“ジャニーズのエンタメ”が詰まってる? 少年忍者の『ガルアワ』パフォーマンス動画に絶賛の嵐

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 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Aぇ! group(火曜)、少年忍者(水曜)、Lil かんさい(木曜)、7 MEN 侍(金曜)、美 少年(土曜)、HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、9月28日~10月4日公開の動画を注目度順にチェックします!
Lil かんさい・西村拓哉、スカイダイビングは「何かあったほうがバズる」!?

 9月28日にアップされたのは「Lil かんさい【西村空を飛ぶ!!】スカイダイビングで絶叫~」(再生回数は10月6日時点で10万台)。タイトル通り、Lil かんさいメンバー・西村拓哉がスカイダイビングに挑戦する様子を収めた1本だ。
 事の発端は、福岡県の飲食店で行われたロケ「【博多屋台で食べたいものを当てましょう!】タンバーグは絶品!?」(8月24日公開)。ゲームに負けたため、本当は食べられないはずのラーメンを、西村たちが撮影の合間に味わっていたというルール違反が発覚したのだ。
 前週の動画内で、“容疑者”の西村と當間琉巧、同様の疑惑をかけられた嶋崎斗亜が3番勝負で対決した結果、西村の罰ゲーム施行が決定。安全講習を受けた上で、いよいよ出発となった。
 搭乗を前に、浮かない表情を見せる西村。しかし、「これが何万再生されるのか。まあ、何かあったほうがバズるしな!」と、こんな状況でも再生回数や視聴者の反応を気にしていた(偉い)。すかさず、嶋崎が「いやいやいや、そのバズり方やめて。怖いから」とツッコむと、西村は「素敵な画、撮って帰ってきます!」と、前向きに宣言。
 そして、運命の瞬間が近づいたところ、スタッフが「最後に言っておきたいことあります?」と質問。西村はこの期に及んで、「ラーメン食べてない!」と、最後まで“無実”をアピール。カメラに笑顔で手を振るファンサービスも忘れておらず、アイドルとしてのプロ意識を感じる場面だった。
7 MEN 侍、“夏の音”をテーマに人狼ゲーム

 9月29日公開の動画は「7 MEN 侍【夏の音人狼】一人だけ違う音を聴いているのは誰だ!?」。今回の企画は、人狼ゲームをベースにした「夏の音人狼」。全員がヘッドホンをつけて“夏の音”を聞き、ほかの5人と異なる音を聞いている人狼は誰か、残る市民が当てるというゲームを行っている。
 1回戦は、蚊(人狼)とセミ(市民)の鳴き声。中村嶺亜が「儚いな……」とつぶやくと、本高克樹や佐々木大光が同調。一方、菅田琳寧は「『儚い』って何だろうって思って……」と中村の感想に疑問を抱き、自身の印象は「うるさい」だと述べた。こうした各々の発言を参考に、市民は人狼を炙り出し、人狼は市民にうまく紛れなければならない。テーマが「夏」と絞られているだけに、人狼は市民のコメントを聞いてお題を想像し、話を合わせることも可能だ。
 動画では、一同の役職が伏せられているため、視聴者も一緒に結果を予想しながら、楽しめるだろう。ちなみに、グループの“不憫キャラ”といわれる矢花黎が、全員に疑われる一幕もあった。
 人狼ゲームは比較的にYouTubeでウケが良い企画だが、再生回数は10月10日時点で8.9万台と、さほど伸びていないようだ。


 9月30日に上がったのは「美 少年【SECRET GUEST LIVE 】マイナビ TGC 2023 A/W」(再生回数は10月10日時点で20万台)。美 少年は、同2日に埼玉県・さいたまスーパーアリーナで行われたファッションイベント『第37回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 AUTUMN/WINTER』に、シークレットゲストとして出演。今回はそのステージから、「Boom SHAKALAKA」「Troublemaker」(嵐、2010年)「奇跡が起きるとき」のパフォーマンスの模様を公開している。
 この日、彼らは白を基調とし、光沢・キラキラ感のある衣装で登場。“王子様風”の気品あふれる出で立ちで、激しい曲調のオリジナル曲「Boom SHAKALAKA」を披露する姿が新鮮に映った。黒髪やヘアセット・メイクが絶妙なのか、個人的には金指一世の顔面の美しさが際立っていると感じ、ついつい目で追ってしまった。ダンスで魅せる曲、多くのお客さんも知っているであろう先輩の曲、最後はバラードで締めるという、セットリストのバランスもバッチリだ。
 動画のコメント欄では「歌声、ダンス、選曲も全てが最高! ステージでキラキラ輝いている美 少年が本当に大好き!」「ダンスだけじゃなくて歌もうまいね」といった称賛の声のほか、「嵐ファンだけど、美 少年カッコいいね。全員、歌も踊りも良いなと思った」「美 少年が嵐の曲を歌ってくれてうれしい」「美 少年、嵐の歌との相性が良すぎる」と、嵐ファンも食いついていた。
HiHi Jetsの富士登山チャレンジ、序盤は元気いっぱい

 10月1日に更新されたのは「HiHi Jets【本当に登ります 富士山~第3話】条件は最悪だけど…山頂目指すぜ!」(再生回数は10日時点で23万台)。富士登山企画の3回目で、ようやく五合目からスタートを切ることとなった。
 山岳ガイド・阿波徹さんと共に歩き出した一同。徐々に山道は険しくなっていくが、随所で阿波さんに体の動かし方や呼吸法などのアドバイスを受けつつ前進していった。そんな中、Aぇ! groupのオリジナル曲「Firebird」を口ずさんだり、「声出していこう!」(猪狩蒼弥)と盛り上げるなど、過酷なチャレンジの中でも明るさを絶やさないHiHi Jets。ほかの登山客とも交流を図り、富士山の雰囲気を楽しむ姿が印象的だった。
 今回の動画は18分以上あるが、淡々と山登りをしている映像ではなく、編集もポップに仕上げているため、飽きずに見ることができるだろう。果たして、今後はどんな展開が待ち受けているのか?


 10月3日の動画は「「Aぇ! group【マグロ解体ショー 食べ尽くし 】なぜか小島誕生日記念なんです」(再生回数は10日時点で30万台)。今回、Aぇ! groupは和歌山県・とれとれ市場を訪れた。
 なお、撮影日は6月25日で、小島健の24歳の誕生日。3カ月以上前とあって、筆者は随分と撮り溜めしていたんだな……と驚いたのだが、動画の概要欄には「そして撮影日は6月25日!(結構前ですみません)」と、お詫びの一言も。
 そんな今動画、誕生日の小島をケーキなどでお祝いするかと思いきや……。メンバーの前で巨大メバチマグロ一尾の解体ショーが行われ、「小島がマグロを食べ尽くす」というまさかの“激シブ”企画。主役の小島がマグロを5つの部位から選び、ほかの5人は予想が当たれば一緒に食べられるというルールで、解体の際は小島も慣れない手付きでお手伝いし、お店のスタッフさんから各部位の解説を受けた。
一方、普段から奇想天外なボケを繰り出す小島だけに、クイズは一筋縄ではいかず。2回戦目で「一番数少ないのはどれなんですか?」と質問したところ、スタッフさんは「ほほ肉か脳天」と返答。小島自身は脳天、ほほ肉、カマを食べたことがないそうで、この情報を知った福本大晴は「ちょっと待って、もうムズい! 考えれば考えるほどわからん」と困惑していた。すると、ご褒美が確実にもらえる小島は「バカ正直じゃ勝てね~ぜ~」と発言。その後、小島が選んだのはメンバーが選ばなかった他の部位で、5人を振り回していたのだった。
少年忍者のパフォーマンス、「最高のエンタメ」「ジャニーズってスゴい」と大好評

 10月4日アップの動画は、「少年忍者【SECRET LIVE】GirlsAward 2023 AUTUMN/WINTER」(再生回数は10日時点で24万台)。少年忍者は、9月30日に千葉・幕張メッセで行われたファッション&音楽イベント『Rakuten GirlsAward 2023 AUTUMN/WINTER』(以下、『ガルアワ』)に、シークレットアーティストとして出演。今回は「Beat Line」(Hey!Say!JUMP、11年)をはじめ、過去に上演された舞台『JOHNNYS' ISLAND』で披露された楽曲「The Shining Star」と、SMAPの「Joy!!」(13年)のパフォーマンスを公開している。
 なお、織山尚大は東京・帝国劇場の9月公演『DREAM BOYS』に出演予定だったが、「体調不良により稽古期間が十分に確保出来ない」(帝国劇場の発表)との理由で全日程休演。しかし、30日の『ガルアワ』には姿を現し、21人全員で歌い踊っている。特に織山がメンバーに持ち上げられる場面では、一際大きな歓声が響いていた(55秒頃)。
 そんな少年忍者の特徴は、何といってもJr.最多の大所帯グループであること。例えば、1分20秒頃からのフォーメーションダンスは、大人数ならではの魅せ方、演出だと感じた。アクロバットなどを惜しみなく盛り込んだ雑技団(中国のサーカス)のような目まぐるしさは、まさに“ジャニーズのエンターテインメント”の魅力が詰まっている。
 2曲目の「The Shining Star」は横一列に並んだ時のダンスが美しく、メンバーが懸命に練習を積んだであろうことが伝わってくる。背格好の違う彼らがこうしてキレイに振りをそろえられるのは、各々の努力の賜物だろう。
 なお、現在ジャニーズ事務所は、創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題で窮地に立たされている。同社は今年10月17日付で「SMILE-UP.」に名称を変更し、それとは別に新たなエージェント会社を設立すると発表済みだ。今回のステージの段階で、これらの情報は公になっていなかったが、すでに「ジャニーズ」という単語の使用は控えていたのだろう。3曲目の「Joy!!」に差し掛かったところで、リーダーの川崎皇輝は「事務所最大の21組」「Jr.」と発言しており、「ジャニーズ」の呼称は使わなかった。
 ちなみに、「Joy!!」はほかのJr.やダンサーらも合流し、SMAP版を踏襲したのか、よりサーカス感が増している。曲の途中で特技披露コーナーも設けるなど、“ジャニーズあるある”が随所にみられた。もちろん、長年にわたるジャニー氏の蛮行は許されるべきものではないが、事務所やタレントが創り出してきたエンターテイメントが、多くの人々を幸せにしてきたことも事実。筆者は今回の少年忍者のパフォーマンスを見て、「Joy!!」の歌詞にある「忘れかけてた 魔法」(ジャニーズを見てドキドキワクワクする気持ち)を思い出させてもらった気分になった。
 コメント欄は「ジャニーズである少年忍者にしかできないパフォーマンス。良いステージをありがとう」「これぞジャニーズ! 最高のエンタメを見させてくれてありがとう」「やっぱりジャニーズってスゴい」「21人もいるから大迫力でカッコいい」「セルフプロデュースがスゴくて、唯一無二のグループだと思う」と絶賛の嵐となっていた。
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