篠田麻里子の騒動に、タレントが触れないワケ――背景に「女性向け風俗」の情報流出か

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 本当は言いたいのに、言えないネタを持ってる芸能記者さん、集まれ! ジャニーズニュースの摩訶不思議なお話からウソか真かわからないお話まで、記者さんたちを酔わせていろいろ暴露させちゃった☆
A……スポーツ紙記者 アイドルから演歌歌手まで、芸能一筋20年超の芸能記者
B……週刊誌デスク 日中はラジオでタレントの発言をチェック、夜は繁華街に繰り出し情報収集を行う事情通
C……WEBサイト記者 通常ニュースから怪しいBBSまで日参、膨大な資料を作り続けるオタク記者
▼前編はこちら

篠田麻里子の“勝利宣言”とは?
A 昨年末、SNSに夫婦げんかの修羅場音声が流出した元AKB48・篠田麻里子が、3月下旬に離婚を発表して、大きな話題になりました。
C 急転直下だったんでしょうね。メディアはずっと「今後泥沼の離婚裁判に発展する……」と煽り続けていたため、肩透かしでしたが(笑)。
A メディアで芸能人がこの件にほとんど触れないのが興味深いです。裏で何が起こったのか予想もつかないからでしょうか。
B 元夫サイドが夫婦げんかの音声を流出させたわけだけど、同時に、夫婦の問題にはまったく関係ない某女性タレントが風俗利用をほのめかしているLINEスクショまで世に出しちゃって。そんな傍若無人な元夫の存在が、タレントに「この話題に触れちゃいけない」と思わせてるんじゃない?
C そもそも発端は、「女性セブン」(小学館)が、篠田の浮気疑惑によって夫と娘が家を出たと報じたことでした。
A それで年末に、いずれも元夫側の主張が「週刊新潮」(新潮社)、ニュースサイト「文春オンライン」でも報じられ、同時にTwitterのインフルエンサーによって、夫婦げんかの音声が大拡散されたという流れ。元夫サイドは、手際よくメディアやインフルエンサーに情報を渡して、自分たちが有利になるように報じてもらったわけだけど、芸能人である篠田より一般人の元夫のほうが、世論操作において“達者”なイメージでした。
B ここまで大騒動に発展したのは、篠田本人がコメントを出すのに時間がかかったことも影響してる。いま考えれば、娘の監護権が取れるまではおとなしくしておきたかったんだろうけど、音声流出後、最初の別居報道から4カ月もたって、ようやく「不倫の事実はない」と明言したわけでしょ? もう少し早くコメントしていれば、状況は変わっていたかもしれない。
C しかし年明け直後、「週刊女性」(主婦と生活社)がメディアとして初めて篠田側に立ち、夫が関係者を通じて彼女に送りつけていたという「8000万円脅迫メール」の存在をスクープ。これで元夫は白旗を上げて、一気に離婚成立。裁判発展もなくなったということです。
A あれだけ情報漏えいさせまくっていたのに、元夫は「この度の件について、麻里子の言葉を信じることにしました」とコメント。篠田の不倫は“なかったっぽい”ということで決着したわけですが、そこに至るまで、夫婦間でどんなやりとりが行われていたのかまったくわからないだけに、ある意味“ホラー”です。
C 篠田側に、お金で丸め込まれたっていうことでしょうね。
B でも、発表では「夫婦間の問題が無事に解決しました」ってなってたじゃない? 芸能人が、ひと騒動あった後に“円満”離婚を発表すると、ネット上で「どこが円満だ!」って叩かれるけど、芸能事務所からすると“円満”の本意はちょっと違うらしくて。いろいろトラブルはあったけど「双方納得の上で、かつ金銭が発生しない形」を指すんだそう。お金で解決した場合、世に出るとそれこそ「全然円満じゃなかった!」って言われちゃうから。
C なるほど。つまり「無事に解決」という発表自体が、篠田の“勝利宣言”だったと(笑)。
A 親権の行方も未公表ですが、これは慰謝料なども含めて「口外しない」という契約を、元夫と結んでいるのでしょう。
C いや、親権はどう見ても篠田が持ってる。だって長女と一緒に暮らしているようだし、インスタグラムのストーリーズには日々、子どものお弁当がアップされています。
B なんならファンの「親権取れたんですね!」みたいなコメントに「いいね」を返していた。
C もう「親権を取得しました」と言ってるも同然ですが、それならギリギリ契約違反にならないか(笑)。


B 篠田の一件に関していうと、我々週刊誌の人間からすると、真の勝者は篠田っていうよりも、「週刊女性」なんだよ。
C 脅迫メールの存在以外にも、元夫のモラハラの実態や経歴詐称、しまいには“不倫疑惑”まで報じていました。
B 元夫側に立った週刊誌やインフルエンサーまで、徹底的に批判してたじゃない。何がすごいって、これに「文春」(文藝春秋)も「新潮」も一切反論ナシってところ。
A 自分たちのスクープを否定されたら、普通は反論記事を出すのに、黙ったままですからね。
B ちょっと探ってみたんだけど、元夫側の主張に乗っかって記事を出すこと自体をNGとしている週刊誌編集部がいくつかあった。元夫側は、同時に複数メディアに情報をバラまいて、しかも信ぴょう性に欠ける内容も含まれてるんだから、そりゃそうだよね。
C それでも「篠田麻里子の夫の証言」っていう建前があれば、記事にはできてしまいますよね。「元夫はこう思っている」「こう周囲に話している」という書き方なら、たとえ事実とは違っていても“誤報”ではないと。
B そうそう。だからこそ本来我々としては、そういった証言は本当に正確な情報なのか、より慎重に取材して判断しなければならなくて。各社が「週刊女性」に反論できないのは、そこまでの慎重さに欠けていたからだと思ってるよ。
A その後も篠田を批判してるメディアは、取材をしない夕刊紙やネット媒体だけですからね。
B 熊田曜子もそうだったけど、夫婦間の争点だったはずの「不倫の有無」が置き去りになってしまっていたのが、やっぱり一番の問題。裁判で明らかになるどころか、「やっぱり不倫はしていなかったみたいです」っていうオチじゃ、誤報だって言われてもおかしくないんだから。


C 誤報を出したことのないメディアなんてないですし、まぁ仕方がない面もあるとは思いますが。
B でも、「仕方ない」で終わらせるのではなく、事の重大さをちゃんと理解して、今後の取材にも生かさないと。
A その話で思い出しましたが、「週刊文春」で、熱愛の誤報があったじゃないですか。
C 韓国のガールズグループ「LE SSERAFIM(ル セラフィム)」のキム・チェウォンと元ラッパー男性の熱愛報道ですよね。SNSにアップされていた“合成写真”を、本物の熱愛写真だと思って、そのまま誌面に載せてしまったという。
B この件、事務所サイドから「事実ではない」というコメントはあったけど、「文春」側からは特にリアクションはないよね。関係者が「ヤバいヤバい」って慌てているのは見たけど(笑)。
A でも、このネタを担当した新人記者は、特に反省もなく「記事が全部間違ってるわけじゃないし」と開き直っているそうですよ。
C もともと別のメディアにいて、最近「文春」に移籍した人ですよね。「新人が早々にやらかした」って話は、週刊誌界隈で広まってました。
A でもこの記者としては、事務所から謝罪・訂正を要求されたわけじゃないので「誤報ではない」という認識みたいで。周囲への謝罪も反省もないとかで、これも一部界隈で問題視されているようです。
B ウチの若手記者もそうだよ。間違いを注意したって、絶対に謝らないからね。負けを認めるのは損だって思ってるのかな?
A 僕らの若い頃なんて、なにかやらかしたら普通に物が飛んできましたからね……。
C このまま話してると、「最近の若いもんは」って流れになっちゃいますよ。ここらでやめときましょう(笑)。

(後編につづく)
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