玉川徹氏、『モーニングショー』半年で復帰に賛否――「降板は絶対ない」テレ朝の社風とは?

9 view
 テレビ朝日報道局員・玉川徹氏が4月3日、同局情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』のレギュラーコメンテーターに本格復帰。昨秋放送の同番組で、事実と異なる発言をしたことにより謹慎処分を受け、その後、コメンテーターとしてのレギュラー出演は休止状態だった玉川氏だが、マスコミ界隈からは「半年での早期復帰は予想通り」(スポーツ紙記者)と言われているようだ。
 玉川氏は昨年9月28日の放送内で、その前日に挙行された安倍晋三元総理(同7月に死去)の国葬における菅義偉前総理の弔辞が絶賛された件について、「電通が入ってますからね」と、大手広告代理店・電通が関与しているかのように断言。これがネット上で物議を醸していた中、玉川氏は翌日の番組内で「電通はまったく関わっていないということがわかりました」と事実誤認を認め、謝罪したが、バッシングは収まらなかった。
「視聴者だけでなく、政界からも問題視する声が続出。その結果、テレ朝は同10月4日付で玉川氏に出勤停止10日間の懲戒処分を下し、翌日には『モーニングショー』内でMC・羽鳥慎一アナウンサーが経緯を説明して謝罪。玉川氏も謹慎明け、同19日に番組であらためて謝罪し、以降はコメンテーターの肩書はそのままに、現場取材したことをスタジオでリポートする形で不定期出演していました」(同)
 以前から、過激発言や誤情報発信などでたびたび“炎上”していた玉川氏。一方、そういった強気な姿勢を支持する視聴者にとっては、同氏がおとなしくなった番組は「物足りない」と感じられるように。
「そんな玉川氏が今月3日、新年度一発目の『モーニングショー』でコメンテーターに復帰。番組冒頭で『この半年間、原点に立ち返り取材を続けてまいりました』『怯まず、怠らず、努めてまいりたいと思います』などとあいさつして頭を下げ、羽鳥アナは『久しぶり』とうれしそうにしていました」(同)
 この放送を見ていたネットユーザーからは、「玉川さんおかえりなさい!」「待ってました!」「羽鳥さんも楽しそうでよかった」といった好意的な声が寄せられた一方、「玉川さんもういらないでしょ」「この人苦手」「偉そうにしゃべるところが嫌」などと相変わらずネガティブな反応が集まっていた。
「玉川氏の復帰はネット上で賛否分かれているようですが、マスコミ関係者の間では謹慎当初から『このまま降板は絶対ない』とささやかれていました。というのも、各局の中でもテレ朝は特に、『社員の不祥事に寛容』と言われており、それが社風のようになっているからです。例えば、2015年入社で、その年に『グッド!モーニング』のサブMCに抜てきされた田中萌アナは、16年12月に先輩アナとの不倫疑惑を報じられて番組を降板したものの、17年4月には深夜番組ながらレギュラーとしてしれっと復帰していました」(同)
 こうした例を踏まえると、『モーニングショー』の“ヒットコンテンツ”的存在だった玉川氏となれば、「テレ朝が復帰させないわけがない」(同)と指摘されていたことも頷ける。
「ただ、玉川氏は“歯に衣着せぬ発言”が良くも悪くも注目されていたわけで、それが鳴りを潜めてしまったら、わざわざ復帰させた意味がありません。本人的にもどこまでがセーフなのか、判断が難しいところでしょうし、ここからが本当の勝負となりそうです」(同)
 復帰に納得がいかない視聴者からの理解を得つつ、ファンの期待にも応える――玉川氏がそれを両立できるのか、注目したい。
サイゾーウーマンのニュース一覧

コメント(0件)

    この記事にはまだコメントがありません。

コメントする

少しでも気になったらコメントお願いします!!

(全角32文字・半角64文字以内)

サイゾーウーマンのニュース