【夏ドラマ初回・個人視聴率ランキング】トップは松本潤『19番目のカルテ』、2位は相葉雅紀『大追跡』、櫻井翔は?

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サイゾーオンラインより】
 2025年7月期のGP帯連続ドラマが続々とスタートし、初回の平均個人視聴率が出そろった。民放5局で放送中の作品を対象に、ランキング形式で紹介する。
トップは松本潤主演の日曜劇場『19番目のカルテ』
 トップは嵐・松本潤が主演を務める日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)で、初回の平均視聴率は個人7.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、世帯11.4%だった。
 富士屋カツヒト氏によるコミック『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(コアミックス)を原作とした『19番目のカルテ』は、キャリア30年目の松本が初の医師役に挑戦するヒューマン医療エンターテインメント。
 医療ドラマ初挑戦の松本は、いつも穏やかで飄々とした総合診療科医・徳重晃を演じており、ネット上では「徳重先生の独特な雰囲気に引き込まれる」「薄ら笑いを浮かべた、怪しくてちょっと怖い先生にも見える」などとさまざまな意見が上がっている。
 また、放送開始前には、4月期の橋本環奈主演『天久鷹央の推理カルテ』(テレビ朝日系)と「内容が被っているのでは?」と心配する声も少なくなかったが、始まってみると「大枠は似てるけど、演出でこんなに変わるのかと驚いた」「比べちゃう部分はあるけど、全然違った雰囲気でどちらも面白い」といったポジティブな声が相次いだ。
 ドラマライターの北村有氏は、第2話までの印象をこう語る。
「キャラクター性や物語の構造などを細かく見てもおもしろく、とてもバランスと質の良い作品だと思います。やはり人気を下支えしているのは主演の松本さんかな、と思いますが、どこか『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)の深山を思い出させるようなトボけた感じと、総合診療医として真っ直ぐ誠実に患者と向き合う冷静さ、温かみある人間性が違和感なくマッチしていて、一言で表すなら“当たり役”と言えるのではないでしょうか。
 第2話で取り上げられたヤングケアラーという主題も、昨今では(とくに医療もののドラマでは)逆に取り上げないほうが難しいほど社会問題化しており、トレンドを押さえつつ真摯な見せ方もできている成功例かと思います。徳重や、小芝風花さん演じる滝野みずきなど、特定のキャラクターが変に悪目立ちせず作品に溶け込んでいるのも好印象ですね。脚本のなかでもしっかりと患者にフォーカスが当てられ、掘り下げられているので、徳重が重んじている『日頃なかったことにされている立場の人の話を、しっかり聞く』という特性が表れているように感じられます。
2位は相葉雅紀らトリプル主演『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』
 2位は、大森南朋、嵐・相葉雅紀、松下奈緒がトリプル主演を務める『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』(テレビ朝日系)。初回の平均視聴率は個人5.3%、世帯9.7%だった。
 同作は福山雅治主演のNHK大河ドラマ『龍馬伝』や沢村一樹主演『DOCTORS~最強の名医~』シリーズ(テレビ朝日系)などで知られるヒットメーカー・福田靖氏が脚本を手掛ける刑事モノ。
 テレ朝の“伝統刑事ドラマ枠”と言われる水曜9時台で新作が誕生するのは、東山紀之主演『刑事7人』以来、実に10年ぶりで、長寿シリーズ化への期待がかかる。
 一方、同枠といえば『刑事7人』や井ノ原快彦主演『特捜9』で旧ジャニーズ俳優が単独主演を務めてきただけに、「なぜ相葉くんの単独主演じゃないの?」と不思議がる視聴者も散見される。今回、トリプル主演となった理由が気になるところだ。
櫻井翔『放送局占拠』
 ワン・ツーに嵐メンバーの主演作が並んだ同ランキングだが、櫻井翔主演『放送局占拠』(日本テレビ系)も5位と健闘。初回の平均視聴率は個人3.8%、世帯6.5%だった。
 今や日テレが誇る人気シリーズとなった『○○占拠』だが、今作も謎の武装集団のキャストに注目が集まり、ネット上で予想合戦が過熱。
 一方、一部メディアは櫻井サイドが「アクションシーンが得意ではない」と難色を示していることから「これ以上のシリーズ化は厳しい」と報じており、同シリーズの一部ファンを心配させているようだ。
 嵐メンバー主演作が上位に複数ランクインしたことについて、前出の北村氏は次のように話す。
「ここまで来たら、櫻井さん主演の『放送局占拠』が3位に来てほしかったところではありますが、ほかに良作が多いので仕方のないところかな、と思います。嵐はアーティストとしても俳優集団としても深いファンが多く、その人気の証拠を表しているランキングと言えるのではないでしょうか。
 長く彼らを応援しているファンにとっては、たとえ彼らがグループとしての活動を終えるとしても、俳優としての活躍をまだまだ見せてくれると約束してくれるような結果でもあり、ある意味『表現者』としてこれほど信頼できるケースもなかなかないのではないか、と感じます」
 このまま『19番目のカルテ』の独走状態となるのだろうか。今後の推移に注目したい。
2025年GP帯夏ドラマ“初回”個人視聴率トップ10
1位『19番目のカルテ』(TBS系)個人7.0%、世帯11.4%
2位『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』(テレビ朝日系)個人5.3%、世帯9.7%
3位『しあわせな結婚』(テレビ朝日系)個人4.5%、世帯8.5%
4位『明日はもっと、いい日になる』(フジテレビ系)個人4.1%、世帯7.1%
5位『放送局占拠』(日本テレビ系)個人3.8%、世帯6.5%
6位『誘拐の日』(テレビ朝日系)個人3.7%、世帯6.6%
7位『初恋DOGs』(TBS系)個人3.3%、世帯5.8%
8位『能面検事』(テレビ東京系)個人3.2%、世帯6.1%
同率8位『DOPE 麻薬取締部特捜課』(TBS系)個人3.2%、世帯6.0%
同率8位『ちはやふる-めぐり-』(日本テレビ系)個人3.2%、世帯5.2%
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