絶対に散らからないリビング収納はコレ! 片付けのプロが教える「壁面収納」のやり方

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連載企画『「汚部屋」ビフォーアフター』新シーズンがスタート! 第7回目の片付けモニターの応募に当選したのは、東京都中野区・3LDKのマンションに家族と暮らすDさん(40歳)です。
 写真はDさん宅のリビングです。毎日の忙しさが伝わってきますよね。今回は、テーブル周りにモノを置かないための「壁面収納」を紹介します。大きな収納家具を購入するので初期費用がかかりますが、「スッキリが続く」という大きなメリットがありますよ!
 「壁面収納」とは、天井から床までの空間を無駄なく使う収納のことです。生活用品のストックや雑貨を収納するのにとても便利。置き家具の「チェスト」や「オープンラック」を増やすより、「散らからない暮らし」が約束できます。
 まずは、Dさんの「リビングの悩み」を聞き取ります。
【リビング収納の悩み1】「毎日使う道具」の散らかりをなくしたい
 毎日のように使う道具は「使う場所で収納する」ことができれば、出しっぱなしがなくなります。Dさんの場合、アイロン掛け、学校のプリント、スキンケアグッズ、仕事バッグなどが出しっぱなしのまま、食卓テーブル周辺に集中していました。
【リビング収納の悩み2】テーブルの上にモノを置きたくない
 食卓テーブルの上が散らかっていると、食事のたびに片付けなくてはなりません。これって、イライラしますよね。

 2つのお悩みのほかにも、「モノをすべてしまいたい」「埃掃除から解放されたい」と話すDさん。片付けの目的がまとまったところで、食卓テーブル奥の壁面(W242×D43×H193cm)すべてを収納棚で埋め尽くすよう提案しました。まずは寸法を測り、壁の奥行き43cmの凹部分に家具が入る想定をマスキングテープで作り、暮らしのイメージを立ててもらいます。
【リビング壁面収納家具の取り付け方2】希望を整理し商品を選ぶ
 「壁面収納」といっても、収納したいモノや暮らしの仕方で選び方が変わります。例えば、引っ越しが多くても安心の「突っ張り棚タイプ」、コスパが良い「スチールラック」、飾りを楽しめる「木製オープンラック」など種類やデザインもいろいろ。まずは、「自分の希望を整理すること」が大切。
 Dさんの希望から、6つの条件をまとめました。
(1)壁と同じ「色」を選ぶ
大きな家具を設置することになるので、部屋の圧迫感をなくすために壁の色に合わせた色を選びます。
(2)扉付きタイプ
掃除が面倒なら、「扉付き」を選びましょう。オシャレより、手入れの簡単さを優先させて!
(3)お手入れしやすい「鏡面仕上げ」の扉
鏡面仕上げは、表面に艶があるツルツルした手触り。天然木やマット調のシート加工に比べて、オシャレ感は落ちるものの「手入れ」が簡単です。
(4)上段と下段が分かれている
扉が上段と下段の2つに分かれているほうが、モノの出し入れと扉を開ける力が楽になります。
(5)奥行きは、35〜42cm未満
奥行きが深すぎるとモノが埋もれるだけ。部屋の圧迫感も抑えるため、浅めがおすすめです。また、壁や梁のサイズに合わせるのも大事。
(6)組み立て設置サービスがある
扉付きの家具を自分で組み立てると、扉の開閉がズレたり問題が起きがちです。値段やブランド力より、サービスを重視しましょう。
 上記の希望を考慮しDさんが選んだのは、ニトリ「キャビネット(ポルテ 80DD WH)」5万円(税込)です。決め手は希望条件に近いことと、【配送員設置】【不要家具の引取サービス】があること。そのため、不用品の搬出も1日で一気に済みました。
【リビング壁面収納家具の取り付け方3】内装の汚れ対策に「養生パネル」を敷く
 ニトリ「キャビネット(ポルテ 80DD WH)」の扉は、汚れにくい「エナメルUV塗装(鏡面仕上げ)」ですが、内装は汚れやすい化粧板です。壁の色に合わせた白を選んだので、収納前にケアをする必要があります。写真のように、「養生パネル」をあらかじめ敷いておくと安心です。
100均よりおすすめ、ホームセンターの「養生パネル」
 ホームセンターの「養生パネル(プラスチック段ボール)」を用意しました。ベッドやたたみ一畳ほどの大きさ(910×1820×2.5mm)なので、棚板のサイズにカットできます。また、100均の汚れシート類に比べてズレ落ちる面倒もなく、コスパも安く済みますよ。

 扉や取っ手など、壁に当たったときの衝撃を和らげるために「クッションゴム」を付けます。扉の開閉音が目立つので、内側にも貼りました。
【リビング壁面収納家具の取り付け方5】地震による「家具の転倒」を防ぐ
 地震による、キャビネットの転倒・落下が心配ですよね。Dさん宅の場合、窓際の「柱(梁)」があるので、窓横のキャビネットの転倒が防げます。ほか、2点のキャビネットも連結してるので大丈夫とのこと。転倒・落下については「壁面収納」を購入する際に、店舗に確認することをおすすめします。
 無事に設置が終わったので、改めて外側全体のBefore・Afterを確認してみましょう!
壁面収納でスッキリ! Before・After
 壁の色と同じにしたことで、圧迫感も感じずスッキリして見えますよね。小さな雑貨やバッグをついつい置いてしまう家具もないので、ずっとキレイが続く仕組みです。
 次回は、サッと仕舞える「棚内の収納」を紹介します!
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