指原莉乃『ゼロイチ』早期打ち切りのワケ、『アンビリ』は賞味期限切れ――2023年10月改編を考察

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――『ブランチ』に勝つのは容易ではない?
指原莉乃『ゼロイチ』はなぜ終了する? 関係者が語る『ブランチ』に勝てなかった理由
 10月は改編の季節。視聴率低迷にあえぐ番組の関係者は、いつ打ち切りの目に遭うか恐怖におびえていることだろう。むろんすでに新しいタイムテーブルが各局発表されている。まずは枠移動する番組だ。
「木曜よる8時にフジテレビで放送されてきた『奇跡体験!アンビリバボー』は、10月から水曜よる8時に枠移動します。裏には人気番組の『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』(日本テレビ系)『くりぃむクイズ ミラクル9』(テレビ朝日系)が控える激戦区。『笑コラ』の個人平均視聴率が5%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、『ミラクル9』は4%台。それに対して『アンビリ』はこれまで2%台ですから、今後も苦戦することは目に見えています。スタートから26年。フジテレビのゴールデンプライムタイムで最も長く放送され続けているバラエティ番組ですが、もう賞味期限は過ぎてしまっているでしょう」(儀容会関係者)
 一方、リニューアルによって生き残りを図ろうとする番組もあるよう。今年4月から始まった『隣のブラボー様 ごほうび☆覗き見バラエティ』(テレビ朝日系)だ。
「9月9日からは『1泊(わんぱく)家族』と名を変えてリスタート。『日本全国の驚きの暮らしをする家庭の元でスタッフが1泊し、わんぱくな人生を歩む家族から楽しく生きる術を学ぶ密着ドキュメントバラエティ』と謳っています。『隣のブラボー様』は、『自分の人生を少しでも楽しくするために“ブラボー”に生きる人々の生活をのぞき見する“ごほうびのぞき見バラエティ”』というコンセプトでした。“ディレクターが泊まる”というのを売りにしていましたが、なぜかタレントが泊まる放送回もあり、方向性がブレていた印象です」(同)
 なお、『隣のブラボー様』はもともと『ノブナカなんなん?〜アノ人なんなん?人生のぞき見ドキュメント〜』として始まったプログラムであり、リニューアルは2度目ということになるが、「マイナーチェンジを繰り返していった先に、新機軸が見つかるといいのですが、半年後どうなっているのか……」(同)。
指原莉乃『ゼロイチ』は2年半で終了
 そして、残念ながら打ち切られるのが、指原莉乃がMCを務める情報番組『ゼロイチ』(日本テレビ系)だ。
「『王様のブランチ』(TBS系)の裏で始まった『ゼロイチ』ですが、2年半という短い期間で終了。映画や書籍、グルメなど王道のエンタメ情報番組である『ブランチ』の向こうを張り、豪邸訪問や美容法、不用品査定と、雑多な企画を乱発しており、どこをターゲットにしているのかよくわからないまま終わってしまいました。何か1つでもヒット企画があれば突破口になると思っていたのでしょうが、今や企画単体で番組がブレークするような時代ではなくなっています」(同)
 
 『ゼロイチ』の後枠として、10月からはマツコ・デラックスを擁した番組などがスタートするという。企画、構成、演者とスタッフのチームワーク、いずれも安定感のある『ブランチ』に打ち勝つのは容易ではないだろうが、果たして、日テレはどのような番組で対抗してくるのだろうか。
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