社会人の76.9%「上司からのパワハラ」経験あり。職場のパワハラ被害談と対処法

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ハラスメントに対する世間の目が厳しくなった昨今でも、「上司にパワハラを受けた」という声は後を絶ちません。

匿名掲示板「anke」には、職場のパワハラ被害に悩む人の声が多数寄せられています。今回はその一部をご紹介します。

◆4人に3人が「上司からパワハラ受けたことある」

ankeでは読者181名を対象に「上司からパワハラを受けたことがありますか?」と質問したところ、76.9%が「パワハラを受けたことがある」と回答しました。

4人中3人がハラスメント被害に遭遇した経験があるなんて、決して他人事とは思えない数字ですよね。職場の人間関係は、絶えず流動的なもの。

今は上司や部下と円満な関係を築いている方でも、ちょっとした出来事をきっかけにハラスメントに遭う可能性もあります。

次の項目では、anke読者が実際に職場で経験した「パワハラ被害談」をご紹介します。

◆パワハラ被害①:仕事をもらえなくなった

まず多かったのが、「仕事を回してもらえなくなった」「仕事を教えてもらえない」という声。

・「仕事を横取りして手持ち無沙汰になるよう仕向けられたり、わざわざ面倒な案件を回されたり」

職場でやることがない時ほど、つらいものはありません。勤務中に手持ち無沙汰になると、「必要とされていない」と認識して、自己肯定感もさがりますよね。

仕事を与えないことは、「過少な要求」と呼ばれる立派なパワハラです。泣き寝入りせず、人事や信頼できる他の上司に相談を。

◆パワハラ被害②:罵倒される

・「ノルマが達成できない時や契約が流れた時に何度も罵倒されたことがあります。営業職は、人間として扱われるのはノルマを大きく上回った時だけ」
・「私は、清掃会社に勤務している時に班長でしたが、クレームを受けると代表して上司に怒られます。しかし、怒られる際に業務のことだけでなく性別や家庭などプライベートまで罵られることが多々あり、退職時に親会社に上司を訴えて道連れにしたことがあります」
・「『お前のせいで職場の雰囲気が暗くなる』と言われた」

同僚や仲間のいる前で「クビだ!」「無能な奴」など、従業員としての地位を脅かす言葉や、暴言を浴びせることもパワハラです。

こうした職場では、パワハラを受けた本人だけでなく、周りも委縮してしまい、職場の雰囲気が悪化してしまいます。


◆パワハラ被害③:いじめや嫌がらせ

・「男の先輩に勝手に財布漁られてカード一枚一枚机に並べられた(産婦人科とかあるのに)」

どのような経緯で財布を漁られたのかは明らかにされていませんが、従業員の机や私物を勝手にのぞいたり、私生活を聞いたりする行為も、個のプライバシーを侵害するパワハラの典型です。

そのほか、

・「テーブルの片付けをしに行っていた間に、仕込んでいた物を全て隠されていた、無視された、駐車場のゴミ取りをしに行っている間に裏口の鍵を閉められた(店舗の入口は従業員は使えない)」(飲食店勤務)

などのエピソードも。いい大人がまるで中学生のような、幼稚ないじめを行うとは……。ここまでくると、呆れてものもいえません。

◆まとめ

身近に潜んでいる、上司からパワハラ被害。査定や評価への影響を懸念して、パワハラを受けても泣き寝入りしている人も多いでしょう。

しかしパワハラが職場に与える影響は深刻です。何がパワハラに当たるのか、自分の言動に問題はないか、などひとりひとりが自覚をもつことが大切ですね。

そして、上司のパワハラに悩んだら、転職もひとつの手。心身の健康を脅かされる前に、環境を変える一歩を踏み出しましょう。

上司からパワハラを受けたことありますか?(anke)
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