「中止ではなかったのか」SixTONES、FC限定カレンダー発売に出版社“恨み節”

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 突如、発表されたSixTONESの“ファンクラブ限定カレンダー”の発売をめぐって、これまで旧ジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.)公認のグループ別カレンダーを手掛けてきた各出版社から“悲鳴”が上がっているという。この発表自体、多くの出版関係者は寝耳に水で、「恨み節まで聞こえてくる状況」(スポーツ紙記者)のようだが……。
 毎年3月にグループ別カレンダーを発売してきた旧ジャニーズ。同社はその出版権を交渉材料とし、週刊誌を擁する出版社に、所属タレントのネガティブな記事を封じるよう働きかけてきた過去がある。そのため旧ジャニーズのカレンダーは「“メディア癒着の温床”などと業界内外で物議を醸してきた」(出版関係者)という。
「ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題を受け、同社は11月になって、公式サイトで『来年度の公式カレンダーは発売しないことになりました』と発表。その少し前、各出版社には『一律中止』を通達していたそうです。それまでは多くの社が制作に前向きで、中には複数グループのカレンダーを担当したいと立候補したところまであったといいます」(同)
 来年度版の中止が正式決定して以降も、各出版社の担当者は「再来年度版こそは!」と意気込んでいたというが、そんなところに、SixTONESがファンクラブ会員限定でカレンダーを発売するという告知がなされた。
「各出版社の担当者からすれば、冷水を浴びせられるような発表だったといえるでしょう。一部週刊誌では、カレンダー利権を維持するべく、一時はジャニー氏の性加害問題を“一切取り上げない”という編集方針を取るなど、同社にかなり忖度していましたから……。その忖度自体が、社会的には“悪しき慣習”だったわけですが、『一律中止ではなかったのか』『納得いかない』と訴える担当者は少なくありません」(同)
旧ジャニーズカレンダー、再来年度版以降も「自主制作」?
 もしSixTONESだけでなく、King&PrinceやSnow Manら人気グループもこれに続いたり、再来年度版以降も出版社を通さずにカレンダーを自社で制作する形を取るのであれば、「旧ジャニーズは出版社との利権構造そのものを、解消していくつもりなのだろう」(別の出版関係者)という。
 この方針転換は、旧ジャニーズで副社長を務めた白波瀬傑氏が退任したことが大きな要因ではといわれている。
「というのも、カレンダー制作はこれまでずっと白波瀬氏が主導してきたからです。彼が会社を去った今、旧ジャニーズサイドは、この悪しき慣習を断ち切りたいと本腰を入れたのかもしれません。ジャニー氏の性加害問題をめぐっては、同社とメディアの癒着構造にも厳しい批判が飛んでいますし、その象徴の一つであったカレンダーに関しても、見直されるタイミングが来た……ということでは」(同)
 旧ジャニーズがより健全化されたともいえるが、もし再来年度以降もカレンダーが自主制作されるのだとすれば、出版社としては大打撃なのは間違いない。ならばとばかりに、各週刊誌から同社のネガティブ記事が大量に世に放たれることも予想されるだけに、今後も各出版社が発信する情報の動向に注視していきたい。
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