を遣っていました」
と話すのは、職場恋愛経験者の30代女性。
「でも、3年くらい前、入社してきた新人女性社員に彼を奪われたんです。その女性がものすごく嫉妬深い子。彼と別れたあと、彼は私の連絡先を消して、SNSでのつながりもすべてブロックしてきました。
それどころか、アピールするかのように会社の近くで手を繋いで歩いたり。私のほうはただ振られただけと処理したかったけど、そういう態度をとられると腹が立ちます」
やましいことがなくても、うまくいかなかったときのことを考えて、付き合っていることを隠す女性は少なくありません。
特に彼女の場合は、自分がそういう気遣いをしてきたのに、真逆な態度をとられたので、余計に苛立ったことでしょう。
職場恋愛の場合、うまくいかなかったとしても同じ職場で顔をあわせるのは避けられません。
だからこそ、忘れられる恋愛もいつまでも忘れられなかったり、余計に関係がこじれてうまくいくものもいかなかったり……。
また、20代後半の別の女性からは、こんな話も聞かれました。
「揉め事に発展する話も聞くので、社内恋愛はしないことにしていました。でも、会社を辞めた男性社員と、飲んでていい感じになってそのまま体の関係を持ってしまい……。まあその時は、会社で顔をあわせることもないので、別にいいかなと思っていました。
でも後日、彼は社内の女性と過去にセフレ関係だったことが発覚。その女性は私も仲が良い人でした。さすがに気まずくて、彼とのことはそこで思いとどまってしまいました」
彼女の場合は、恋愛に発展しなかっただけでなく、仲の良い女性の意外な一面を見たことがショックだったとか。
近しい人と関係を持つということは、こんなリスクもあるんですね。
最後は、社内恋愛でもうまくいった例をご紹介したいと思います。

「新卒入社した会社は、社内イベントも多く、仕事以外でも一緒にいる時間が多かったので、同期同士すごく仲のいい会社でした。だから自然とカップルになることも多くて……。その中で結婚するカップルもいました。先輩社員と結婚してこの間子供が生まれた子もいます。
学生時代の思い出は限られたものだけど、社会に出てからは年数を経ることで共有できる思い出もどんどん増えていくところが良いです。学生時代よりも深いつながりを持てるので、大人になってからの関係性作りはとても大事だと実感しています」
職場恋愛には良い面、悪い面両方あります。
一時の感情や雰囲気に流されて気まずくなるという話もたくさんありますし、不倫関係で裁判沙汰になるということもあったり、悪い面がクローズアップされることのほうが多いように思います。
でも最後の方の例のように、学生のときにはなかった物の見方、考え方を共有できるという点では、社会人になってからの人間関係の構築はとても意義のあるものです。
恋愛もそうですが、喧嘩ができる相手もどんどん減っていきます。
だからこそ、本音でぶつかることができる相手はとても大切な存在。リスクは大きいですが、もしそんな人に出会えたら、恐れず全力でぶつかっていけたら素敵ですよね。
明日からの新生活、頑張りましょう!

文・田口桃子
女性向け動画サイトGIRL’S CHプロデューサー。女性メディアDOKUJOで「となりのビッチちゃん」連載中。普段あまり取り上げられない女性の性についてのリアルを世に広めることで日本のタブーに挑戦している。
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