愛媛の秘境で作られる「みかんの花はちみつ」とは? 調味料のプロが簡単ハチミツレシピ伝授!

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――地元で愛され続ける、家庭料理の味。北海道から沖縄までそれぞれの地域でロングセラーを誇るローカルな商品を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエ・MICHIKOさんが紹介していきます。
愛媛の味:「みかんの花はちみつ」
 今回は、愛媛の秘境といわれる佐田岬半島にて、採蜜される完熟屋「みかんの花はちみつ」です。
 佐田岬半島は、川に天然うなぎが遡上するほど美しい自然が息づいています。植林等もほとんどされていないため、さまざまな花にあふれ、季節ごとにいろいろな味わいの蜂蜜が採れます。
 佐田岬半島は、明治時代から100年に渡り、傾斜地に柑橘類を栽培してきました。柑橘の木の横には巣箱が置いてあり、遠くから養蜂家が来てハチミツを採取していたとか。
 完熟屋は昔食べたハチミツの味が忘れられず、養蜂家から技術を修得。それから12年、採蜜量も安定してきました。
 最近はミツバチが少なくなり、農産物にも影響を与えていますが、農薬にも弱いので柑橘類の自然栽培にも取り組んでいます。また、ダニに寄生されると巣のコロニーが全滅してしまったりするので、免疫力を大切にし、抗生物質に頼らない養蜂を実践。病気に強いとか、採蜜に長けているといったミツバチを交配させて、よい血統を大事に育てています。
 もちろん、佐田岬で採蜜した搾った“そのままの蜂蜜”で、混ぜ物や栄養が壊れるような加熱をしていないので、花の香りがして、後味が良い「みかんの花はちみつ」。自然の味わいを楽しんでください。
【みかんの花はちみつ】活用レシピ:アジアンハニーサラダごはん
 「みかんの花はちみつ」を使って手軽にカフェランチ!



材 料 (2人分)



サラダチキン(プレーン)
110g


ニンジン
4cm


セロリ
8cm


レタス類
適量


雑穀米(温かい)
茶碗2杯


【ドレッシングの材料】



ナンプラー、レモン汁
各大さじ1


みかんの花はちみつ
小さじ1


赤唐辛子(輪切り)
小さじ1/2



 

【作り方】
1)サラダチキンは食べやすい大きさに手でさき、ニンジンは千切り、セロリは薄切り、レタスは太めのせん切りにする。
2)ボウルにドレッシングの材料を入れて、混ぜ合わせる。
3)2)に1)を入れて、全体を和える。
4)器に雑穀米を盛り、3)を添える。
【みかんの花はちみつ】活用レシピ:ツナと豆のディップサラダ



【材料(2~3人分)】



レッドキドニー缶ドライパック
(110g)1缶


ツナの水煮
(60g)1缶


赤玉ねぎ
1/8個


黄パプリカ
1/4個


パセリ
適量


バケット
適量






【ドレッシング】



オリーブ油
大さじ2



大さじ1


みかんの花はちみつ
小さじ1


ニンニク(すりおろし)
小さじ1/4


塩、こしょう
各少々




 レッドキドニーとツナは缶汁を切り、赤玉ねぎとパセリはみじん切り、黄パプリカは5mm角に切る。ボウルにドレッシングの材料と他の材料をすべて加えて混ぜて器に盛る。バケットを添える。
【みかんの花はちみつ】楽しむためのポイントレシピ
 「みかんの花はちみつ」は、そのままの風味と甘みを味わいましょう。オススメは、ブルーチーズやカマンベールチーズなどにかけること。甘味と塩味のコラボ、紅茶やワインなどのお供によく合います。
 ハチミツは砂糖よりやさしい甘みで、白砂糖の1/3の量でほぼ同じ甘さになり、カロリーは砂糖の約60%です。ハチミツは少量でも満足感があり、すぐにエネルギー源として消費されます。ただ、ハチミツは寒くなると結晶しますが、40度程度でゆっくりと時間をかけて湯煎しましょう。電子レンジ使用は破裂する危険があります。
 みかんの花のハーブ名はネロリと言い、アロマテラピーにも使われています。寝る前に紅茶やハーブティに加えれば、みかんの癒やされる香りに、リラックスして心地よい眠りにいざなってくれるでしょう。
 風邪のひき始めや疲れたなと思った時には、ハチミツをぬるめのお湯で溶かしてレモンをひと絞り、「ハチミツレモン」でひと息つきましょう。ほかに、「桜の花はちみつ」や「春の原生林はちみつ」などがあります。
 これ1瓶あれば、あなたも料理上手に♪
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